ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

オールド弾いて見た

2014年05月24日 08時27分34秒 | ヴァイオリン
 古くて有名なヴァイオリンはとても高価で、プロの演奏家でも購入のために自宅を売却したとか金策に兄弟が奔走したなどの話があります。篤志家や財団が貸し付ける場合もあります。私の場合はいずれもむずかしそう。

 ただ、オールドイタリアンでも知名度が高くない作家のものや、イタリアン以外のものであれば、高めの新作程度のものも探せばあるようで、ロンドンなどのオークションで購入して手入れすれば、もっと安くなるとか。

 値段はともかく、オールドってそんなに良いのか、実物に触れたことが無いので借りて来ました。1700年代の作、ラベルが本当なら2000万円クラスの筈が現実の値段は一桁下で、試した中では一番音が良いと思いました。このとき自分の楽器や弓を持参しなかったので、比較のため借りることに。

 最近訪ねた別のお店で教えて頂いたところによれば、イタリアンオールドの音は他のものと違う独特なものとのことで、ブランド物を弾かせて頂いた実感では鋭さよりも柔らかさの要素が多いように思います。借りた楽器も程度の差はあれ同じ傾向を持っていると思います。

 持ち帰って、手もとの約100年前の楽器と比較して見ましたら、清澄感は新しい楽器の方が勝り、音の柔らかさでは古い方が勝って聞こえました。念のため録音して比較して見ても、同様な結果が得られました。弾いていて心地よいのは古い方と思います。たまたま手にした楽器でオールド全般を語ることは無理と思いますが、取りあえずの私の印象をお伝えしておきます。

 ところでヴァイオリンを買う際のチェックポイントは音色を除くと、寸法と健康度と聞きます。ボディの長さは標準と言われる範囲の中央付近、日本で手を入れているので健康面にも当面問題ないとの事。

 ここが思案のしどころで、しばしの長考入りと相成りました。


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