19日は3時半ごろに皆起き出して、電気をつけようとしたがつかない。4時に全館通電したのかな?電気がついた。朝ご飯は昨日のうちにお弁当を受け取って準備。長袖シャツやウィンドブレーカーを着込んだが、荷物がぎちぎち。
それでもたもたして4時40分ごろに出発。頂上まで30分という山道をヘッドライトをつけて登る。5時22分という日の出に間に合うかしら?
結構息が切れたが、明るくなってきたので必死に登った。登り着いたところに山頂の標識があったが、あまり人気がない。
先に行った人たちはどこに行ったのかしら?と前方に足を延ばしたら、避難小屋の屋根が見え、ごつごつした岩の上に多少のハイカーが待機していた。圧倒的に若者が多い。
思ったほどは冷え込んでいなくて、頂上で日の出を待つ間もさほど寒くなかった。あいにく雲がかかって、日の出は雲の上からになった。西の方に見える富士山がほんのり色づいてくる。その先の南アルプスだろうかの山並みの手前に広がる雲海も少しずつピンクに染まって行った。
見事なパノラマだった。そのパノラマを見ながら、弁当を用意してもらったのを開けて、朝食タイムとした。同行者がみそ汁を用意してくださって、皆で暖かいみそ汁と頂いた。
弁当を平らげて、下山に移る。 避難小屋を振り返る。
三条の湯への道も見えたが、三条の湯から奥多摩方面の後山林道が人も車も通行止めだったので、鴨沢へ下りるしかない。
最初のうちはずーっと富士山がみられて展望の良いコースだった。一部がればもある。
緊急用のヘリポートが見えてきた。
ヘリポートの手前に自炊の雲取奥多摩小屋のとろろで休憩。展望もよく、テント場もあった。
すぐにヘリポートがあった。埋め込んだ丸太で囲まれている。
そのあとは樹林帯の中を淡々と下りるなだらかなコースだった。咲き残りのマルバダケブキの黄色の花も見られた。
七つ石山には、体力的に無理そうなので回らず、下りて行った。途中一か所小さな橋を渡る。ほとんど水は流れていなかったが、少し下に水があった。
谷の上部
途中コーヒータイムをのんびりとったりしたので、最後の舗装道路歩き30分は休憩なしできつかった。
だらだらと続く下山道で、堂所(どうどころ)というところにもなかなかつかなかった。そこが約半分の地点だったが。
小さな水場
小さな祠(羽黒神社?)
廃屋が見え、畑の後も見られて、以前集落があったようだ。もう少しかな?
車道も見えてきたのだが、なかなか車道に出ない。急な登り口だと読んだような気がしたが、それほど急なところはなかった。
やっと車道にでた。数台の車が路肩に止まっていた。
雲取山登山口の道標
なんと鴨沢まで30分だ。ガイドブックで読んだのだが忘れていた。
なかなかつかない車道沿いには、ツリフネソウやケマン、ヨメナ、たくさんのアカソなどが見られたが、写真など取っている場合ではなかった。ススキの写真と、うっすら色づき始めた前方の山を取っただけ。
振り返った山がもしかしたら雲取山か?
青いものが見えて、あれは何?と言ったら誰かが奥多摩湖だよと言った。バス停もうすぐね。足が痛い!
おかげで10時50分過ぎのバスになんとか間に合った。バスの中から見る奥多摩湖はエメラルドグリーン(というよりは翡翠色か)できれい。
奥多摩駅からもえぎの湯まで歩いたが、この時間(ほぼ12時)でも入場制限しているのには驚いた。しばらく待ったら、珍しく女性の方が早く呼ばれた。まあ、5分程度の差だったけど。お風呂の後に食事をしたが、間違えられて仲間の食事が出るのが遅くて、2時間の入場時間ギリギリ。施設に交渉したり、落ち着かなかったのが残念。それに国保の券を役所でもらっておけば、少し安くなったのだが、もらいそこなっていた。
氷川の吊橋
しかし下界は暑かった。台風(16号)が海の方を通過してフェーン現象だったのかもしれない。外に出たら雲が広がって、いくらかしのぎやすくなっていた。
奥多摩ビジターセンターを覗き、電車の時間まで余裕があったので、男性群はウォールクライミングにトライ。皆金を鳴らすことができた。体力(腕力)ありますね。
しかし、台風15号の影響もなく、晴天に恵まれた2日間となった。次の涸沢まで、運が続きますように!
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