hey is imamura-blog

日常の中に俺があり、俺の中に日常がある。それは矛盾の中にひそむ真実である。真実を記録する。それは事実になる。

古き良き下北沢の風景

2005年05月30日 23時58分39秒 | Weblog
一昨日はデカスロンのライブに行く。
彼らの演奏を聴くといつもそうだが、丸裸にされた気分になる。
なんだろう・・これはまさしくパンクロックである。
「俺にベースを貸してみろ」と思わない、数少ないパンクロックである。
それぞれの主張がらせんに絡み合い、それはとても太い音の束になる。
それは確実に人々の心を揺らす。
彼らはもっと多くの人に聞かれなければいけない。
2番目に出てきた中国釣具店も最高だった。
見た目は色物。サウンドはパンクロック。呪縛から解き放されたが如く、
リーダーのあきらさんははじけていました。
三番目はオミさんのバンド。
俺は「茶番」の時からオミさんのファンである。
ずいぶん昔だが茶番のデモテープを買った。
値段は1000円。デモテープにしては激高であった。が、
「1000円出しても買え。自信がある。むしろ安い」とオミさんが
言うので買った。
そのテープは本当に良く聴いた。伸びきるぐらい良く聴いた。そしてまだ
大事に持っている。確かに。1000円では安すぎると思う。
もちろん、現在のオミさんも素晴らしかった。久しぶりにライブで泣いたよ。
トリはアンモナイトチェアだった。
本物のエモーショナルがあった。初めて見たが良かった。
その日のライブには確かに「古き良き下北沢の風景」があった。
そして俺は素直にうれしかった。
1ミリでもその風景の中に含まれていることが。俺たちのバンドももちろん
その中に含まれている。これは誇りである。ブームの予感すら感じる。やるぞ。
日曜日は、日本ダービー。少だけ買う。そしてはずす。
東急ハンズにて網戸のアミを購入。張り替える。15分後にミック師匠(ねこ)に
やぶられる。このにゃろう。
今日は・・昼にバイトの面接。転職。面倒な手続きがあれこれとある。
今村人生初めて、「面接落ちたかも」と思う。と言うか「別に落ちてもいいや」と
思う。午後からバイトに出向く。終了後、スタジオ。レコーディング最終日。
ギターの重ねをやる。セックスピストルズのスティーブジョーンズは音圧を稼ぐべく
ギターを15本重ねたらしいが、私どもはバッキング2本+ソロ1本で十分。
なぜなら21世紀だからだ。
レコーディング終了。今回はプロモーション用に2曲録った。どちらもいい。
ただで配るのがもったいないぐらいの物ができた。俺たちなりの「うねり」と
「直線」が表現出来たと自負する。あとはミックスダウンをしーぼーの兄ちゃんに頼むのみ。
そして・・・外は雨。まあ、そのうちあがるだろう。俺の腹もそのうちへこむだろう。

イマムライフ

2005年05月25日 23時07分39秒 | Weblog
しばらく投稿をさぼっていた。
暗い気持ちになると何も手に付かないが、今回は今村名物「めんどくさい」
であった。
日曜日はパンク親父、死天の家に行って来た。
埼玉県、浦和。3LDK。駐車場有り。ばりでかの冷蔵庫。
うらやましい。の一言。寝室の一角に「トカゲゾーン」があり、そこには
何とも奇妙な色合いをしたトカゲ達が約15匹ほど、うごめいていた。
トカゲゾーンの中に小さなプラスチックの箱があり、その中にはチャイニーズ
なんやらと言う名のサソリがいた。箱には「99円」とマジックで書かれており、
その日、行きつけのトカゲショップで購入したらしい。
「99円でサソリが買える時代か。」と感心する。
奥さんは、「そんなもん買ってくるなよ」とブチ切れておりました。
そして、死天コックの男の料理をご馳走になる。
ソフトいかペペロンチーノとゆかりペペロンチーノをいただく。
男の料理はアイデア勝負であります。
どちらもお世辞抜きで美味かった。
昨日は華丸師匠に呼び出しを喰らい、東北沢で呑む。
華丸師匠の暴走を制止できる数少ない豪傑、おおたさんが明日から病気の為、
入院すると言うことで、元気を出してがんばれ。と言う意味合いの呑み会だった。
手術を要するほどの病気である。
俺が何とかする。と師匠は泣いていた。
正直おそろしい。とおおたさんも泣いていた。
豪傑達が弱っている姿は応える。とても辛い呑み会であった。
トラブルは無差別に、突然やってくる。
ふりかかる不幸は選べん。憤りを感じる。ただ、受け入れざるを得ないのか。
悲しみの果てには素晴らしい日々があるのか。
世の中よ。悲しいニュースはもう勘弁してくれ。と思った。
しかし・・・。俺はリアルな風景を直視しなければいけない。
そして、やらなければいけない。色々なもんを背負って。パンクロックである。
ギリギリのところで諦めなければ、必ずいい結果が待っていると信じたい。
全てにおいて。そう信じたい。

