日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

機上で乾杯

2013年07月03日 | Weblog
機上で乾杯

インドでは何が起こるか判らない。僕は前回インドを旅してつくづくそう思った。万事インド的なのである。日本のようにきちっとしたタイムスケジュールを作った所で、そのスケジュール通りに事が運ばない事が多い。しかし日本人の僕はあくまで日本的スケジュールでもって動こうとする。そしてうまく行かないと挫折感みたいなものを強く感じ、その不満の為に、インドをどうしょうもない国、お粗末な発展途上国とちょっと後ろ指を指したさげすみの目で見てしまう。
 
インドには昔からこの大地に合うような生活のリズムがあり、人々はそれをそのままに継続しているだけのことである。そしてこのリズムの違い。テンポの早さの違いがまさしく文化の差なのであり、その差がカルチュアーショックなのである。
郷にいれば郷に従え、なのであるが、急に自分のリズムやテンポを変えることは出来ないのもまた事実である。

ところが今回のこの出来事はこういう種類のものではなくて、丸でばかばかしい話である。
 東京から5人の看護学校の生徒がカルカッタにあるマザーテレサのハウスに研修をかねてインド旅行をした事から、話は始まる。
 
僕はその時、カルカッタのダムダム空港にいた。急にあたりが騒がしくなって、日本人の女子学生と思われるヤンギャルが何かあわてた風で、あちこち走り回っていた。顔の表情は皆真剣で、血走った目をしている子もいる。一体何があったんだ、何が起こったんだ?。僕はとわづかたらずに じっと見つめていた。
 
やがて事情は飲み込めた。このグループの中の誰かがエアーチケットを持っていないことで皆が騒いでいるのである。それも、もうすぐ搭乗が始まると言う段になってのことである。この期に及んで一体どう言うことなんだ、チケットがないと乗れないし、次の乗り継ぎ便だって乗れる保証はない、僕は他人事ながら気になりだした。
 
じっと耳をすましていると、どうも一人がホテルを出てくるときにチケットを誤って捨てたらしい。電話の内容はそんなことだった。ひょっとしたらごみ箱の中に捨てたかもしれないので、そのごみ箱をしっかり探して欲しいと言っている。しばらくして掛けた電話では、チケットは見つかったらしい。やっぱりあったんだな。僕は一瞬ほっとした。しかしよく考えてみると、それを今から空港まで持ってきてもらうにしても1時間はかかる。後30分で飛行機は離陸しようとしているのに、
1時間掛けてここまで持って来たところでどうなるものでもない。所詮は乗り遅れだ。もう一度バンコックまでのチケットを手に入れないと帰れない。さてどうするのだろうか。

つづく

ムーンライトセレナーデ

2013年07月02日 | Weblog
ムーンライトセレナーデ

オールブルーコーツが奏でる「ムーンライトセレナーデ」とともに夜の帳が下り、キャンプのクラブの幕が開く。

キャンプは進駐軍のもので、もう50年も昔に幕は閉じた。
しかし目を閉じれば、あの当時の場面が、あたかも目の前にあるように見えるし、 sing sing singではドラマーのタック村田氏がドラムを抱いて舞台を歩き回り、滑稽な仕草で喝采を浴びていた。村田氏は父君が外交官だと聞いていた。多分極道息子?だったのではなかろうか。

ドラムといえばジョージ川口氏もよく出演された。何しろ当時日本のビッグバンドの最高峰が集まっていたのだから音楽環境はベストだった。

後日作曲するようになって、今なお当時の音楽が流れてくる。ビートルズが現れる二昔の話がある。

知性溢れる小島正雄さんが軽妙なトークと指揮をするのだが、それはが魅力溢れるものであった。
小島さんは立派な紳士で服装はもちろんのこと、喋り方もとてもゆっくりと丁寧だった。

今日ラジオを聴いていたら、ビッグバンドのムーンライトセレナーデが流れてきた。それでついつい引き込まれてこの1文を認めた 。


核のゴミ処理、

2013年07月01日 | Weblog
核のゴミ処理、

放射能濃度が8,000ベクレル/kgを超える、特措法に基づき環境大臣が指定する廃棄物です。国が責任をもって処理することになっています。
- 環境省

何が問題なの?
東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、風や雨、雪などの自然現象により降下、地表や樹木などに付着しました。
指定廃棄物のほとんどは、その処理の過程で放射性物質が濃縮され、発生したと考えられています。

現時点では、既存の施設において処分されず、さまざまな場所に分散して保管されていますが、保管場所が逼迫している場合もあり、市民生活への影響が懸念されています。
課題は何か - 環境省


廃棄物は? 膨大な量処分先未定
 除染が進めば進むほど問題となってくるのが、除去した土壌などの廃棄物をどう処分するのかという問題だ。

〈今後はどうするの?
国は、既存の廃棄物処理施設の活用について引き続き検討を行いつつ、今後3年程度(平成26 年度末)を目途として、指定廃棄物が多量に発生し、保管が逼迫している都道府県において、必要な最終処分場など(福島県において、10 万ベクレル/kg 超の指定廃棄物は中間貯蔵施設)を確保することを目指す。

指定廃棄物の最終処分場を新たに建設する必要がある場合には、都道府県内に集約して設置し、その設置場所は、必要な規模や斜度を確保し、土地利用の法令上の制約がなく、最終処分場建設に適している候補地を、国有地の活用も含め、都道府県毎に複数抽出。その後、複数の候補地の中から、現地調査などにより立地特性を把握した上で、国が立地場所を決定。
今後の処理方針 - 環境省



現在はまさにこういう状態である。この実情を無視するかのように原発再稼働をするという。入り口が見えて出口が見えない核ゴミ廃棄を国の責任においてやると言うけど、場所も確保されていないのに、核のゴミを増やすことを行うというのは、理解に苦しむ。市民生活に影響するこういう問題を放置したような状態でいいのか。為政者の国民安全に対する姿勢が問われている。