仕事で、買い物代行をすることがある。
要支援の方の場合は、本当に買い物代行だけなので、時間も短め。利用者の方が書きだした品物とお金を預かって、急いで指定のスーパーなどに行って買い求めて、戻り、品物を確認していただいて、預り金と買い物代金を計算して、残金をお返しして、ノートに記録を記入する。少し前までは、スマホでも報告して細かい所も記入しないとならなかったが、今は最低限の報告で良くなったので、少し楽になった。
大体、利用者の方が用意なさった袋などに入れて出かけるのだが、危ない場面も何回かありました。
ひとつは預かった買い物カードの袋の留め金をキチンと占めていなかったので落としてしまったこと。帰り着いてお返ししようと思ってないのに気づく有様。慌てて店に電話して調べて頂いたら、お店の方に保管されていてほっとした。ポイントが若干溜まっていたので...
ひとつはお釣りの取り忘れ。この間なんて、何千円ものお釣りを取り忘れていて、店員さんが気づいて返してくださった。あぶない、あぶない!
家の買い物でもそれは時々あるが、100%ちゃんと戻ってきているところが日本のすばらしさなのだろう。
あと、レシートの受け取り忘れもある。機械で全部やるところが増えて、地元のスーパーと出方が違ったりすると、レシートを忘れてしまうことがあるのだ。これは残金を正確にお返しするためには絶対忘れてはいけない証拠なのだが、それを忘れてしまうのだ。後から慌てて、スーパーに取りに戻ったりしたことが数回ある。不注意で無駄な時間を消費している。最近は忘れることがほとんどないけれどね。
要介護の方の場合は、そのほかに血圧測ったり体温測ったりの仕事もある。重い認知症の方の場合は、置いておかないとならない食べ物などがストックされているかどうか確認して買い物のリストを作り、買い物に出る。
もっと重症の場合は、弁当を取ってもらって、食べて頂くわけだが、ある程度ご自分でできる方の場合は、冷蔵庫にストックしておくことになる。
中には、電子レンジのないお宅もある。冷たいご飯を召し上がっているので心配になるけれど、どうにもできない。母は蒸し器で温めることもあったが、空焚きしてしまうことも出てきて、ある程度認知症が進んだら、電子レンジだけにしてもらった。電子レンジでもカチカチになるまで温めてしまうことがあったが...中には火事を起こすこともあるらしい。
まあ、私も電子レンジに入れて、温めてそのまま忘れて出かけてしまうこともあるので、認知症一歩手前ですが...
さて、やっと本題だが、この間は、その預かり金がキープされているお宅で、お金が合わなくて困ったことがあった。というのも私がまず、お金の入っている封筒を持ち上げた途端に、反対側から小銭が落ちてしまったのだ。
それでそのあたりを探して見つかった小銭は戻したのだが、記入してあるノートの金額と2千以上違っていて、何か記入間違いがあるのでは?と思ってしまって、それ以上必死に探さなかったのだ。お札は落ちていなかったし、そういう気配もなかった。ジャラジャラと小銭が落ちたのだった。
それで責任者の方にメールしたが、何分お正月で、事務所は閉鎖中。
お正月明けに調べに訪問にいらしていただいて、同行のヘルパーさんが必死に探してくださって、横の箱の角の隙間に落ちていたお金を回収して下さった。元々ノートには、まだ慣れない方が間違って記入していたとのことで、無事に計算は合ったそうで、良かった。私も差額がそんなに多くなければ、もっと必死に探したかもしれないのだが、買い物にも出ないとならないし、探し方が足りませんでした。
ということで、正月早々、あれこれバタバタしています。そうそう大抵のお宅では、お金を入れる袋はチャックが付いていることが多いのだが、そのお宅は銀行からもらう袋で、クリップ止めもされていなかった。その辺、事故防止の改善の余地がありますね。