+4㎏

2005年05月19日 22時58分07秒 | Weblog
最近、Tシャツを着ているとやたらビーチクが透ける。
去年までは気にならなかったが、最近気になってきたので、
「ああ、俺もビーチクがケースーなのが気になる歳になったなあ」なんて
哀愁を感じているのもつかの間、体重が4㎏増えていただけであった。
肥えた。
先日のライブの映像をチェックしたが、ピクシーズのボーカルかと思うぐらい
明らかに肥えた。
バイトの昼休みに唐揚げを喰らいすぎたあ。腹筋せんとやばいなあ。
さて、昨日はハイロウズのライブに我がバンドのCDを配りに行った。
ハイロウズは、数年前に前座をやらせて頂いた事がある。
ライブも招待してもらっていた。
当時、ライブ終了後、関係者出口から出てきた俺は、熱心にビラを配る若者バンド
達を観て、「おう、君たちがんばれよ」などと思っていたが、昨日は俺たちが
配る立場だった。
原点回帰。やっぱりバンドは時間がかかる。
威張っていても始まらない。輩とは違う動きを見せないと、実はおっつかない。
まー・・・昔三年かかった事は、今やっても三年、もしくはそれ以上の時間を要する。
決してイメージ通りとは言えんが、着実に階段は上りつつある。
階段を昇れば痩せる。腹もへこむ。か。
CD配り終了後、エクセルシオールに行った。
コーヒーを持って、席を探すが、満員。
店内が満員であるならばコーヒーを売るな!と渋谷の中心でアイを叫ぶ。
おかげさまで、便所の前あたりで立ち飲みをした。
しかし、やっぱコーヒーは座ってゆっくり飲まんと美味くない。
今日は・・・・今、窓から吹き込む風のように、いつもの日常であった。
さて、腹筋でもしようか。

-200

2005年05月17日 01時25分28秒 | Weblog
B型としては良くやっている方だと思う。
自己分析ほど不確かな事はないな、と思うが、我ながら周りに気をつかい
良くやっていると思う。
まず、人の話は聞くようにしている。
「ここ!」って時にだけ、自身でまとめて言葉を発するよう気をつけている。
軽はずみな発言で、無数の人々を傷つけてきたし、またぼっこしやられた事
もある。
バイトも昔に比べるとちゃんとこなしているつもりでいたが・・・・。
現在のバイトの時給が200円下がると聞いたときは正直、宙に3ミリほど体が浮いた。
前のバイト(パチや)は時給が上がらないと言って辞めた。
他にも色々な理由があったが。
衝動的に「えーいやめだ。」とバイトを辞めたことはない。
俺にも一応、生活の計画がある。明るい家族計画がある。
今回はもっとも計画的に辞めなければいけない。
良いことも悪いことも、来るときにはいっぺんにやってくる。
やっとバンドが固まり、バイトうんぬんでヤーヤー言いたくないときにこれだ。
面倒は向こう側からやってくる。
年に何度か「ああめんどくせえ、しかし今やらんと後でもっとめんどくせえ事
になる」的な面倒がやってくる。
今までも上手くやってきたので問題は無いと思うが、やっぱりめんどくせえ。
18歳ぐらいの時、あまりにも現実にめんどくせえ事が多すぎて、24時間中、
20時間ぐらい寝ていたことがある。眠りが浅いため、面白い夢を何パターン
もみる。「ああ夢の世界が現実で現実が夢であればなんてラクなんだ」と、
ぐうたらの極みのようなことを考えていた時もある。
分身、大橋綾介に紹介してもらった昭和の作家、中島敦が小説でこれを
オモシロおかしく書いていた。結末は夢と現実の境目がわからなくなるのだが。
18歳の時とはいえ、俺は危険な領域に足をつっこんでいたなあと思う。
結論。
そのころに比べれば、今の俺は良くやっている方だと思う。
深夜1時半にブログを熱心に書いたり、とか。
ロザリオスのアルバムを聞き終わったら寝よう。おやすみ。

思いがけない五月の通り雨。

2005年05月15日 18時13分58秒 | Weblog
ライブは今までで一番上手くいった。
練習は明らかに不足していた。しかし、上手くいった。
メンバー三人の意識が同じ方向を向いた。
初めての感覚かもしれない。
演奏が下手だとか、歌がどうだとか、何も感じんかった。
ただ、気持ちよかった。「おいみんな、聞いてくれよ」と心のそこから
思った。サウンドははっきりと固まった。あとは知名度の問題である。
もう、誰にも否定される気はしない。
「言いたい奴には言わせておけ。奴らは言うことしかできない」と
高木君に焼いてもらったアルバムのなかでシオンが歌った。

今日はバイトが休みであった。
嫁は吉祥寺へ「御座候」を買いに出かけた。
和葉は寝ずに一緒に東京競馬をみた。
メインレースが始まる前、ものすごい雨が府中に降っていた。
もしや、と思ったが案の定、笹塚にも大雨が降りそしてすかっと晴れた。
いつものように雨雲は西からやってきて東へと通り過ぎた。
昔から人々はよく天候を人生にたとえたりするが、
今日の通り雨で何人の人が我が人生と照らし合わせたのだろう。
少なくとも、笹塚には一人いますよ。
雨粒が残る網戸ごしに見る空は、とても青々としておりました。
その青をみて、「俺はまだ終わってないぞ」と確信した。
美しい物を見過ごすほど俺は落ちちゃあいない。
アンテナはまだ生きている。それが俺の自信へとつながる。
嫁が御座候を8個買ってきた。
とりあえず2個いただいた。
食後にもう一ついただく事にしよう。
残りの五つは、嫁の取り分である。
とても平和な、休日の午後やなあ。
さて、喫煙所(ベランダ)に煙草を吸いに行こう。
きっと良い気分になるだろう。

解る人には解る

2005年05月10日 21時24分08秒 | Weblog
昨日の夜、ポケーとテレビを見ていたら、大仁田厚(邪道)がにこやかに
しゃべっていた。そしておもむろに広げた「邪道革ジャンパー」がよく見ると
ショットだった。隣に座るタッキーが邪道にもらった邪道革ジャンパーもショットだった。
ショットは邪道ではなく、王道ではないか!と1ミリだけ思う。

俺は日常のなかで、人々がふと吐く言葉や、表情が好きだ。
やはり日常には生きる上での全てのヒントがある。
いつも通りにバイトに行き、いつも通りに終え、そしていつも通りに
俳優、友久君と帰る。
「舞台上で主役が台詞を発しているとき、脇役が手を抜いていてはだめだ。
人の舞台を見ているとき、ふと気付くときがある。解る人が見れば解る。台詞が無いときにこそ、
スポットライトが当たっていないときこそ、役者は演じなければいけない。」
と友久君が着ていたTシャツにプリントされたヨーダが言った。
ああなるほど。と思う。バンドも同じである。
明後日はライブである。
手を抜いてはいけない。
解る人には解ってしまうのだ。
解る人がダサイと感じる音楽はダサイ。
まあ、解る人にしか解らん音楽などという物はどうかとおもうが。
ヒットの裏側には必ずツーがうなる明確な理由が存在する。
毎日、ワールドビジネスサテライトのトレたまを見ていれば解る。
解る人には解る。


ゴールデンウィーク終了。

2005年05月09日 00時57分20秒 | Weblog
やあ、皆さん。ご無沙汰しております。
久しぶりの帰郷を腹一杯、満喫してきました。
そしてまたこのコンクリートジャングル、決戦の地、東京にもどって
参りました。
全ての郷土料理を喰らい、ごくごく親しい友人達と飲み明かし、
父ちゃん、母ちゃんには孫の顔をみせ、心地の良い海風にたっぷりと
吹かれ、仏には線香をあげ、充実した休み。終了。
一つ心残りは、天神でやっていた長渕作品展を見に行けなかった事だけか。
さて、ふんどしを締め直し、再び日常に向き合わなければ。
いやしかし、音楽に対しては、なにか大げさに言えば、悟りをひらいた感が
している。これから何をやるべきか。
帰郷前のぴりぴりとした焦りは、生の松原海水浴場に捨てて参りました。
極論は、辞めるのは簡単。続けるのは困難。
下手だろうが、評価が低かろうが、やり続ける。
自分で限界と思ったら、すぱっといなくなる。
まだ限界は感じてない。だからやる。

今日、「あいくるしい」をみて、最後のシーンでナミダがあふれ出た。
最近、小さな女の子が泣くシーンを見ると無意識にナミダがでる。
それは娘の和葉が泣いているような錯覚に陥るからだろう。

俺のエゴで家族を泣かす事は避けたい。