14日は、この前の記事で触れたように、雨予報のある西伊豆トレイルから急遽曇り予報の群馬の赤城山南端の鍋割山に変更した。ちょうどヤマレコの記事の雪山ハイキングでなかなか良さそうだったからだ。
早朝、家を出て、赤羽から高崎線へ。新宿で埼京線に乗り換えようとして、ホームに登る階段にロープが張られていて、電車がまだ走っていない様子。
東京駅から高崎線に乗った方が早いかなと、中央線のホームに移ったが、駅員さんにお聞きしたら、山手線で池袋に出て埼京線に乗った方が早いだろうと言われた。路線情報を調べなおしていたら、先ほどロープが張られていたホームに電車が停まっていた。あれで行った方が早いですよ、と言われて、慌ててホームに移動したのだが、慌てていたので、一つ手前のホームに登って、あれ!電車がない、と間違えに気づいて、また階段を下りて、隣のホームに駆け上がった。ふー!路線情報で確かめたら、これが最初に乗ろうとしていた電車だったのだ。
電車内で、今日はもしかしたら、晴れる?と思ってサングラス兼用の眼鏡を取り出したのだが、取り出しやすい場所に入れたつもりが入っていなかった。メールのやり取りか何かで忘れて座席に置いてきてしまったらしい。古い眼鏡だが使えなくはないので、後で遺失物のところに寄ろうと思っていたのに、こちらも帰りに忘れてしまった!バカですね。
やっとのことで、大宮でリーダーと合流して高崎乗換で前橋に。8:45発の赤城ビジターセンター直行バスに乗り込んだ。富士見温泉から赤城山ビジターセンターまでの中間くらいに箕輪バス停がある。でも多分何もない所のようだ。
富士見温泉から気を付けながら乗っていると、所々、何々会社の山林と書かれた場所がいくつか見えた。CO2削減目標のために、山林を所有しているのかなと思った。
桃畑、桜の森だったかの次が箕輪だった。箕輪で降りる人が他にも数名いらしたが、登山の人はもう一人の女性だけだった。他は家族でそり遊びを楽しむらしかった。このあたりは夏は長い滑り台を楽しめる場所のようだ。少し進んだところに姫百合駐車場があったが、自販機とトイレがあるだけでベンチさえ置かれていなかった。車は10台以上停まっていた。
少し奥の方に向かうと荒山高原登山口の案内板があって、階段状の道が始まった。この辺は雪もしっかりあったので、軽アイゼンを付けて登りだした。しばらくぶりの軽アイゼン、前後を間違えて、オタオタしてしまった。練習しないで来たから。
そうそう、軽アイゼンを付けた登山で怪我しても、普通の傷害保険では対象にならないと、先日電話して確認したら言われてしまった。その都度入れる山岳保険に入った方が良かったのだが、今回は忘れてしまった。ケガもなく下山できたので良かったけれど。
階段状の道を進むとなだらかな巻き道のようになり、南斜面では雪が解けて消えているところもあった。幸いあまり団子状にアイゼンにくっつくことはなかったので良かった。
またしばらく進むと岩交じりの道となり、斜度もきついジグザグの道になったが、ロープが張られていて、迷うようなところはなかった。
フーフー言って登っていくとなだらかな高原上のところに出た。荒山高原と大きな赤い看板が立てられていた。東側?は開けていて、平野が見られた。
鍋割山方面
右側に行くと荒山に登れるらしいが、鍋割山より、きつい登りらしいし、展望も北西側しかなさそうだったので、私たちは、小休止の後、よりなだらかで、稜線の展望が良いと言われる鍋割山の方に向かった。
最初少しきついが、その後はなだらかになり、時々アップダウンを繰り返して、広い展望地にでる。山々の案内板が設置されていて、上越の白い雪の山々が連なって見えた。青空だったら、もっと映えるだろうけれど、それでもなかなかの展望だった。左端の方に浅間山に白い雲が出ていたが、真っ白に見えた。
尖った黒檜山のすぐ右奥に上州穂高岳、左手の方に谷川岳から仙の倉山方面の山々
左手に雲のかかった浅間山
赤城山の全体像も見えた。黒檜山から地蔵岳、長七郎山方面か?
