おやすみ眠れぬ夜の文章

凄い曲を聴いてしまい眠れない。
凄い曲を聴かずとも月に一度くらいやってくるこの眠れない現象。
布団から出てギターでも弾けばいいのだが、テンションのみ。実際には布団から出ない。
寝る努力をすればするほど眠る瞬間の事や、寝ている間は意識が無いので死ぬ時も同じような感じなのだろうかとか考えてしまい、全くもって眠れない。
無意識ってのはとても不思議だ。
嫁に良く言われるのだが、ハッキリとした寝言を言うらしい。ある時期は競馬のレースを観戦している体で刺せー！だの惜しい！だの絶叫していたらしい。
一ミリも覚えていない。
そもそもなぜ生き物は寝るのだろうか。
１日6時間寝るとして、24時間の四分の一なので、人生の四分の一は寝ているって事になる。
俺は今年40なので、今まで合計10年は寝ていたって事になる。
寝ている最中も我々は生きておるのだが、起きている時間のほうを重視している理由は当たり前だが意識があるからだろう。
意識が無い状態の俺はいったいどんな奴なのだろうか。裏と表みたく世界は２つあって、無意識の時は裏の世界にいるような気がする。
なんせ意識が無いので覚えてないが。
死んでも意識が無くなるのだろうか。
以前、篠田が、我々のココロは脳ミソがつくったイメージなので、死んだら脳ミソも止まりココロも無くなる、要するに有機物やと言っていた。
今、言葉を発さずココロで考えながらこの文章を書いているのだが、この無形のイメージやらなんやらオバケやらはさっきの無意識時の世界に依存しているように思う。
無意識なので真相を明らかにする事は一生できんのだろうが。死んだら分かるかもしれん。

明日も仕事だ。
いつから明日仕事だから早く寝ないとなって思うようになったのだろうか。
俺は何が書きたいのだろうか。
分からん。
まあ分からんまんまでも違和感は無いので良い。
自然。自然は当たり前なので分からん事があっても違和感はない。なぜ太陽は東から昇り西に沈むのか。なんで今日雨やねん。とか。自然の事を考えてもしょうがない。自然は無意識の世界の物かもしれん。人間がなぜ寝るのか誰も説明ができんように自然もなぜその形なのか、なぜそこにあるのかを誰も説明できない。

もうそろそろ寝れそうだ。物凄く眠い時に寝るのはとても気持ちが良い。俺は寝るのが好きだ。俺は無意識の世界の物かもしれん。

おやすみ