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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月17日 「さん」づけ呼称と民主性

2023-08-18 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月17日 「さん」づけ呼称と民主性


 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。


 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。


 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。



 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。


【 注 】


 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。


■【小説風 傘寿の日記】


 来週のクリティカル・シンキング1日研修に使う教材の最終チェックをしました。


 ポイントは、時間長とコンテンツ量、ストーリー展開に即したパワーポイントのアニメーション機能とコンテンツ変化のタイミングなどが中心です。


 


 午後は、オンライン・ミニセミナーの日で、次のような話をしました。


 


■ 1-02 「さん」づけ呼称と民主性 A705


 


 近年、企業において、役職名ではなく、「さん」付けをすることにより民主性を表現する企業が多くなりました。


 福沢諭吉翁が「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」とおっしゃったことは有名であり、人間性を重視する観点からも、上司も部下も、皆人間であることには変わりがありません。


 この視点からみても、社長以下の全社員が「さん付け」で呼び合うことは、民主的な人間関係を作る上において必要なことでしょう。


 しかし、視点を変えてみてみましょう。



 日本で最も早くに設立された経営コンサルタント団体であります、日本経営士協会では、会員同士を「さん付け」ではなく、「先生」という呼称を付けて呼び合っています。


 本来、人間性を重視したコンサルティングをするためには、自分達自らが民主的な関係であることを表明するために、「さん付け」にすべきところです。ところが、同協会の伝統として、「先生」呼称が定着しています。


 同協会は、「経営士・経営士補」という資格付与団体です。ところが、経験の浅い資格取得者は、「まだ、経験も浅いので、先生と呼ばれるほどのものではありませんので、先生と呼ばないでください」と言います。


 一方で、経営コンサルタントとしての資格取得は、コンサルティング実践経験の浅い人にとりましては、中小企業診断士より難関な試験に合格した人達です。日本経営士協会というブランドを背負っているのですが、プライドを持ってよいはずです。また、プライドを正しく認識することにより、その資格のイメージも高まります。


 自分では謙遜して「先生と呼ばれるほどの実績はありません」と言うことは、日本経営士協会の権威を低めることに繋がりかねません。


 そこで、「先生」と呼び合うことにより、プライドを持ち、自分自身の責任を持った言動を採るという意識付けをするためにも「先生呼称」は、効果があるのです。


 すなわち、先生という呼称により、協会会員としてのプライドを持たせ、さらなる成長を自認させることに繋がることから、伝統的にこの様なことを行っているのです。



 これは、経営コンサルタント団体という、「意識付け」ということを目的とした、特殊な組織におけるお話です。


 一方で、経営コンサルタントとして企業を訪れた時に感ずることの一つが、「組織で動く」ということができていない企業が多いことです。


 組織を活かした動きになっていないという背景には、「組織で動く」、すなわち、組織力を活かすということを理解できていないで、その発想がない企業が多いのです。


 その様な企業で、「民主的だから、“さん付け”で呼び合おう」ということは、正しいやり方なのでしょうか。


 組織的な動きをしている企業というのは、目標が明確で、その目標に向かって、全社員の言動のベクトルがおおむね揃っています。ところが、そうでない企業では、まず、組織で動くということを意識付けするために、「管理とは何か」「管理職とは何を、どの様にする人か」というようなことを、体に染み込ませることが必要です。


 その一環として、管理職を、役職名で、たとえば「課長」とか「○○部長」というように呼ばせて、組織とは何かを意識付けさせることが必要なのです。


 多くの方が、そこまでする必要があるのか、それで効果があるのかと懸念されますが、「組織で動く」というような抽象的なことを、経営管理の基本として認識させるためには必要なことなのです。


 


 



 

■【経営コンサルタントの独り言】


 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


 


■ プロ野球を語るに「ナイター」は不可欠 817


 


「ナイター」という言葉は死語となってしまいました。


 そもそもが和製英語ですので、「ナイトゲーム」とただされていることは素晴らしいことです。


 ビールとポップコーンがつきもののようですが、昨今では、マクドナルドのホームランバーガーをかじっている人も多いようです。


 ホームランバーガーというのは、東京ドーム近くのマクドナルド店で売られる、お腹いっぱいどころか食べきれなくなりそうなバーガーセットです。


 大リーグでは、食事を楽しみながら、レストランで観戦することもあり、地域による時差もあることから、「ナイトゲーム」は、その名の通りといえます。


 日本のナイトゲームは18~19時頃プレーボールのコールがだされます。アメリカ人の語感では、ナイトではなく「イブニング」かもしれませんね。


 もっともゲームが終了するのは深夜にまで及ぶことがありますので、私の気持ちも「ナイトゲーム」に落ち着きそうです。


 


