新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

南高尾のニリンソウ群落とクマガイソウ(写真付き)

2021-04-19 | ハイキング・登山

今日はお休みを頂いたリハビリ中の友人と南高尾のクマガイソウを見に行こうということで京王線に乗って出かけた。

おしゃべりしていて、特急のつもりがなんと橋本行きの橋本行きの電車で、気づいたら多摩センター。仕方がないので調布まで戻って、特急に乗り換えて高尾山口に。

高尾山口から歩くつもりが、なんだかバス停に人が並んでいる。どこ行きのバスかしら?と思ってみてみたら相模湖行。乗って大垂水まで行って、大洞山の方から西山峠に行って、山下の方に下ることにしてまもなく来たバスに乗り込んだ。遅くなったおかげでバスに乗ることができました。バスの車窓からの新緑が目にまぶしい。

結構大勢が乗り込んでほとんどの人が大垂水で下車。少し歩いた先に陸橋が見えて、横から陸橋の方に行ったが、過半数が、高尾山方面に階段を上っていらした。

大垂水峠の陸橋を渡り、大洞山への山道を登る。大したことはないと思っていたが、網しばらく山に行っていないし、膝を打った後なので、結構足に来る。特に崩落地を迂回して、急な登りと急な下りのあるところは柵ができていたが、しんどく感じた。

軽い上り下りの広葉樹林の中、あれこれ草花を見ながら歩くとコンピラ山のボランティアの方々が整備されたテーブルとベンチにザックかけなどのところに出た。

ヒトリシズカ

コンピラ山

途中の新緑とヤマツツジがきれい。

途中ミミガタテンナンショウのことを私はミミナシテンナンショウと言ってしまったが、確認したらミミガタテンナンンショウが正しく、上から見たら確かに耳がついていた。

ナツトウダイもあった。

大洞山

しばらくアップダウンがあるが基本的には巻き道を通った。

久しぶりの見晴らし台で水のみ休憩。友人から小さなドーナツを頂いてエネルギー補給。それから、大山に何十回も登られたというおじさまと前後しながら、中沢峠を経て、中沢山の分岐に出た。山頂には観音様があると教えて頂いたが、足の具合もあるのでパスして、見晴らし台のところに出た。

春霞で富士山は見えないだろうと思っていたら、真っ白に雪化粧した富士山と、丹沢をはじめとした山々の緑の濃淡のひだが日にあたって美しい。津久井湖も見渡せた。

ベンチの後ろを見ると青いホタルカズラとかオカツナミソウなどが咲いていた。

ホタルカズラ(ここのは、真っ青)

ジュウニヒトエはあちこちに咲いていてきれい。

もう12時半ごろだったので、軽くランチ。おじさまはソーシャルディスタンスで離れたところに座られていた。私は今日はスーパーで買い求めたパンときゅうりとトマトだけ。焼き鳥の缶詰を持ってきたが、残りの処理が面倒なので、開けないで帰宅した。

しばらくして、クマガイソウの場所を知っていらっしゃる方々が出発して、そのおじさまもその方々について行かれて、私たちも片づけて出発。途中で出会った方が、山下に降りれば見られるとおっしゃる。濃い色のスミレが咲いていた。ノジスミレかな?

途中に竜のベンチが作られていた。

しばらく周囲の花などを見ながら、行くと西山峠と小さな標識のある所に出た。

北側にもっと立派な分岐の標識があって、そこにも西山峠と書かれていたが見落としがち。

山下という方向に降りると、どなたかのブログに書かれていたので、そこを北側に下りて行った。まっすぐ進むと草戸山にでて、アップダウンを繰り返して高尾山口の近くに降りることができる。NHKの南高尾のセブンサミッツを見て、それに挑む方々が多いみたいだった。

私たちは、今日の目的はクマガイソウだったので、山下方向に降りて行ったのだが、すぐにニリンソウの大群落が見渡せた。広い谷になった場所がニリンソウに埋め尽くされていた。居合わせた方が、前よりも増えているとおっしゃっていた。私たちは南高尾の縦走も何回かしているのだが、こんな大群落があるとは全く知らなかった。素晴らしいです。

