【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月6日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 4-09 【経営支援】 目指すは経営資源の良質化
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
知人から【ライン】の通話のことで相談を受けました。
相手の声は聞こえるのだが、自分の声が相手に届かないというのです。
特定の人だけなら、その人に関係する設定を変更すれば良いわけです。
ところが、どうやら複数の人との関係で同じ状況が発生するというのです。
【ライン】自体の基本設定の問題だろうと考え、対処しました。
このように階層的に私が原因追及をすすめたことに、その方はいたく感心していました。
ロジカル・シンキングの階層思考のおかげだと話すと、「さすが、先生ですね」とお褒めの言葉。
私としては、誉められた気がしませんでした。
コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。
下記のようなテーマでお話しました。
■第4部 【あたりまえ経営のすすめ 経営支援編編】 コンサルタントを知る 1章 外部ブレインを使いこなせなくて経営者・管理職といえるか
半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、いろいろな事を体験し、コンサルティング現場で活かしてきました。
士業・コンサルタントは、経営者・管理職に対して、いろいろな局面からの支援をしていくべきです。そのためには、経営者・管理職の立場も理解をしていなければなりません。
経営者・管理職向けの情報に対して、「俺は、コンサルタントだ。経営者・管理職向けの情報など必要がない」という姿勢でよいのでしょうか。「裏を返せばコンサルティングに通じる」という発想を士業・コンサルタントがしますと、視野が広がると考えています。
士業・コンサルタントも経営者・管理職も、フレキシビリティを持った発想が必要なのですね。
このような視点で、第4部をお届けします。
1章は、コンサルタントとは何をしてくれる職業なのかという視点で、士業・コンサルタントの本質を経営者・管理職に知っていただきたいと思います。
裏を返しますと、それを理解でき、行動に移せる士業・コンサルタントがホンモノのプロといえるのではないでしょうか。
■ 第4部1章 9 【経営支援】 目指すは経営資源の良質化
管理設備などを利用して、温かい管理が定着し、管理職がリーダーシップを発揮できるようになりますと部下が自然と育ってきます。すなわちヒト・モノ・カネという経営資源の中の中核をなすヒトが良質化されるのです。
ヒトが良質化されますと、そこから生まれてくる商品やサービスも良質化します。
その結果業績が向上しますと金利負担の少ない良質な資金(カネ)が入ってきます。
業績が上がりますと、マスコミで話題にも上るようになり、知名度が上がります。それにともない、有能な社員も入社するようになり、質の高い人材の集団に変身できます。
その効果でさらに良質な情報が集まるようになります。その結果品質の高い経営ができ、時間という経営資源も良質化するのです。
企業の経営者・管理職の中には、「講演会などで聞いてきたことは価値があると考え、俺がいくら良いことを言っても社員は耳を貸そうとしない」と嘆く人がいます。
経営コンサルタントの口を経由して話をするというような使い方は、経営コンサルタント側としては本意ではないのですが、多くの企業でこのような権威主義的な現象が起こっていて、私ども経営コンサルタントの話には耳を貸すということがあります。
この様なことは、好ましいことではないのですが、隠れた経営コンサルタントを使う副次的なメリットのひとつと言えるのかも知れません。
しかし、企業経営で最も重要なことの一つは、経営者自身の問題です。
自信過剰で、自分があたかもカリスマ経営者のように振る舞うワンマン社長とバブルがはじけて自信を喪失している経営者と二極化傾向が見られます。
前者のワンマン社長は、「改革こそわが社に必要なこと」と声を大にし、次々と施策を発表し、自分は豊富な知恵がわき出る天才経営者と思い込んでいます。社員が愚かに見えて、「役員を筆頭に、頼りになる社員がいない」と愚痴をこぼしています。
ところが、中間管理者は、次々と社長から出る指示に振り回されます。前回出た指示が途中段階であるにもかかわらず次の指示が出て、自分でそれを咀嚼するゆとりもなく「社長から指示が出たので、とりあえず部下に伝える」ということが繰り返されます。
社員は、やる気のない管理職から毎日のように何か言ってきますが、いったい何を言いたいのだろうと理解できず、他人事であるかの振る舞いです。それが社長から出ている指示であるという認識もないのでしょう。
社長は、自分が名案を出しているのに一向に業績が良くならないと考えてまた新たな指示を出します。朝令暮改や矛盾した指示が出されても誰一人としてそれに対して意見も反論もしません。
すべてそうであるというのは過言ですが、社長独り相撲の空回りが継続していることについて社長は気がつかないでいます。
そのような経営者に気づきを与えるのが第三者的視点で見ている経営コンサルタントなのです。
経営コンサルタントは、盲目的に動き回っている経営者と共に、目的地はどちらの方向なのかを見定め、地図を見ながら途中の道標(マイルストーン)を確認します。
また、途中のマイルストーンまでを踏破するのにどのようなリスクが待ち構えているのか、その対応策を考えます。そして、全員がスムーズに目的地に到達できるように、全員が持っている力を最小投資で、最大効果を上げられるようにアドバイスをします。
このように、様々なことを介して、経営資源の有効活用ができるような企業づくりのお手伝いをするのが経営コンサルタントなのです。
<次号に続く>
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■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
■【今日は何の日】 3月7日 ■ 消防記念日 ■ メンチカツの日 ■【今日の写真】 早春の京都 太秦京都撮影村 一年365日、毎日が何かの日
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
■ 秋吉台の山焼きは春を告げる 306
秋吉台の山焼きも、この時期の季節の行事としてテレビなどで必ず紹介されますね。
秋吉台に行かれた方はご存知のように、カルスト台地に石灰岩が頭を出しています。
展望台に上ってみますと、それが羊のように見えるのも面白いですね。
秋吉台の下には、日本でトップクラスの鍾乳洞「秋芳洞」があります。
われわれは、これを「しゅうほうどう」と呼んでいましたが、今は違うのです。
では、何と読むのでしょう。
3月6日の【今日は何の日】をご覧下さると幸いです。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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