■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業


 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。

 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまでお話】

 再発信の第1回目は、8月18日付けですので、明日に発信されます。

 

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■【老いぼれコンサルタントのブログ】


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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月16日 「ひらめき」と「思いつき」

2023-08-17 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月16日 「ひらめき」と「思いつき」

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 来週の研修の打合せと、会場の事前確認のために○○経営コンサルタント協会を訪問しました。

 グループ企業と共に、ビル一棟を使っています。その5階が同協会の事務所であり、2階が研修場となっています。

 大きなホールとして多人数を集客でき、そこをいくつかの研修室としてパーティションで区切れるようになっています。

 音響設備も整っていて、ネット環境も利用しやすいように思えました。

 今後、何らかの形で協力関係を持ちたいという先方担当者個人の考えを吐露してくれました。

 

 午後は、オンライン・ミニセミナーの日で、次のような話をしました。

 

■ 1-11 「ひらめき」と「思いつき」の違いは何でしょう 2726

 経営コンサルタントという仕事柄、論理思考のお話をする機会が多いです。社員研修では、自分の業務の進め方やビジネスに直結することが多いためか、皆様が熱心に聴講してくださることが多いです。

 その時に、「論理思考とひらめきは、矛盾も含み、少々異なるような気がしますが・・・」という質問をしばしば受けます。

 私は、この両者を同じ次元で比べるべきではないように考えています。

 ロジカル・シンキングなどを用いて、平素、トレーニングを行ったり、ビジネスを行ったりしていますと論理思考力は高まってきます。論理思考力が高まりますと、いろいろな発想が出て来るようになってきます。

 一方、「ひらめき」というのは、いろいろな経験を積んだ中で生じるものであって、「無」から生じるものではないでしょう。論理思考のできる人は「ひらめき」も多いのではないでしょうか。


 人間にとって、睡眠は不可欠です。脳を休めて、翌日活溌に脳を使えるようにするために睡眠が必要です。

 睡眠というのは、人間が生きていくための肉体としての疲労回復だけではないそうです。脳生理学者の間では、「眠っている間に、記憶が整理される」ということは、ずいぶん以前からわかっているようです。

 日本で最初にノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は、寝ているときに中間子理論を思いついたという話は有名です。同様に、多くの人が寝ているときに、いろいろな発想が生まれたという話は良く聞きます。

 眠っている間に、記憶が整理され、その過程で、別の経験から蓄積された記憶と合体しますと、そこに新たな発見があるのかもしれません。これが「ひらめき」のひとつです。


 「ひらめき」と似たようなものに「思いつき」という言葉があります。一般的には、「ひらめき」は良い評価をされ、「思いつき」は、刹那的で、あまり良い印象と受けとめられないことが多いように思えます。

 強いて言えば、「ひらめき」は「思いつき」の一種と考えて、ここでは考察してゆきます。

 「ひらめき」は、ある目的なりテーマ・課題に対してなりに関するピンポイントな発想で、その目的なりテーマ・課題に取り組む際に、多くの人が賛同してくれるようなアイディアであるように思えます。多くの人が採用したくなるようなアイディアと言って良いでしょう。

 一方、「思いつき」は、何の根拠もなく、ポッと出てきたような印象が強いです。賛成者もいるかも知れませんが、賛同してくれる人の割合が低いことが多いように思えます。

 他方、「奇抜なひらめき」は、多くの人に理解されず、反論も強いことがあります。有名のことの一つが「それでも地球は回っている」という言葉に象徴される地動説を唱えたコペルニクスが連想されます。


 思いつきもひらめきも、有益な場合がありますので、けっして莫迦にせず、まずは「ウラを取る」ことではないでしょうか。

 ひらめきというのは、多くの場合、裏がとれ、その根拠が明確です。また、その思いつきなりひらめきなりというアイディアが有益であるという証明が必要です。

 多くの「思いつき」を発散思考で行い、その成果物をもとに収束思考をしてゆくと「ひらめき」に繋がりやすいように思えます。

 思いつきの豊かな人は、ひらめきの基となるものを多く持っていると言えます。すなわち、その様な人は、「ひらめき」を産み出しやすい人と言えるのではないでしょうか。


 論理的に追求し、重考した結果、効果的な方策が編みだされるように思えますので、私は、伝統的な論理思考法といえます、発散思考と収束思考、帰納法と演繹法を繰り返すようにしています。

 その進め方として、以下のような手順を原則としています。

  ・ 課題をリストアップする
  ・ リストがMECEである(それに近い)ことを確認する
  ・ 優先順位を付ける
  ・ 順位の高い事項から着手してゆくアクトプランを立てる
  ・ 成果判定基準を決める

 ご意見もおありと思いますが、参考にしてくだされば幸いです。

 

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ おわら風の盆 女踊りと胡弓の音 816

 8月16日は月遅れの送り火で、ご先祖様をお送りしたご家庭が多いと思います。

 日本伝統行事の一つとして「盆踊り」があります。

 お盆に迎えた精霊を慰めるための踊りです。

 阿波踊りや越中おわらの風の盆、よさこい祭等など挙げればきりがないほど各地で行われます。


 富山県富山市八尾地区のおわら風の盆が、その一つですが、私は訪れたことがありません。

 日本経営士協会事務局のベテラン職員が富山出身ですので、強く進めてくれます。

「越中おわらの風の盆」の胡弓の音色は、深編み笠とともになんとも言えない哀愁を漂わせてくれます。

 石川さゆりの「風の盆恋歌」も哀調ある調べで歌われます。


 毎年9月1日から3日にかけて夜を徹して街の中を踊り歩くと聞いています。

 写真というより、私の素人感性で、映像に残したいと思いつつも、実現していません。

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月15日 終戦記念日を知らない人が多いそうです

2023-08-16 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月15日 終戦記念日を知らない人が多いそうです


 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。


 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。


 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。



 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。


【 注 】


 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。


■【小説風 傘寿の日記】


 簡単な間仕切りをするついたてが、使い勝手が良くないので廃棄する予約を取っていました。


 回収車が来るところまで台車で移動するのに大汗をかきました。


 シャワーを浴びてさっぱり。


 


 なんとなく、写真集を見ていましたら東京の明治神宮が目に留まりました。


 


 


 


 


 

 

 


 

■【経営コンサルタントの独り言】


 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


 


■ 終戦記念日を知らない人が多い 815


 8月15日は「終戦記念日」です。


 1945年8月14日にポツダム宣言が日本国政府により受諾され、15日には、よく知られている玉音放送が流された日です。


 それまで外国との戦争で負けたことのない「神国日本」ですので、日本が負けるなどとは考えもしないひとにとってはショックを受けたのではないでしょうか。


 当時の人達は、大変な経験をしてこられたと思います。


 先般、NHKのニュースで、若い人の20%もが、終戦記念日がいつであったのか知らないという報道がなされていました。


 さらに信じられないこととして、日本がアメリカと戦争をしたという史実を知らない人もいると言いますので、驚きですね。


 


■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業


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 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
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■【あたりまえ経営のすすめ】1-09 管理とは、”温かい”ものなのです Aa11-Bc25

2023-08-16 07:26:55 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<経営の心>

■【あたりまえ経営のすすめ】1-09 管理とは、”温かい”ものなのです Aa11-Bc25

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 それが露呈したのが、東日本大震災の福島原発事故ではないでしょうか。

 その対応においても、事後対応においても、専門家と言われる人達な何もできず、口を閉ざしてしまっだではないですか。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 40年余の経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 1-09 管理とは、”温かい”ものなのです Aa11

 

 “真”のプロビジネスパーソンにとって重要なことは、自分の仕事に精通し、自分が自信を持てる専門分野を持ち、それおける知識や経験が豊かであることはいうまでもありません。
 【心 de 経営】ということを理解し、それを日常活動の根幹となし、“真”のプロ・ビジネスパーソンとしての思考や判断ができ、業務を遂行できなければならないと考えています。


 そのためには、管理とは何かという、正しい認識が必要です。

 しかし、「管理」という言葉の響きとして、「管理されている」とか「管理社会」などという、冷たいイメージがあります。

 「管理とは、仕事をしやすい環境を作り、仕事をしやすい条件を整え、結果として業績に結び付けること」です。
 管理職にとっての管理とは、「部下が仕事をしやすくするように、環境・条件作りをする」ことなのです。
 社員、一人一人にとっては、「自分が、効率よく仕事ができるように、上司や関係者と連携して、仕事をしやすい環境・条件をつくること」なのです。
 すなわち、管理とは“温かい”ものなのです。
 けっして、管理職が部下の尻をたたいて、高いノルマを達成するような行為ではないのです。


 管理が、キチンとなされているということは、経営資源を有効に活用し、PDCAなど管理に関連することを、バラバラに実行するのではなく、それらを連携させて、効率や効果を高めていることになります。
 その結果、業績向上に結びつけられ、経営品質の高い企業として発展して行くのです。

