ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

楽器が暑苦しくない!

2010年09月16日 11時29分52秒 | 音楽
 嘘みたいに涼しくなって、朝の一時は肌寒いくらいです。盛夏のヴァイオリンとフルート、どちらも暑苦しかったですね。他の楽器の場合はいかがですか?

 ヴァイオリンは顎から肩にかけて広い面積で体に接触するので、とても暑苦しく感じます。エアコンをつけていても、顎の汗が感じられました。フルートはその点、楽器に接触する面積は小さいので、多少はマシですが、リッププレートに触れる部分に汗が出て来て、固定している筈の楽器が滑って動いてしまいそうで、そちらに気を取られてしまいます。

 楽器ではないのですが、眼鏡もまた、暑苦しいものです。外すと楽譜が見えないし。

 楽器そのものに関してですが、弦楽器は高温多湿には向かないと言われます。フルートの場合はどうなのでしょうか。今のところ、持っているヴァイオリン、フルートとも無事のようです。今年買ったピッコロ、木管なので厳しかったでしょうね。ケースに収納したままでしたが、覗いてみたら、外観上は大丈夫そうでした。確か、吹き始める際は、長時間吹かないようにとのことですが。

 ピアノもトラブルがあるそうで、名オルガニストだったシュヴァイツァーは、アフリカに行く際には熱帯仕様のピアノを持って行ったと聞きます。

 ともかくも、暑苦しさが解消したので、サボっていた練習に励まないといけませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァイオリンを買うなら幾ら?(3)

2010年09月15日 06時11分43秒 | ヴァイオリン
 コンテンポラリー(=新作)に対して、モダンやオールドと言われる楽器があります。これらの用語には一応の定義がありますけれど、人によって多少異なります。プロの演奏家や音大に通う方々は、このあたりを購入するようです。

 ヴァイオリンを作る際には、十分枯らした木材を使いますが、作ってから後も木材は変化し、結晶化が進むのだそうで、大体、100年くらい経過すると、音が良くなって行くと言われます。ただし、初心者用や量産クラスの楽器が古くなっても、大幅に音が良くなることは無いそうで、経年変化の効果は良い作りのものでないと、十分には期待できないそうです。

 新作なら、普通は写真付きの製作証明書が添付されていて、信用のおけるお店で買えば、まず、間違いはありませんが、古い楽器の場合には真贋が問題になることがあります。偽物と言っても、程度はさまざまで、ストラディヴァリウスでも、偽物ではないかと言われるものもあるそうです。アマチュアなら偽物であっても気に入ってしまえば、それでもよいのですが、偽物が高価だったら気分が悪いですよね。プロや音大生の場合は、後日、もっと良いものに買い替えることもあり得るので、偽物だと売れなくなってしまいます。古い楽器の場合は、ラベルもあてにならず、鑑定も100%ではありません。、

 偽物でなくてもこんなケースがあると聞きます。Mario Gaddaと言うモダンの有名な作者が居ましたが、さらに高名だった父親Gaetanoの作品(Marioより高い)の一部はMarioが作ったか手伝っていたらしいです。区別がつきにくいでしょうね。また、Marioは、著名製作者のコピーも製作していて、ラベルにはその著名製作者の名前が付けられ、製作証明書はMarioが書いています。ややこしいですね。

 古い楽器を購入する際には、ある程度、ヴァイオリンに慣れてから、信用のおけるお店を選び、音が気に入ったかどうかで購入を決めるとよいようです。

 因みに、モダンイタリアンは数百万円から上、中でも有名な作家のものになれば、1千万円から上と言われています。ただ、モダンの定義も次第に広がって来たようで、200~300万円くらい出すと、経年変化の影響はあまり期待できませんが、かなり良い楽器を購入することができます。オールドイタリアンは有名な物なら数千万から億を超えるものも。なお、いずれも、イタリアンにこだわらなければ、もっと安価な物もあります。最近、ブログでオランダのJacobs(17世紀の製作者)の楽器が500万円と言う記事を見かけたこともありました。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペイオフでオールドが買えない人も

2010年09月14日 06時02分17秒 | その他
 日本振興銀行の経営破たんで、ペイオフが発動されることになりました。特殊な銀行の話とは言え、現実にこう言う事態が起きると不安になります。ここには普通の人も定期預金を預けていたのですから。国民をペイオフに慣れさせる手始めにしようということでしょうか。

 預金とは、手荷物の一時預かりのようにお金を預かって貰っているのではなく、金融商品としての預金を購入しているのだそうです。知っていました?

