ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

3Dプリンタの不正使用

2014年05月09日 21時04分45秒 | その他
 銃刀法で銃の所持を禁止しているのは当然ながら、銃の製造については規定が無いようで、法律が不備であると思います。紙幣や硬貨などの通貨の場合、一般人が製造すること自体が禁止されています。

 もっとも銃刀法の場合、製造が禁止されてなくても、完成時点で「所持」になり、そこで御用になりますね。ただ、最終段階以前のものを製造したとか、部品を製造した場合にはどうなるのか良く分かりません。

 3Dプリンター以前には、ある特定のエンジニアリングプラスチックを素材として用い、従来の機械切削などを利用する方法があったらしく、米国映画に登場したものを見た記憶もあります。確か部品をバラバラの状態で隠し持っていて、使用する場所で組み立て、弾はペンダントとして身に付けていたものを使っていましたね。

 今回の事件に限って言えば、順法精神の無い人を採用したのはこの大学のミスと言えましょう。身を守るためには個人が銃を所持してもよいと本気で考えていた人物と聞きます。教員ではないのに学生に教えていたとの話もありますが、恐らく実験助手か何かではなかったかと思います。

 これで拳銃の製造が可能と騒がれていますが、テレビ放送で眺めると銃身を支える台がかなり大きく、おもちゃの大砲のような外観であることが分かります。このようにかさばると隠して持ち歩くのには適しません。

 かさばる理由は、恐らく銃身の元の方が発射の際の火薬の爆発に耐えないので、その点を考慮したためと思います。暴発すると使用する人(=犯罪者)も危険を伴います。一般の銃身でも発射するごとに銃身が少しずつ傷みますので、事故防止のため、銃身を交換すべき発射回数が決められていると聞きました。使用者も危険であるものは武器として成り立ちませんね。


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