上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

韓国語の勉強もそろそろビジネスクラスへ乗り換えましょう。上級韓国語をめざして,古狸案先生の授業は随時更新中です。

タデギって知ってますか?

2010-02-14 | 動詞
タデギって知ってますか?

みなさん,다대기という語を知っていますか。
料理の本には‘마늘, 가는소금, 다시다, 고추가루를 물에 개어 먼저 다대기를 만든다.’と出ていますが,唐辛子やネギ,ニンニクなどを細かく切って作った赤い香辛料です。

でもこの言葉は日本語なんですね。
日本語といっても,元来の音が訛ってしまっているのでわかりにくいと思います。
純粋な韓国語では다진 양념といってますが,今では日本語の元々の意味とも違ってきていますので,韓国語化した日本語といってもいいでしょう。

では日本語の何が変わった言葉なんでしょうか。
다대기が다진 양념と言われることから考えてみましょう。

다지다の意味は「細かく刻むこと」です。
そうです。「タタキ」が変わった言葉なんです!
「タタキ」が「タデギ」になったんですね。

濁音の語感の問題ですが,「アジのタデギ」なんていうと,なんか新鮮そうじゃないですね。
目が濁ってるような…。

日本語由来の韓国語をいくつかあげてみましょう。
それは何を指すのか当ててみてください。

(a)고데 (b)고바이 (c)곤조 (d)멕기 (e)무데뽀

(1)성깔 : 어떤 사람의 마음이나 태도 속에 깊이 박혀 있는 좋지 않은 성질.
(2)비탈 : 산·언덕·길 따위의 한쪽으로 기울어진 상태나 정도.
(3)막무가내 : 한번 정한 대로 고집하여 도무지 융통성이 없음.
(4)인두 : 바느질할 때 불에 달구어 천의 구김살을 눌러 없애는 데 쓰는 도구.
(5)도금 : 금속 또는 비금속의 고체 표면에 금속의 얇은 막을 단단히 밀착시키는 것.

(a)-(4) (b)-(2) (c)-(1) (d)-(5) (e)-(3)

このほかにも기스(상처),요지(이쑤시개),유도리(여유)などあげればきりがありません。
漢字語の言葉は同じ字を使わずに,新しく韓国語で造語したものもありますね。각서〈覺書〉は약정서〈約定書〉に,견적〈見積〉は추산〈推算〉に,구좌〈口座〉は계좌〈計座〉にという具合に…。

まだありますよ。부지〈敷地〉は대지〈垈地〉に,내역〈內譯〉は명세〈明細〉に,そして세대〈世帶〉は가구〈家口〉に。そして시말서〈始末書〉は경위서〈經緯書〉に…。

노임〈勞賃〉を품삯,도료〈塗料〉を칠감,そして선착장〈船着場〉を나루터というように漢字語を固有語に置き換えたものもあります。


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