
二人とも90歳を過ぎて、何とか生活しているが、電話をすれば、今にも死にそうな声で訴える義兄。
コロナ自粛で訪問を控えていたが、自粛緩和になり、様子見に食料をもって訪問した。
姉はよく食べるし、デイケアに週2回行っているので、お友達もいてお喋りも出来元気にしていた。認知症状は特に進行はしてないと思うが。
問題は、彼女の夫だ。食べれない、欲しくない、もう先が短いと何度も訴える。姉の介護疲れで体が持たないと言う。逆流性胃炎と診断されたとのこと。
冷蔵庫の中は、食料がいっぱい詰まっていた。週一回来る訪問販売車「とくしまる」でつい買い過ぎるのだそうだ。
熱々のたこ焼きを買っていく。義兄は、何年も食べたことがないと言って、美味しい美味しいとぱくついていた。良かった。
隣町の甥夫婦が、畑の手入れや草抜き、水やりなど手際よくしてくれていた。よく来てくれるのだそうだ。おまけに、出来立てのカレーご飯も作ってきた。
誰か彼かが面倒を見てくれていることが分かり少しほっとした。
丁度、オーストラリア在住の娘からの電話があり、近況を報告でき、両親と話ができて良かったと。(オーストラリアも出国禁止になっているから)
コロナが治まったらちょくちょく来るねと言って帰ることにした。
お土産だと言って、カレーご飯のおすそ分けと、炊き込みご飯を作ってくれて、タッパーに詰めてくれた。
春菊の花がいっぱい咲いていたので、抱えるほど貰った。家中に飾った。