その中にツルカノコソウが並んでいた。

その合間にヤマブキソウの群落も何か所があった。

ここのヤマブキソウはなんといっても花が大きかった。

ニリンソウもイチリンソウと見間違えるほど大きな花もあって、びっくり。葉っぱがやはりニリンソウの葉だった。

たまにイチリンソウも交じっているが葉がもっと細かく避けているのだ。それにムラサキケマンも群落になっていて、白と黄色と紫のコンビネーションも楽しかった。

残念ながら細い登山道が続くだけで、ちょっと休めるようなところはなかったけれど。

夢のような気分で、でも足元には気を付けながら下っていくと、だんだんに花は小さくなり、沢が見えるようになる。一昨日の雨で水量が多いのだろう。なん箇所かの渡渉部もあり、さらに下ると木を荒くつないだ橋もあった。少し傷んでいて、こわごわ渡る。水量の多い川となって、そのわきを歩くが、薄暗い道なのだが、それでもニリンソウはまばらに咲いていた。

くらい道沿いには大きな山ネコノメソウがたくさんあった。

日の当たる明るいところには、ピンクがかったイチリンソウもあり、可愛らしかった。

キケマンもあると、友人が教えてくださった。

舗装道路になると、横のがけに花だいこんとかヤマブキソウとかハルジョオンとか二輪草とかが咲き乱れているところもあり、いつまでも飽きなかった。

草イチゴの花もたくさん見られた。もう少しすると実がなりますね。

外来種のすみれの花も。

道路にぶつかって、さてどっちに行った方がクマガイソウがあるのかなと思った。家に帰って、地図を見たらすぐに分かったのに、その時はスマホ地図を見ても分からなくて、でも下っていく方だと思って歩き出した。うかい鳥山の看板があるが。

車が窓を開けて走ってきたので、お聞きしたら、150メートルくらい先ですと教えてくださった。

それで歩いていくと鳥居が見えたが、その車が戻ってきて、そこだと降りて指さして教えてくださった。ありがとうございます。

鳥居のところを入るとありました。蛇塚とクマガイソウの群落が。多分植えたものらしいけれど、たくさん整然と咲いていた。17日に咲きだしたというブログがあったけれど、満開だった。全部同時くらいに咲くというのも面白いですね。

後から調べたら、自生の物は消滅してしまって、地元の方々が大切に植栽なさったものらしい。昔山梨の方で栽培されている方の家の近くを通って見せて頂いたことがあったが、それ以来初めてだった。花もそうですが、葉の形が独特で、クマガイソウという名前になったとか。

参道らしいところをちょっと登ってみたら、こちらも栽培種なのか八重らしいイチリンソウが混じった群落もあった。

オクノカンスゲかしら?花穂がいくつも連なっていた。

また下の方には、水芭蕉も植えられていて、ほとんど終わっていたが、一つだけまだ花びらが残っていた。

地図にはその神社の名前は出ていない。

そこから国道20号に出たら、少し先の左手に山下のバス停が見えた。私たちは高尾山口方向へ炎天下をてくてく歩いて行った。圏央道のインターのあるあたりは、川が滝のようになっていた。

その先を進むと地下道になっていて、そのまま地下を通って行けた。

かなり疲れてきたところで、高尾山ミュージアムの建物に入るところがあったので、そちらに向かった。横のお宅の鯉のぼり。風がないのが残念。

ミュージアムの写真取り損ないましたが、入場は無料で、気持ちのよいカフェコーナーもあり、高尾山の動植物の展示があった。私はアイスと友人はコーヒーを注文して、お手洗いをお借りしてから帰ったが、外に靴洗い場も設置してあった。夏は涼しいでしょうから、休憩にはもってこいですね。今日は平日なのでゆったりしていましたが、休日だとそうもいかないかもしれません。

裏手から駅寄りに進んだら、お土産屋さんが並ぶところにでて、少しケーブル駅側に進んでいつもの通路から駅に出た。途中の石垣にオカタツナミソウがあった。見晴らし台で撮ったものはピンボケになっていたのでこちらを載せます。

帰りは特急に乗って、熟睡して最寄り駅に出た。早めに帰れてよかったです。

NHKの番組のおかげで、南高尾の縦走コースも人出が多くなっているみたいでした。こちらのコース途中にお手洗いがないのが玉に瑕ですね。

ともかくも気持ちの良い一日を過ごすことができました。

 

 

 

 

 


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