 預金を保証するのはその金融機関なので、保証する主体がつぶれればそれまでですが、それじゃ暴動が起きかねません。そこで、1000万円までの元本とその利息を保証しようとするのがペイオフの制度で、保証が無いよりはマシですが、1000万円を超える分は保証されません。

 報道では、1500万円の預金を持っている人を例に挙げて、500万円が損失になると説明していましたが、例としては誠に不適切です。何故なら、庶民だって住宅資金として数千万円を預金している人が居ても不思議はありません。プロの演奏家で名の知れたよいヴァイオリンを買おうとすると数千万円は用意が必要です。預金してあったら最後、何の落ち度が無くても、ほとんどの金を突然失うことになります。倒れそうな金融機関を見抜けなかったのは預金者の落ち度でしょうか?

 金融庁の検査を妨害したとして、この銀行の木村剛会長が逮捕されました。検査妨害は悪いことかも知れませんが、そんなことより、取締役の経営責任こそ追及されるべきです。ワンマン経営を放置した取締役の責任は免れないところです。

 そう言えば、三菱UFJは既に普通預金の金利を下げているし、みずほと三井住友も近く金利を下げると発表しています。これは経営改善のための策なのでしょうけれど、勘ぐれば、危ない兆候と言えないこともありません。少なくとも、経営状態が良くはないと言うことですよね。

 預金をする側の対策としては、1000万円を超える預金をしないことで、1000万円を超えるお金は他の金融機関に預ければよいのですが、管理するのが面倒になります。もう一つ、無利子特約の普通預金を申し込めば、利子は付きませんが、万一の時は全額が保証されるそうです。普通預金の利率も0.02%などと強度近視の視力のような数字になるそうですから、利子を期待せず、安全を優先するのも一つの考えかも知れません。お互い気を付けましょう。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへにほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴァイオリンを買うなら幾ら?(2)

2010年09月13日 05時28分19秒 | ヴァイオリン
 初心者用ではなく、もっと、気合いを入れて買う場合です。初心者用からの買い替え、量産品の中級クラスからの買い替えの場合、あるいは最初から本格的な物を狙う場合の話です。

 いわゆる量産品は分業で作られ、量産メーカーの製品でも上位のものになると、熟練度の高い人が担当するようになり、行きつくところは、一人の職人さんがすべてを作る新作になるそうです。製作者は個人で小規模な工房を構えているのが普通です。国内、国外に大勢居ます。

 ヴァイオリンの値段と品質の関係は、いろいろ言われますが、品質的には新作が一つの到達点です。普通は60万円くらいから、上は100万円前後で、国産品も輸入品もあります。輸入品は概して高価ですが、中にはプレミアムの付くものもあり、高いものでは400万円を超えるものもあります。新作同士の微妙な違いはあるにせよ、値段が違っても、本質的には同じ作りです。

 誰の楽器が良いかどうかは弾いて判断するしか無く、かと言って、色々な作家のものを比較したいなら、大手の楽器店に行くしかありません。賞を取った人の楽器を狙うのも一法ですが、作品ごとの違いが有るかも知れませんから、結局、わが耳を信用して選ぶしかありません。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巨匠CDの代用品(2)

2010年09月12日 05時50分13秒 | 音楽
 9月3日の深夜、テレビのチャンネルを回していたら、偶然、外国のオーケストラがベートーヴェンの運命を演奏していました。オケの弦楽器奏者の風貌とホルンの形状から、ウィーンフィルだとは分かりましたが、はて、指揮者は誰なのかと思いつつ見ていましたら、クリスティアン・ティーレマンだと言うことが分かりました。その後、田園、第4番とベートーヴェンばかりの演目でした。

 名前は聞いたことがある、しかしながら演奏を聞くのは初めての指揮者です。年齢は51歳だそうですが、いずれの交響曲もベートーヴェンらしい感情の起伏が良く再現されていたように感じました。テンポの動きや強弱にも個性があります。ドイツ出身の指揮者は居ない訳ではないのですが、目立つ人が少ない中、これは期待できそうです。長身大柄、身振りも大きく、まさに大物ですね。

 9月4日にフルトヴェングラーのCDの代用品はカイルベルトと書きましたが、このティーレマンも試しに加えて良さそうです。CDは日本ではあまり販売されていないようで、ウィーンフィルを指揮したベートーヴェンの幾つかの交響曲やバイロイトを振ったベートーヴェンの第9、その他が輸入盤にはあるようですから、取り寄せて見たいと思っています。

にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする