かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

1080 パンドラの箱のElpisってすごい!

2016-05-28 | 2016立夏~
 蒸し暑くなってきましたね。如何お過ごしですか?
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 ギリシャ神話の神ゼウスが、プロメテウスに命じて、美の女神 アフロディーテから美しさとアポロンから音楽と癒しの力を、そして好奇心を与えて、初めての女性の人間パンドラを作らせ、エピメテウスのところに送りました。
 エピメテウスは、パンドラの美しさに心を奪われ妻にしました(うん、普通の人間、判る(^_^))。

 エピメテウスの家には、プロメテウスが「この箱だけは、決して開けてはならない」と命じて残した黄金の箱がありましたが、パンドラはこの美しい箱を見るなり、中にはきっと素晴らしい宝物が入っているに違いないと思い夫に開けるよう頼み、エピメテウスは兄との約束を破って箱を開けてしまいました。

  

 そのとたん、箱の中からは病気、盗み、ねたみ、憎しみ、悪だくみなどのあらゆる悪が、人間の世界に飛び散りました。

 エピメテウスがあわててふたを閉めますと、中から弱々しい声がしました。
「わたしも、外へ出してください・・・」
「お前は、誰なの?」 パンドラが尋ねると、
「わたしは、Elpisです」
実はプロメテウスが、もしものために箱に忍び込ませておいたのです。こうして人間たちは、たとえどんなひどい目にあっても、Elpisを持つようになったというお話。

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最後に残ったElpisエルピスにはいろんな説があるようで、「外に出たとする希望説」と、「箱の中に残ったとする予兆説」が代表のようです。

 数多くの災厄が出てきたが、最後に希望が出て来たので人間は絶望しないで生きる事が出来るというのと、残されていたのは未来を知る予知能力で、未来で何が起こるか分かってしまうと人間は絶望して生きる事を諦めてしまう。しかし予兆が最後に残されていたので人々は絶望しないで生きられるという説のようです。
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長々と書いてきましたが、一度の再入学をはさんで延べ8年ぐらい在籍の通信教育の学校で、若い時期の大学では関心なしの心理学に興味を持って「人格心理学」を今学期は学んでいます。
 その中で、末期がんの人が、「否認」→「怒り」→「取引」→「抑うつ」→「受容」をたどる過程で、常に「希望」が支えており、未来を知ることができないからこそ希望を抱くことができる、とのテキストにちょっぴり触発されました(^_^)。
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先日紹介のベランダのアジサイ。昨年女性向けコマーシャル誌用の撮影で使用された二鉢ですが、一つは酸性土壌の青色で判りますが、もう一つは、同じ幹からアルカリ性の赤と酸性の青の花が同居状態、アジサイって面白いですね(@_@;)








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