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かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

379 ロジステイクス・パフォーマンスの世界ランキング

2008-03-14 | 色んな話題
 前号で、税関手続きのパフォーマンス国際比較を取上げましたが、この延長で世界銀行の資料を調べてみました。

2007 Trade Logistics in the Global Economy として研究論文が発表されています。
ここでは、世界150の国についての国際物流のパフォーマンスを、7つの切り口で指数化し、その総合指数を Logistics Performance Index(LPI)としています。

LPIの高い順番に並べると、①シンガポール ②オランダ ③ ドイツ ④スウエーデン ⑤オーストリア ⑥日本 となっています。ちなみに香港は8位、米国は14位、オーストラリアは17位、韓国25位、中国30位、インド39位となっています。

 また、LPIの7つの切り口ごとの、日本の世界順位は次のとおりです。

1 Customs 第11位
2 infrastructure 第 6位
3 International shipments 第9位
4 Logistics competence 第5位
5 Tracking & tracing  第7位
6 Domestic logistics costs 第148位
7 Timeliness  第6位

 4のLogistics competence が高い評価を得ていると言うことは、物流関係の人材の優秀さを反映しているのかもしれないですね。(にこっ(^.^))
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関税法とはやや離れた話題が続きましたが、たまにはこんなテーマは如何ですか?
かずさんは、ロジステイクスの世界はなかなか奥深いものがあるように考えています。





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2 コメント

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Unknown (ウマウマイエー)
2008-03-19 14:32:31
はじめまして。

とても興味深い統計ですね。
個人的には国内費用が150国中148位というのは大きく、そして根深い問題だと思いました。
これでは世界の貨物が香港やSINGAPOREに流れていくのも当然に思われます。
他国の通関や物流の知識は疎いのですが、一体どこにコストが掛かっているのですかね。とても人件費だけの問題とは思えません。
携帯電話のように技術は高いが規格が独自等、他の要因があるのでしょうか。
高齢化、自給率、閉鎖的等キーワードを並べただけで将来が不安になります。。。
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Unknown (かずさん)
2008-03-19 21:12:13
ウマウマイエーさん コメントありがとうございます。

 国内費用が148位というのは、150の国の中ですから驚かれるでしょうね。
 その真偽は別としても、日本の高地価、高賃金、港の稼働率からは、こんなランクもそうかなと思いました。

 でも、世界のマーケットで、made in japanが、韓国、中国、欧米の製品と競争していくためには、ロジステイクス費用も大切ですが、ブランド、技術、デザイン、性能、もっともっと他の分野もあるんですよ。

 ただ、日本のロジのコストは、港の稼働率をもっと上げるとか、メーカーも含めロジステイクスの構造改革でせめて、香港並みにはしたいものですね。税関の臨時開庁手数料無料は、かなり思い切った政策ですね。

 ちなみに、日本が148位だったコストの項目は、他国は次の順位です。

 シンガポール113位、香港119位、英国143位、米国144位、韓国110位、中国72位。

おっしゃるように、自給率、少子高齢化、年金、財政、一杯課題があるのに、構造改革がどこかに行ってしまって、永田町が今のように政争をやっているんじゃ、心配です。 

 
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