hey is imamura-blog

日常の中に俺があり、俺の中に日常がある。それは矛盾の中にひそむ真実である。真実を記録する。それは事実になる。

立ち止まればいいのさ。

2007年02月26日 01時11分57秒 | Weblog
仕事の仲間、井芹さんにカブ号(原付)を修理していただいた。
半年前ぐらいに自分で修理を試みたが、2年ほど放置されたバイクは元には戻らなかった(嫁が学生時代に買って400キロぐらい乗って放置)。
カブ号のアクセルをひねると、とても心地よいエンジン音がして己の株がひとつもふたつも上がった気持ちになった。ありがとう井芹さん。はやく暖かくならんかな。
その井芹さんが(ドライバー)60日間の免許停止処分をくらい、一ヶ月間まるまる仕事がなくなる可能性がある、という話をしていた。
そりゃたいへんやということで、俺を含めた周りのやからは「うちにバイトで来ればよい」などと彼の仕事の心配ばかりしておったが、本人は「一ヶ月ぐらいなら仕事なしでもやっていくぐらいの蓄えはあるからちょっとゆっくりしてみようかな」と言っていた。

人生、このゆとりが大切である。と思う。
俺はバンドが3月2日のライブをもって解散する。
その後のプランはあまり考えていない。
そこで「バンドをやっている俺」から開放され、「子持ちのバイト君」になることによって、暇になった。
暇になったことによって、解散前に比べ、ベースを触る時間、歌う時間が増えた。それらに習慣性がなくなったのだ。
自分の意思に関係なく、立ち止まらざるを得ない時は、バシっと立ち止まればよい。
本当に退屈な時間をしばらくやり過ごすと、やりたいことが見えてくる。
ボケーとしていると、遠くからすこしづつ答えが歩いてやってくる。
その方向に向かって歩き出せばよいのさ。
俺は何度でも立ち止まるぜい。

痩せ蛙 負けるな今村 ここにあり

2007年02月19日 01時18分10秒 | Weblog
土曜日は府中に出向く。
分身、大橋に朝食をご馳走になり(嫁子供共に)、「父ちゃん抱っこして」とせがむ娘を「お父ちゃん今からバンドの練習だから」と、そそのかし、鼻息も荒く久しぶりの東京競馬場だ。
世界最大のターフビジョンはデジタル映像でとても美しく、スタンドの追加工事も着実に進み、久しぶりに我が母校を訪れる感覚にとても似た胸騒ぎをおぼえる。
ターフが「ざわわ、ざわわ」と風に揺れ、パドックでの馬たちの無言のメッセージを読み取る。「俺を買え。」と彼らは俺にしかわからない声でそう言う・・・・ハズだったが、いつものように何も彼らは言わず、ただクソをたれたり、「バルル」とテンションが高いうなりを上げるだけだった。
それに釣られ、俺のテンションも上がり「バルル」と馬券をハズシまくった。
分身、大橋は彼らの声が聞こえたのか、プラス収支でその日のレースを切り上げた。馬券をはずした脱力感と寝不足(前日興奮して眠れず)のせいでへろへろだったが帰り、明大前で電車を降りて分身、大橋と共に青春時代をすごした代田橋を通り笹塚まで歩いた。
青春時代の忘れた出来事などを思い出しながら、とても気分のよい散策で、疲れもとんだ。
その後、山本という昔からやさしい男と合流し諸事情があり池袋で呑んだ。
「豚道楽」という店で呑んだ。
最高の豚をしゃぶしゃぶし、柚子胡椒でいただいた。
ビールも泡がきちんとたっており、とても美味かった。
某電話会社勤務の山本と、某広告代理店勤務の大橋と、「格差社会」について色々話した。
社会のシステムが嫌で、自由を求めて俺は音楽の道を選んだ。
しかし、彼らと呑んでいるとサラリーマンのほうが非社会的で自由な生活をしているようでならない。彼らは驕ったところがなく、実に堂々としている。
しかし、
痩せ蛙 負けるな今村 ここにあり
である。
よう解からんが、そんな感じである。
寝る。



色々あるが、まあがんばって行きましょうや。

2007年02月17日 01時47分10秒 | Weblog
何書いても自由である。

さて、何から書けば良いか。
出来事の順を追って書くのが良い。

更新ほとんどなしのIMAMURA-BLOG、久しぶりの更新でございます。

先週木曜日、我がバンド HEARTBREAK KILLERS は解散した。
メンバーからの深夜メールをきっかけとし、解散した。
よって、3月2日のデイジーバーでのライブが解散ライブとなる。

俺は今まで数々のバンドを抜けてきた。
あるバンドは解散し、あるバンドはベースを入れ替え再始動した。
今回は俺的に初となるメンバーが抜けるパターンとなった。
残る2人でこのバンドを存続するという方法もあった。
が、俺は3人ばらばらになるという決断を下した。
いざ解散してみると、今まで味わった事の無い「肩の荷が下りる」感がした。
メンバーが前回のライブ後の打ち上げにて、「俺らはまだ人々の評価云々を受けるべくステージには立っていない。ごく小さなコミュニティーでしか活動できていない。ここで自分たちの音楽に対して自分たちで評価されていないと感じるのは早い。もっと多くの、音楽が好きな人々に聞いてもらえる環境で勝負しなくてはいかん」と言い放った。
正論であった。
我々は小さな井戸の中でピョコピョコと跳ねとるカワズであったのだ。
井戸の中で5年を過ごした。
そして井戸の中で見切りをつけ、解散した。
正直、やり遂げたという達成感はまるでない。
がしかし、もっとやれたという感も今の俺は感じない。
俺はこのバンドに対しての音楽的気合が「打ち止め」になった。ただそれだけである。
解散を悲観したくはない。
俺はこの場をかりて(俺のブログだが)宣言したい。
俺はまだ終わらんぞ。と。
今年32歳である。
子供も二人目が4月に生まれる。
これからの俺は「背水の陣」以上の環境で音楽に取り組む。
やっと音楽と正面で向かい合う時が来た。
すごくいい機会だとポジティブに解釈する。

2月9日より12日まで福岡に里帰りをしていた。
嫁は妊娠中のため、娘だけを連れて帰った。
ばたばただったがいい帰郷だった。
俺が出来る親孝行は「孫の顔をみせる」これしか今のところ思いつかん。
「俺は親孝行しとるぞ」という安心感からか、丸山峰好(叔父)13回忌の飲み会で呑みすぎ、その晩リアルに13回ヘドを吐いた。
帰郷するとよく吐く。しかし13回はレコードである。

さて、明日土曜日は休みである。
分身、大橋綾介が東京に来ているとの事で、二人で久しぶりに府中競馬場のターフに出向こう。そしてサラブレットのタテガミや春の風を感じながら、美味いビールを昼間から呑もう。
そして俺は色々な思いにふけ、
おのずと行く道が見えるだろう。
未来はきっと素晴らしい。そんなイメージしか湧かないだろう。
明日は晴れる。

サヨナラ、ハートブレイクキラーズ。
色々あるが、まあがんばって行きましょうや。