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日常の中に俺があり、俺の中に日常がある。それは矛盾の中にひそむ真実である。真実を記録する。それは事実になる。

魂の放出

2019年03月09日 20時38分39秒 | Weblog
3月8日18時17分姪浜改札を出る。

出てコンビニ行って出てきたら逸見さんはもうそこにいた。
やあ久しぶりやねえと言い事前に食べログで調べておいた居酒屋へ歩いた。
「俺逸見さんと話した事ないよねえ」と尋ねると
彼女は「ない」と答えた。
井浦、大橋、コージンから案の定遅れるとの連絡あり。
二人で刺身をつまみ飲んだ。
「家どこやったけ」と尋ねると
彼女は「ビューティー青山の向かい」と答えた。
彼女とは小学校から一緒だった事を思い出したのだが、全く話した記憶は無かった。
タバコを3本、ビールとお湯割りを飲んだくらいで井浦が来た。
その後大橋、コージンと来店。大いに騒いだ。
大橋が「逸見さん、俺たちのこと覚えとう」と尋ねると
彼女は「覚えてない」と答えた。日本酒の冷をカプカプと飲んでいる。
途中、アズキも来た。
アズキは我々グループの仲間である。
ちょいヤンキーの女だった。
皆で家に行き酒を飲んだり騒いだりした仲である。
合流してあん時あーだっただ、誰と付き合っていただ、俺がパンティーを覗いただ何だと大いに盛り上がった。
井浦、大橋、コージン、アズキとはガキの頃の思い出、共に見た風景があった。
それらが本当に起こった事か否かをそれぞれの記憶を辿りそれをサカナにして飲んだ。
時間がいくらあっても足りないものだ。
それらが事実だったのかを証明する術はない。
俺はこの事がとても切ないのである。
死ぬまでにもしタイムマシーンが出来たら俺は中学生の頃の俺たちをこっそり見に行くだろう。
そして俺が記憶していた事実(事実だと思っている事)と照らし合わせるだろう。
違っていたらどんな気持ちになるだろうか。
また、そのまま本当に起きた事だったらどんな気持ちになるだろうか。
まあ、確かめようがないから愛おしいし、酒飲んで語り合えるのかもしれんな。
そんな俺たちが見た風景の記憶の掘り起こしを逸見さんは楽しそうに聴いていた。
と思っていたら彼女は口から魂を放出したのだ。
魂はテーブルの上にぶちまけられた。
俺はテーブルに魂を放出する人を始めて目撃した。
アズキが放出された魂をしっかりと片付けた。4人子供を産んだ女は強い。
そんなこんなで店を出て逸見さんはタクシーにぶち込まれ帰って行った。
残った俺らは酒を一滴も飲まないコージンの車に乗って助さんうどんへ行ってゴボ天うどんをうまいうまいと食って帰った。
いつも皆で集まる時はコージンが送ってくれる。本当に優しい男だ。顔も着ている服も高校の時から何も変わっていない。

俺はベロンベロンになりながら思った。
逸見さんは話した事もない何なら存在していた事すら覚えていない俺らと飲んで楽しかったのだろうか。
忘れずに覚えておいてほしいなと思った。
小中学生時代で共有する思い出が無いのならば、10年後にこの飲み会で魂を放出した思い出を肴に飲めば良い。


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今村竜也ライブスケジュール

□03/23(土)
□空間妄籠都市 Vol.1
□下北沢BAR?CCO
□open19:00/start20:00
□前売り2000(+2d)
□出演:今村竜也/中島キオ/itoshigeo
□場所詳細:http://www.cotoc.co.jp/toppage.html

今村竜也の音楽活動詳細はこちら→ http://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya

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2 コメント

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Unknown (アズキ)
2019-03-11 02:32:29
パンツの話はそろそろ封印しろ(笑)
また呑もう⤴️いつでも駆けつけるぞ😁
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Unknown (kazuha4569)
2019-03-11 07:13:23
ありがとう!帰郷の際は連絡する。宜しくー
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