HIMAGINE電影房

《ワクワク感》が冒険の合図だ!
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昭和の遺産・めんこグラフティー 其の六

2009年10月01日 | レトロ
 今回は唐沢なをき氏の労作『パチモン大王』でもおなじみの「似てるけども何か違う」のが魅力であるパチモン図版をドドーンと紹介しちゃうぞ。


 パチモン図版…それは既存のヒーロー・怪獣などのキャラクターを、ちょこっとデザインをプラスマイナスして、あたかもそれらしく見せて子供たちの小銭を掠め取ってしまおうという意図の下に製作されたものである。(←暴言?)

 今現在のわれわれの眼で見れば明らかに違法ギリギリであり、場合によっては告訴も辞さないようなものも中にはあるが、その画の下手さ故かろうじて個性になりえているものも少なくない。今じゃちょっと構図、画のタッチが似ているだけで「パクリ」「コピー」と罵られる時代であるが、つい20年ぐらい前まではこんなイリーガルな商品が駄菓子屋の軒下で堂々とまかり通っていたのだ。市場が小さいので見過ごされていたのかもしれないが…


          
 パチ『イナズマン』3種。何だか『ロボット刑事』みたいな輩もいますな。それぞれ体色が元と似ても似つかない色ってのがいいね。バックに稲妻を配置して、これは『イナズマン』だとさりげなくアピールだ!

          
 ウルトラ怪獣モドキをバックにポーズを取っているかわいい顔のパチ『デビルマン』、元々の存在がマイナーなのでどこがパチ?と言われても瞬間的には分からないパチ『ファイヤーマン』、胴に「心」の文字が入っていないスレンダーなパチ『風雲ライオン丸』

         
 パチ『ジャッカー電撃隊』とパチ『レッドバロン』2種。パチジャッカーはマスクと服の色統一されてないのが奇妙。バックでキックしてる人なんか身体が『円盤戦争バンキッド』になってるし。
 パチバロンの方は、真中の図版なんか「どこがレッドバロン?」なデザインである。辛うじてシルエットがそれっぽいだけで。左側の図版はまぁまぁ元デザインに近いものにはなっているが、胸だけが黄色いので何だかよだれ掛けっぽい。顔も笑っているように見えるしこれは赤ん坊バロン?


 パチモン図版、まだまだ続くよ!

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