コロナ用ワクチン供給はいつ

新型コロナウィルス肺炎用のワクチンの開発が各国で進んでいて、近い将来に完成したら日本も供給を受けられるよう厚生労働省が手配を進めていると言うニュースが有ります。

一般的にワクチンには予防用と治療用の二つのタイプが有りますが、どちらの入手を考えているのでしょう。

差し当たって必要度が高いのは治療用なのかな。ワクチンが無いので怖いと言う発言をする人達は治療用ワクチンを考えているのかなと言う気がします。昔風の言い方で言う特効薬的なイメージ。結核で言えばパス、ストマイ、ヒドラジッドですね。これらが買えなくて、もしくは間に合わなくて亡くなった方も多かったと聞きます。

しかし手配が何千万人分と言う量と言われていますから、どうやら治療用ワクチンではなく、予防用ワクチンの入手を考えているものと思います。

しかし、全世界で需要があるワクチンをどう配分するのか。開発した会社が属する国が優先的に使うのかと素朴には思いますが、開発する製薬会社に投資した投資家が優先的に見返りを得て販売する可能性が高いと思います。

日本はワクチンを購入する資金は有るものと思いますが、経済規模の小さい国はどうするのか。出来たばかりのワクチンにジェネリックは有りません。今のところ貧しい国に資金援助しようとする動きは有りませんので、悪く言えば地獄の沙汰も金次第になるのか、またぞろ近隣大国がワクチンを武器に弱小国をゆするのかも知れません。

ワクチンを開発する会社は世界で数十社あるそうで、出来上がるワクチンの特性、副作用の程度もさまざまでしょうから、優れたワクチンは奪い合いになるでしょうね。

今から言う必要はありませんが、インフルエンザ予防接種用のインフルエンザワクチンは年によって違うのだそうで、予防接種のスケジュールが決まった頃に、新型コロナウィルス肺炎用のワクチンが既に古くてタイプが合わないなんて事になったら困ります。


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帰省と旅行の違いは（その２）

旅行の場合、旅行先で利用するのは、交通機関、宿泊先、観光施設、土産物店、飲食店など。従事する人も含めて感染対策が取られていますから、自身が感染する、他人を感染させる、のいずれも可能性は低いと思います。

と書きましたが配慮が不足していました。

沖縄で発生したクラスターの例では、県外からの観光客がキャバクラで感染源となったとの事。例えて言うなら、『歌舞伎町のキャバクラは危険だから感染者が少ない沖縄のキャバクラで楽しもう』的な発想によるのでしょう。

キャバクラ（とは限らないが）側では県外客を断る訳にも行かず困ります。

しかし、来年のオリンピックでは今は入国が禁止されている一般観光客も来日するので、同じような事になりますよね。しかも感染者数は外国の方が圧倒的に多いので、日本としては恐怖としか言いようがありません。

中止するか無観客で開催するか。それが問題。


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