浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

~浜松市の各地区で毎日5時台から始められる子供カラテ道場
★積志★西部★白脇★高台★冨塚地区 道場日記~

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4月25日 浜松西部教室

2012年04月28日 | 教室の出来事
以前にも書きましたが、ひとつ物事を『やり切る』ことも、世の中の本質を知り、それを実感として理解して行くためには、それは、とても必要なコトなのだと思います。

この春、中学生となり、野球を始めることになったカイト。だから、本日をもって空手クラブを卒業することになりました。


武道啓明賞を受賞し、全国茶帯ト―ナメント大会ではベスト4にもなった。


クセが無く、とても純粋な彼は、この教室のリ―ダ―的存在で、小さな子供達の面倒見もよく、まわりからも慕われ、とても人気のある存在でした。


小学1年生から6年生まで、物事を最後までやり切ることから養われるであろうチカラ。


空手道。その道を歩く、その終わりに‥


『もう黒帯をとることは無理かも知れない‥』


そんなことを考えながら、ここ数ヶ月の稽古を重ねた日々もあったことでしょう。


でも、それでも、後輩達を引っ張りながら、自身の稽古にも一生懸命に取り組んできたカイト。


とても好戦的とは言えず、いつも大きな緊張感の中で、組手ひとつ、彼は逃げずに頑張ってきた。

そんなカイトの背中を見ながら頑張ってきた後輩達も、現在とても良き成長をしてくれています。


【送別組手】‥相手をする、そのメンバーは、古くから共に頑張ってきた仲間達。


組手の中盤、息を切らすカイト。でも、回数を重ねるにつれ、落ち着きを取り戻し、自身の組手をすることで、この送別組手をシッカリ乗り切ることが出来ました。


(そう、それがオマエの成長なんだ‥)


組手中、ある意味、勝ち負け以上に大切な精神面のバランス調整が出来る、そんなチカラ‥カイトの成長した部分があらわれたのです。



最後の挨拶、皆にお菓子を配ってくれた後、そして長い沈黙の後に‥


『ありがとうございました‥。みんな、これからも頑張って下さい‥』


そう気持ちを伝えたカイト。


6年ぶんの想いを、やはり言葉にするのは難しい。でも、いつも全体をリ―ドしてきてくれたカイトの想いを、みんなは感謝の気持ちと大きな想像力を持って、理解してあげて下さい。


『先生、何か御手伝いすることはありますか?』

(そんな声も、もう聞けなくなるのか‥)



いつも私の横にいてくれた、そんなカイトの笑顔や泣き顔‥頑張ってきたことのすべてを‥私は心から誇りに思い、忘れずにいたいと思います。


カイト、本当にありがとう。m(_ _)m



【今日の一枚】

★写真は‥カイト。



【教室長の一言】

☆『大人から子供達へ、先輩から後輩へ‥受け継がれて行く精神。大切なものがシッカリと心に残り、それが伝えられて行くのなら、きっと、それが永遠の命。』 m(_ _)m