ヴァイオリンとフルートのRio

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中ロが北から欲しいもの

2017年09月07日 18時50分02秒 | その他
 危ないおもちゃをチラつかせて拗ねる北朝鮮に対し、国際社会が一致して更なる経済制裁を望んでいるかと言えば、少なくとも中国とロシアは違うらしい。なかなか日本が考えるような理想の状態には到達しません。

 中国に関してよく言われるのは、仮に北朝鮮が韓国に呑み込まれてしまうと、親米韓国と中国が直接国境を接する事になり望ましくないと言うもの。つまり北朝鮮は自由圏との間の干渉的役割を果たすものなので、決して快く思っていないにせよ、このままの状態で永久に存続して欲しいのが本音。昔から中国の属国である北朝鮮の国民が飢えようと死のうと構わないと思って居るのは確か。

 さてロシア。これ以上の制裁には反対だし、秘かに北朝鮮向けに必需品や石油を供給しているとも言われます。過去には金日成と旧ソ連との関係が親密だった事も有りますが、それは大昔の事。お互いそんなに義理堅いとも思えません。しからば、なぜロシアは北朝鮮に好意があるようなそぶりを見せるのか。

 ロシアは帝政時代から朝鮮半島はとても欲しいもの。半島情勢の変化に乗じてあわよくば北朝鮮を掠め取ろうと言う意思は不変。中国と同様、北朝鮮の国民を食わせる積りは無いが、北朝鮮の港は欲しい。また北朝鮮にロシア軍を進駐させれば中国への睨みを効かせることも出来ます。

 こうして見ると、北朝鮮国民にとって最も良いのは、米国に占領される事かも知れません。大東亜戦争終結後の日本の食糧事情は米国によって好転しましたし、今では指導者の悪口を言っても消される事の無い民主国家。北朝鮮指導者は実は親米と言う説もありますが、米国の援助を受けるためのハードルはとても高い。民主化は当然で、現指導者は放り出され、チャウシェスク大統領夫妻のような末路をたどる可能性があります。


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