 すなわち、管理とは、
  内外の時代変化を先読みし、
  発展的P-D-C-Aを継続し、
  計画との差を明確にし、
  その対応策をノウハウとして蓄積し、
  仕事のしやすい環境・条件づくりを通じて、
  機会損失を最小限に抑え、
  組織で活動し、
  仕事の効率を最大限上げるために
  これらを有機的に連動した行動
のことをいいます。

 別の表現をしますと、「先見性」を持ち、管理の基本の「継続性」ある運用を通し、常に管理会計的な管理手法により「計画と実績との差異分析」がなされていなければなりません。
 その中から、自社のノウハウといえるものを「蓄積」してゆきます。
 管理とは何かを正しく理解するという「基本重視」の姿勢で、「機会損失」を最小限に抑えます。
 それを実現するには、全社員のベクトルをあわせた組織的活動により、業務遂行の「効率」を重視します。
 ただし、これらがバラバラに運用されるのではなく、相互連関させ、有機的に連動した、「総合性」をもった、管理の仕組みでなければならないのです。

 換言しますと、教育や管理手法を駆使して、経営資源の良質化を図り、それを有効活用して、結果として業績向上に結び付けられてこと、管理が、適性に行われていると言えるのです。

 

 “真”のプロコンサルタント成功のツボ 

   “真”のプロコンサルタント成功のツボ 原点に戻って管理とは何かを考える GLCN-101-13-0226 - YouTube

   “真”のプロコンサルタント成功のツボ 思考法 原点に戻って経営とは何かを考える GLCN101-11-228 - YouTube

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■【あたりまえ経営のすすめ】1-10 “真”の経営者は信念を持つ Aa18-Bc27

2023-08-15 20:06:00 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<経営の心>

■【あたりまえ経営のすすめ】1-10 “真”の経営者は信念を持つ Aa18-Bc27

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 それが露呈したのが、東日本大震災の福島原発事故ではないでしょうか。

 その対応においても、事後対応においても、専門家と言われる人達な何もできず、口を閉ざしてしまっだではないですか。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 40年余の経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 1-10 “真”の経営者は信念を持つ Aa18-Bc27

 ある企業の管理職は、二言目には「うちの社長は、こんなことを言っています」と、社長の自慢話をしてくれます。会うたびに、言う内容が異なりますので、その社長さんは、朝礼や訓示などで、自分の考えをいろいろと話をしているのでしょう。

 しかも、主旨一貫していることとして、創業者精神やそれに端を発すると思われる死生観といいますか、世界観といいますか、人生観ともいえる一本筋が通っているように、私には聞こえます。

 その根底には、彼が持つ変わらない価値観があるのでしょう。その価値観が、仕事に対する姿勢として表れているようです。


 大企業ですら、経営者やそれに続く役員が、不祥事を起こす時代です。彼等の中には、私利私欲がベースになっている人もいますが、多くは、自分の会社のためと思ってやっているようです。

 ところが、それが変形して「自分や自分の会社にとって都合が良い」という視点に変質していることに気がついていないのではないかと思われることが散見されます。そこからの判断ですので、間違った意思決定がなされ、それが企業の不祥事に繋がってしまうのではないでしょうか。

 自分自身の中に潜む魔の誘いに乗らないようにするためには、トップは、信念を持ち、自分に厳しくなければなりません。自分の考え方の基礎が明確ですと、それをもとに意思決定が成されますので、判断にブレが出ないのです。

 一方で、経営環境は複雑になってきています。「ホンモノを見抜く力」とか「人を見る目」などと言われる力も必要です。しかし、人間というのは複雑な生き物ですので、自分の力だけの判断では及ばないことが多いのです。

 トップに限らず、ビジネスパーソンは、内外の情報にも強い関心を持ち、入ってくる情報を鵜呑みにせず、ウラを取るという習慣が求められます。事実が、「真の事実」であることを確認するような、工夫が不可欠です。

 教科書的な知識や情報は、必要でありますが、それは「ある条件下において」は正しいでしょうが、全てにおいて正しいわけではありません。有名人の言葉であるとか、教科書だからといって、全てを鵜呑みにすることは危険です。

 「十人十色」「百社百様」ですので、自分の会社、あるいは眼前の課題に対して、そのまま適用できるとは限らないのです。

 入ってきた情報を鵜呑みにしないだけではなく、自分の考えと異なるときには、徹底的に「なぜ異なるのだろう」と追求し安易な妥協や折衷案的な意思決定をしないことです。

 しかし、自分の考えが正しいのだろうかと、自分自身をクリティカル・シンキング的に見る「謙虚さ」も忘れてはなりません。自分の考え方や見方が、妥当なのだろうかと、判断に迷うことは多々あります。信頼できる第三者を身近に持つことの大切さを認識しましょう。


