かずさんの、ふらり日々是好日の記

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782 輸出申告の保税搬入原則変更の実施迫る!

2011-08-12 | 輸出
 交通機関ではお盆の帰省ラッシュが始まり、例年のような渋滞する高速や、新幹線・飛行機の混雑状況が放映されています。
 猛暑で電力使用が増え地域によってはかなり心配な状況で、ある貿易業務関係の会社幹部の方からは、電力会社からあと3ポイント管内の電力使用量が増えると、会社が入居しているビルが建っている地域一帯について長時間の停電の可能性があるとの説明を受けたと聞きましたが、40階近い自家発のないビルが停電になれば、事実上事務所閉鎖ですね。このお盆休み入りで、ほっと一息でしょうか?

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 8月10日付で、関税法などの財務省関税局長通達が改正されました。内容は同省のホームページでご覧になれますが、関税法以外にもいろんな通達の改正が盛り込まれていますが、その大きな要因の一つは、今年10月施行の、「輸出申告の保税搬入原則の変更」というか撤廃です。
 輸出の許可は貨物が保税地域に入ってから行われますが、正式の輸出申告を搬入前に行えますので、法的な考え方や実務処理方法を今回の制度改正に合わせて整理しなおす必要があります。

 どこかの工場や一般の流通倉庫で輸出製品をコンテナに詰める一方で輸出申告をする。貿易港のコンテナヤード(保税地域)まで運送するという、普通にありうる物流を考えれば、税関の検査や審査はどういうタイミングで受けるのか、だれが検査するのか、AEOの輸出者に限定しての制度ではないことから、税関、通関業者など関係者の広域的な連携が求められそうです。

 これまでも、正式申告の前に予備的な申告書を提出しておく制度はありましたが、予備申告は通達を根拠にしたもので今回の制度改革とは法律上の扱いが全然違うものです。

 関心のある方は、関税法基本通達の新旧対照表を見て、それぞれの改正規定が、なぜ改正されたのかを自問自答して、その理由、目的、背景などについて頭の体操をされるのもよさそうです。

 今年の通関士試験は、7月1日施行までの関係法令が対象ですから、今回の改正内容は試験には出てきません、受験生には良かったです。

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温度・湿度計はリビングのものです。エアコンをつけていてもこんな室温ですが、湿度が低いので暑さを感じません。しかし、エアコンを切ると10分もするとうだるあつさで、やはり電力は不可欠を実感。
 でも、あと2時間足らずすると、外出してきます。熱風が押し寄せるんでしょうね(^_^;)




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