■【きょうの人】 0713 ■ カエサル(シーザー) ■ 修円 最澄から灌頂を受けました
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■ 修円 最澄から灌頂を受けました
しゅえん
宝亀2年(771年)-承和2年6月13日(835年7月16日)
平安時代前期の法相宗の僧で、俗姓は小谷氏、大和国北谷の出身です。
生禅師(ていしょうぜんじ)とも称されます。
義真から天台教学を学び、義真の没後は義真に代わって、大和国室生寺に住し、いわゆる「室生天台」を現出させた「円修」と混同されることが多いのですが、別人です。
大和国興福寺の賢憬に法相を学び、794年(延暦13年)比叡山根本中堂の落慶供養の際その堂達をつとめました。805年(延暦24年)には最澄から灌頂(かんじょう:菩薩が仏になる儀式)を受けています。
810年(弘仁元年)に律師、812年(弘仁3年)に興福寺別当となり、興福寺に伝法院を設けて深密会を始めました。827年(天長4年)には、少僧都(しょうそうず:僧正の下にあって、大僧都を助けて僧尼を統率する僧官)となりました。
空海とも親しく、天台宗・真言宗という当時としては新しい仏教に理解を示していたようです。
■ カエサル,ガイウス・ユリウス
Gaius Iulius Caesar
紀元前100年7月13日? - 紀元前44年3月15日
シーザーとも呼ばれることは周知の通りです。
父は同名のガイウス・ユリウス・カエサル(Gaius Julius Caesar) 、母はルキウス・アウレリウス・コッタの娘アウレリア・コッタで、祖先に幾人もの執政官を輩出した名家の出身でした。
紀元前83年、カエサルは神祇官を務めますが、この職務はパトリキという特定の人達にのみに開放されていて、婚約者がいたにもかかわらず、パトリキのキンナの娘コルネリアと結婚しました。若い頃から、野心家だったのですね。
属州の軍に籍を置き、そこでの業績で、属州の「市民冠」を授与されました。弁舌力を活かして、属州総督を次々と告発しました。ここのころから表舞台に出始め、カエサルは弁舌で一躍有名となりました。
あるとき、アレクサンドロス大王の像を目にして「アレクサンドロスの年齢に達したのにも拘らず何もなしえていない」と自らの心境を吐露し、偉業達成への意気込みを見せたそうです。
紀元前60年になりますと、コンスルをめざしているカエサルは、オリエントを平定して凱旋した自分に対する元老院の対応に不満を持ったポンペイウスと手を結び執政官に当選します。
執政官になりますと、グラックス兄弟以来元老院体制におけるタブーであった農地法を成立させます。
ガリア戦争では武功を上げ、それをもとにカエサルはガリア戦争の一連の経緯を『ガリア戦記』として著しました。そのプレゼンスにより、ますますカエサルは、名を上げます。
三頭政治を始めますが、その一人の死により三頭政治が崩壊しました。
紀元前49年、カエサルは自派の護民官がローマを追われたことを名目に、軍を率いてルビコン川を越えたことで、ポンペイウス及び元老院派との内戦に突入します。この時に、ルビコン川を渡る際、あの有名な「賽は投げられた」と檄を飛ばしたといわれています。その結果、カエサルはイタリア半島の実質的な支配権を手にしたのです。
エジプトでは、クレオパトラが弟プトレマイオス13世と争っており、両者の仲介を模索しましたが弟から攻撃を受けましたので、クレオパトラの側に立って政争に介入しました。
エジプトが平定されますと、カエサルは親密になったクレオパトラとエジプトで過ごしましたが、その時に、政敵ポンペイウスの勢力下だった軍を破ります。この時に、ローマに送った戦勝報告に「来た、見た、勝った (Veni, vidi, vici.)」という名言が残されています。
紀元前46年夏、ローマへ帰還したカエサルは、市民の熱狂的な歓呼に迎えられ、壮麗な凱旋式の挙行にあたって、クレオパトラを息子カエサリオンとともに招きました。
元老院派を武力で制圧して、ローマでの支配権を確固たるものとしたカエサルは共和政の改革に着手します。
終身独裁官としての絶対的な権力に対し、マルクス・ユニウス・ブルトゥスやガイウス・カッシウス・ロンギヌスら共和主義者は共和政崩壊の危機感を抱き、新たな生成ができました。
元老院の開会前に起こったとされ、ポンペイウス劇場に隣接する列柱廊で、マルクス・ブルトゥス等により暗殺され、その時の言葉が「ブルータス、お前もか」という言葉を発したと言われています。
奢るもの、久しからず
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【 注 】
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