
ソウルの春といえば,黄色い개나리(レンギョウ)とピンクがかった紫の진달래(ツツジ)に象徴されます。
韓国気象庁は毎年春になると,全国的に개나리と진달래の開花予想を発表しますが,この2つの花は韓国に住んでいる人には「あ〜春が来たな〜」と思える花です。
さてこの개나리の개というのは何でしょう。
実は犬(개)のことではなくて「適当な」「いい加減な」という接頭語なのです。
つまり개나리はユリを表す나리に接頭語개-が付いたもので,ユリのようには大きくなく,また立派でない二流の花という意味なんですね。
개にはさらに「野生の」という意味もあります。개살구도 맛들일 탓ということわざがありますが,この개살구は「野生のアンズ」という意味です。
「野生のアンズ(マンシュウアンズ)も食べ付ければうまい」というのが,直訳です。
朝鮮半島北部の一帯に野生するマンシュウアンズは,果肉は全く食用価値がないものですが,そんなものでもうまいという人がいるという意味で「どんなことでもやってみれば楽しい」という意味で使われます。
もうひとつの花,진달래は달래に接頭語진-がついたものです。달래というのはユリ科の多年草であるヒメニラのことで,개나리とは逆にこれよりは立派な花だという意味の진-《眞》がついたものです。
韓国気象庁は毎年春になると,全国的に개나리と진달래の開花予想を発表しますが,この2つの花は韓国に住んでいる人には「あ〜春が来たな〜」と思える花です。
さてこの개나리の개というのは何でしょう。
実は犬(개)のことではなくて「適当な」「いい加減な」という接頭語なのです。
つまり개나리はユリを表す나리に接頭語개-が付いたもので,ユリのようには大きくなく,また立派でない二流の花という意味なんですね。
개にはさらに「野生の」という意味もあります。개살구도 맛들일 탓ということわざがありますが,この개살구は「野生のアンズ」という意味です。
「野生のアンズ(マンシュウアンズ)も食べ付ければうまい」というのが,直訳です。
朝鮮半島北部の一帯に野生するマンシュウアンズは,果肉は全く食用価値がないものですが,そんなものでもうまいという人がいるという意味で「どんなことでもやってみれば楽しい」という意味で使われます。
もうひとつの花,진달래は달래に接頭語진-がついたものです。달래というのはユリ科の多年草であるヒメニラのことで,개나리とは逆にこれよりは立派な花だという意味の진-《眞》がついたものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます