この間からの103万円の壁って、報道を見て意味がやっと分かって来た。基礎控除と給与所得控除を合わせて103万円で、それ以上の所得があると、所得税がかかってくるという話とのこと。それを一昨年はほんの少し上回ってしまったのだが、まだ106万円の壁は上回っていなかったから、国民健康保険料はさほど変わらなかった訳だった。去年は、良いですよとついつい仕事を入れていたら、その106万円の壁を上回ったため、所得税はそれほど増えない割には、住民税が跳ね上がり、国民健康保険料も跳ね上がってしまったのだった。介護保険料はもともと高いし、他の値上がりから見たら、上げ幅は少ないけれど、おかげで健康保険料と介護保険料を天引きされた基礎年金はスズメの涙ほどになってしまったわけ。その他に住民税は口座から引き落とされていて、がっくりだ。
結婚している人は、配偶者特別控除があるから、もともと150万円まで控除されるから、103万円の壁については、気にしなくて良いとも、ファイナンシャルプランナーの人などが記事にしていた。ただ配偶者扶養控除が外れると、配偶者の所得税は上がるし、そのおかげでやっぱり健康保険料とか住民税が上がるだろう。実質は目減りになってしまう。
時々、ご主人を亡くされた方が、遺族年金を頂けると思っていたのに、遺族基礎年金(満額で月68,000円かしら)は18歳未満の子供のいる人だけが受け取れるので高齢の配偶者はまず受け取れないので、遺族厚生年金だけしか受け取れないそうで大変だという話を聞いた。2階建て式になったし、昔に比べたら年金額も少ないわけで、基礎年金分が引かれて、残りの何割かしか受け取れないそうだ。だいぶ前から、厚生年金も、国民年金と同じ基礎年金と、会社の方の厚生年金と2階建てになってしまったから、昔の人のようにはもらえないらしい。親の時代は、まるまる夫の厚生年金の何割かが遺族年金として支払われていたのだが、時代が変わっているのですね。そういう超高齢世代の遺族年金は非課税で税金がかからないから、うらやましく感じていたが、今の団塊の世代の年金額は、昭和の時代とは違って受取額も少なく、配偶者の遺族年金は、基礎年金分を丸丸引かれた残りの一定割合なので、生活保護基準にも満たない方もいらっしゃることがよく分かった。
ご自分の基礎年金が満額支払われても、それまでの生活と比べたらはるかに少なくなるようだ。
専業主婦の基礎年金保険料ってどこが負担するのかなと思ったら、配偶者が加入している年金制度の方で支払われているそうだ。だから配偶者が退職したり、自営業になったり、亡くなったり、または、自身の年収が130万円をこえる場合は、手続きして、自分で国民年金保険料を払わないとならなくなるのですね。手続き忘れると加入期間が少なくなって、満額もらえなくなったりしますね。ややこしい制度です。130万円の壁というのがこの自分で(基礎)年金保険料を払わないとならなくなるということのようですね。
今働いている介護事業所、小規模だから厚生年金はやっていないと思うけれど、どうなんでしょうね。若いヘルパーさんたちが高齢者になった時には、厚生年金の方が楽だろうと思いますが、会社の負担も出てくるし、無理なのかな?
私の時代はまだ国民年金保険料安かったけれど(賃金も物価も今よりは安かった)、今はバカにならない金額のようだ。
今度は条件なしにパート勤務でも厚生年金に全員加入させる方向だとか。遠い将来の年金は増えるだろうけれど、やっぱり負担増は厳しいですね。私もパートを始めた時に、年金保険料を控除するか、しないで全部受け取れるか、時給で100円以下の差だったのに、一円でも多く受け取りたくて厚生年金付を選ばなかった。その後の仕事も全部厚生年金付にしていたら、もう少し今が楽だったのにね。何も考えないお馬鹿さんでした。まあ、今もすべてに何も考えていないわけですが...
多少苦しくても厚生年金とか、国民年金の上乗せとか、私的年金の積み立てとか、やっておかないと、後が苦しいですね。貯金系は物価上昇の時に追いつけないとは言われるので、少額の株式投資や金投資を継続するのも良いかもしれません。株式は乱高下もありますが、我慢して長い目でみると元に戻ることも多いので、慌てて売らない(狼狽売りしない)ことも大切ですね。大恐慌の時は、早く売っておいた方が正解なのかもしれませんが、見極め難しいですね。
NISAを始めたばかりの人がこの間の大下げで慌てて売って損を出しているというニュースがありました。倒産リスクの少ない株なら、長い目で見るとインフレ対応になるのかなと思います。でも、これからどうなるのかは予測できません。
そうそうNISAの積み立て枠って、投資信託だけのようでした。手数料が低い投資信託を対象としているそうだが、大昔投資信託をFPの勉強のために買って大損しました。維持手数料が高かった。今は低いと言っても、どのくらいなののでしょうか?
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