反対側は関東平野が見渡せる。
さらにしばらく登り降りして火起山。
また軽いアップダウンを繰り返して竈山
鍋割山はこの先をさらに下ったあと、登り返して多分その向こうらしい。
12時にはたどり着けそう。食事抜きで往復すれば、何とか14時01分のバスに間に合うとは思ったが、何分雪山だし、滑って転ばないとも限らない。ここは、無理せずにゆとりを持って引き返すことにした。
リーダーは年末年始にひどい風邪をひかれて(新型コロナは陰性だったのだが)、仕事中に高熱で救急搬送されたくらいで、まだ体調十分ではないそうだった。無理をしないことが一番ですね。
ということで、広々とした荒山高原に戻って、ゆっくり昼食を頂いた。ベンチがあるかと思ったがベンチはなく、芝生?が段上になっていて、そこにシートを敷いて休んだ。薄日も射してきて、幸いそれほど寒くならず。カップラーメンとおかずなど頂いた。
誰かが作った雪達磨かアヒルが溶けていた。
それからまた、ややきつい斜面のジグザグ道を慎重に降りて、緩い道になり、さらに階段状の道をたどると、駐車場が見えて来た。展望台への道もあったが、寄らなかった。この荒山高原一帯は、ヤマツツジや東国ミツバツツジが多いらしい。途中サラサドウダンと書かれた木も見られた。いろいろな木に名札がつけられていて、季節には楽しいだろう。6月ごろに来てみたいですね。
駐車場には13時20分位には着いて、のんびり過ごした。風もほとんどなく、それほど寒くなかったので、待ち時間もなんとか過ごせた。
駐車場には自販機で買い物するする車などが立ち寄っていた。
私は駐車場の周りのヤドリキの写真を撮ったりした。まだ黄色の花は咲いていなかったが...
バス停横のお店の駐車場で時間待ち。冬場はお店は閉まっていたが。後ろは荒山高原でしょうか?
バスはやや遅れて到着し、乗り込んだのは私たちだけだったが、赤城山の方から乗って来た若い人たちも多かった。
富士見温泉で降りた人もいらしたが、私たちは素通りで前橋に向かった。
最初2時のバスに乗り遅ることも考えて、前橋で泊まろうと考えていたのだが、私が利用するネット旅行会社は群馬の全国旅行割が対象外だったらしく、それなら埼玉に入ったところに泊まろうと企画してしまった。結果的には日帰りも可能だったが、当日キャンセルは全額取られてしまうし、そのまま、予定した宿に向かった。コンビニ探して、ちょっと大回りしてたどり着いたのだが、目の前にコンビニがあった。良い整理運動か?
なんと全国旅行割の電子クーポンの他に、埼玉割の紙クーポンが1人2枚も頂けて(余っている分がなくなり次第終了とのことだったが)合計で3000円分のクーポン。予想外で、ありがたいことでした。
ただ、電子クーポンは、全国割のクーポンサイトでは対象の地区に入っていなくて、独自のシステムらしいのだが、言われたようにQRコードを読み取っても、埼玉割の説明ばかりで、コードを入力する部分が出てこなくて、電話の連絡先は平日だけだったので、聞くこともできない。取り扱いの店舗で説明してもらって、電子クーポンを使えるようにした方が良いと言われていたのだが、使えると表示されていたお店でお聞きしても通り一遍のことしか分からないとのことで、結局使えなかった。コードの書かれている部分を空けてしまって、その場で手続きできないと、使えなくなるともいわれたので、リーダーが地元の方の対象店でよく聞いて使って頂くことにした。使える店が限られているようだったが、薬局とか電気店とか飲食店が多かったようだ。ネットでそれらも見られるのだけれど…期限は来月末らしいから大丈夫だろう。
おかしかったのが、宿泊地の観光協会か何かがやっている土産物店っぽい所が、どちらのクーポンも対象外ということだったこと。せっかくご当地の日本酒でも買ってみようかと思ったのでしたが。
まあ、宿の無料朝食は食堂で充実していて、高齢者がこんなに?と思うほど色々頂いてしまった。ジャムを付けてパンも頂いたので、血糖値爆上がりですね。
のんびりできて、無事に帰り着けて良かったです。紙クーポンは、お土産代などに使うしかなかったが、実質的には2千円位で泊まったことになりますね。
お土産を考えていたよりも、沢山買えました。