昨日は、友人が足慣らしに行きたいとおっしゃるので軽いハイキング程度ならと、同行した。前日仕事の後で針治療を受けようと思っていたのだが、昼食後居眠りをしてしまって、時間が間に合わなかった。大丈夫かな?
高尾から小仏行きのバスはかなりの列だったが、臨時バスが出て2台に分かれたので、座ることができた。
小仏では子供連れの団体などが、サークルを作って待機していた。もう帰るのかと思ったが、これから出発するらしく、バスには乗らなかった。
彼らが登りだす前にと、準備運動もしないで出発。ところが小仏寺の東京都の特別記念物というカジノキって、まだ見たことがなかったので、境内に入ってみた。石段の途中の左手というがそれらしい木が見えないので、南側に行ってみて、見当たらず、本堂の方に回って、来合わせた方に伺ってやっとわかった。立派な大木だった。
それから車道をのんびり植物観察しながら歩く。
がまずみの実がびっしり。
野ブドウの実、色がきれい。ヤマブドウとは違って、こちらは食べられないそうだ。
洋種ヤマゴボウの花?と実がピンクと赤であでやか。黒くなった実も少し見られたが。
センニンソウの実?
セイタカアワダチソウも朝日を浴びてきれいだった。
アズマヤマアザミ?
景信山の登山口の所には、子供連れの団体が待機中で、狭い登山道に立ち止まっている子供たちもいた。先に行ってくださいと言われたが、これらの団体の前後で歩くのも大変かなと思って、私たちはその先の登山道の方へ移動した。
確か、その先から景信山に向かう登山道があったと記憶していたのだが、地図も持たないで出て、分かれ道を見過ごし、小仏峠の方に行ってしまった。
道は広くて沢沿いの道は変化に富んでいたので、こちらの方が子供たちは喜ぶのでは?などと話しながら、小さな滝や、ツリフネソウの群落などを見ながら登って行った。
岩場に咲くツリフネソウ
秋のキリンソウ
ホウチャクソウの実?チゴユリにしては葉が大きいし、実も大きい。
ヨメナ
小仏峠からの相模湖方面
途中のコウヤボウキの花
小仏峠に出て、そのまま城山に行けば短縮コースで良かったのだが、景信山という頭があって、景信山に向かったが、ぬかるみも多く、滑りやすく、やや荒れた登山道をなんとか、景信山に出た。
相模湖方面(晴れていたら富士山も見えるが)
当初1時間ほどで着くつもりが、2時間ほどかかってしまった。頂上にでたら、先ほど道を譲った子供連れ軍団が食事を始めていたところだった。別のグループらしいが餅つきをしているグループもあった。私たちもテーブルを見つけて持参の軽食を頂いた。
今も鬼滅の刃の聖地として売り込んでいるらしく、新たにスタンプも設置されていた。
その近くの柱に、「水団 300円」とかいう札が貼られていて、水団って水団子?透明のゼリーかしら?などと友人と話していたのだが、店の商品一覧には見当たらす、友人がお店のおじさんに伺ったら、なんと「すいとん」だった。そういえば、写真に小麦粉を練った餅状のものが載っていたのにね。すいとん、と読むとは思いつかなかった...いい年の年齢だというのにね。
それから景信山から北側の野草の多い展望所で、アザミを見たりススキを見たりした。
さて堂所山の方へ行こうか小仏峠に戻って城山から相模湖に行くか、このまま短縮コースで小仏のバス停に戻るか、相談したが、堂所山への道は階段のアップダウンが多そうだったので止めて、友人は当初の相模湖の方が空いているだろうとおっしゃるので、まあ、腰は大丈夫そうだったので、滑りやすくてあまり歓迎しない道だけれども、小仏峠に戻った。
景信山から降りるすぐのところにオヤマボクチが咲いていた。下を向いてしまっていますが。
滑らないよう、かなり慎重に歩く。陣場方向に向かう人や反対側の人も多くて、すれ違いに時間がかかる。このコースは中高年も多いが家族連れも多い。ストックなしでよく転ばないで歩けるな!と感心する。
杉林の中のヤクシソウ群落
やっと小仏峠に戻り、皆が行く階段を登って、城山へ。
確かその辺にイヌショウマが以前咲いていたと思って探したらありました。でも、たった一本だけ。
その少し高尾山寄りに進むと群落もありました。
城山で残っていたお菓子を食べたりしてから、相模湖への道をたどる。黄色い紅葉の楓がきれいだったが花は少ない。
やっぱり滑りやすい道で、おしゃべりしながら歩いていたら、ストック持っていたのに、私は滑って転び左腰を打った。大したことはなかったが、ズボンが泥だらけ。左ひじも打ったが、ケガはなかったので一安心。こんなところで怪我したらたまりませんね。
滑らないようにとその後も慎重に歩く。途中赤い実を見つけて、よく見たら、ツルリンドウだった。栗駒山も城山も同じ時期に咲いていたのが面白かった。(ちょっとぼけていますが、一番下は花のようでした)
ずんずん降りて行って、やっとお茶屋さんの所に降り着いた。いつものおばあさんの手作りの草餅、以前よりも大分値上がりしていて190円だったが、買い求めてその場で頂いた。あんこも草餅も手作りで、本当にヨモギの香り高い草餅だ。
小休止してから弁天橋を目指して、民家の間の道を歩く。フジバカマがきれいに咲いていたが、アサギマダラはいなかった。
畑にはコキアが植えられていて、色鮮やかに紅葉していた。日立海浜公園も見ごろかな?と思った。
毎度見る小さなトイレのところで曲がって、また草木の間の道をたどり、沢を見てから弁天橋の方に向かった。オケラが沢山見られた。上の写真にはカゲロウのような虫が群がっています。
弁天橋が見えて来た。
堰堤からの流れ
川に降りて水の流れを眺めている女性がいたが、上の方にも人がいるから心配なさそう。
弁天橋では釣り人が2人いて、1人の人は、小さなワカサギがかなり釣れていた。相当の高さからの釣りでも釣れるんだとびっくり。
橋を渡った先の階段も懐かしく、登り終えると、養護施設の建物を見て畑の方に向かったが、横の小さなグランドで、簡単な野球ゲームをしている施設の方々がいらっしゃった。
畑の赤い実は激辛の唐辛子とか。盗んで辛さでどうかなっても責任取れないと書かれていた。ニンニクの芽を植えると生えますよと書かれた無人の売店もあったが、匂いが気になって購入しなかった。
それから車道をひたすら歩き、相模ダムのところに出た。通ったことのなかったダムの上の道路に入ってみた。車両通行止めだったが、人や自転車は通行できるようだった。
それでダムの上から下を覗いたら、すごい勢いで放流されていた。もちろん黒部ダムには及ばないけれど、それでも迫力満点だった。
向きが悪いですが。
放流側の川
そういえば、ダムから放流することがあるから、絶対川岸に降りないように!という放送が流れていたことを思い出した。
放流の手前側のダムの方はごみが溜まっていた。緑の水草に白い発泡スチロールが浮かんでいたのを遠くからスイレンでも咲いているのかと思ってしまったけれどね。
ダムの堰堤の反対側にでて、階段を登り近道して相模湖駅に出た。友人がビールを飲みたいとおっしゃるので、お付き合いして鄙びた喫茶店にはいり、私はバナナジュースを頂いた。電車の時間を見て帰宅した。
思ったよりもハードコースになりましたが、友人ともども足腰は大丈夫そうでした。高尾山から奥高尾は植物が豊富でいつ行っても良いですね。紅葉はまだまだ、これからのようでした。
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