 別項で述べていますように【心 de 経営】の精神を持ち、信頼される経営者やビジネスパーソンであって欲しいです。

 

 “真”のプロコンサルタント成功のツボ 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月14日 “真”の経営者は信念を持つ

2023-08-15 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月14日 “真”の経営者は信念を持つ

 

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 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

 

■【小説風 傘寿の日記】

 時々、経営者の会合に招待されます。ミニセミナーを行うようになって何十年になるでしょうか。

 

1-10 “真”の経営者は信念を持つ Aa18-Bc27

 

 ある企業の管理職は、二言目には「うちの社長は、こんなことを言っています」と、社長の自慢話をしてくれます。会うたびに、言う内容が異なりますので、その社長さんは、朝礼や訓示などで、自分の考えをいろいろと話をしているのでしょう。

 しかも、主旨一貫していることとして、創業者精神やそれに端を発すると思われる死生観といいますか、世界観といいますか、人生観ともいえる一本筋が通っているように、私には聞こえます。

 その根底には、彼が持つ変わらない価値観があるのでしょう。その価値観が、仕事に対する姿勢として表れているようです。


 大企業ですら、経営者やそれに続く役員が、不祥事を起こす時代です。彼等の中には、私利私欲がベースになっている人もいますが、多くは、自分の会社のためと思ってやっているようです。

 ところが、それが変形して「自分や自分の会社にとって都合が良い」という視点に変質していることに気がついていないのではないかと思われることが散見されます。そこからの判断ですので、間違った意思決定がなされ、それが企業の不祥事に繋がってしまうのではないでしょうか。

 自分自身の中に潜む魔の誘いに乗らないようにするためには、トップは、信念を持ち、自分に厳しくなければなりません。自分の考え方の基礎が明確ですと、それをもとに意思決定が成されますので、判断にブレが出ないのです。

 一方で、経営環境は複雑になってきています。「ホンモノを見抜く力」とか「人を見る目」などと言われる力も必要です。しかし、人間というのは複雑な生き物ですので、自分の力だけの判断では及ばないことが多いのです。

 トップに限らず、ビジネスパーソンは、内外の情報にも強い関心を持ち、入ってくる情報を鵜呑みにせず、ウラを取るという習慣が求められます。事実が、「真の事実」であることを確認するような、工夫が不可欠です。

 教科書的な知識や情報は、必要でありますが、それは「ある条件下において」は正しいでしょうが、全てにおいて正しいわけではありません。有名人の言葉であるとか、教科書だからといって、全てを鵜呑みにすることは危険です。

 「十人十色」「百社百様」ですので、自分の会社、あるいは眼前の課題に対して、そのまま適用できるとは限らないのです。

 入ってきた情報を鵜呑みにしないだけではなく、自分の考えと異なるときには、徹底的に「なぜ異なるのだろう」と追求し安易な妥協や折衷案的な意思決定をしないことです。

 しかし、自分の考えが正しいのだろうかと、自分自身をクリティカル・シンキング的に見る「謙虚さ」も忘れてはなりません。自分の考え方や見方が、妥当なのだろうかと、判断に迷うことは多々あります。信頼できる第三者を身近に持つことの大切さを認識しましょう。


 別項で述べていますように【心 de 経営】の精神を持ち、信頼される経営者やビジネスパーソンであって欲しいです。

 

■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立して、最初から発信していたします。
 
 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。
 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
【これまでお話】
 再発信の第1回目は、8月18日として、翌日に発信されます。
 
  バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950

 

【ご挨拶】

 「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」を書き始めて、2週間弱になります。

 お陰様で、私の後継者、竹根好助の若かりし頃の話は、想定以上に好評です。

 ある読者様から、「これから、どの様に展開するのか、推理小説を読むような気持ちで読んでいます」という嬉しい言葉をいただきました。

 一方で、スペースの関係で、ボリュームが少なく、ぶつ切りのような感じがして、流れを掴みにくいというご批判もいただきました。

 竹根好助が経営コンサルタントになる経緯、経営コンサルタントとしては知りだしたときの彼の努力や心情など、今後の展開を「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」から独立させて、これまでお話してきた部分は重複しますが、最初から、一定量のボリュームを持ってお届けすることにしました。

 引きつづきのご愛顧をよろしくお願いします。

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 特許侵害と経済の発展 814

 8月14日は「専売特許の日」です。

 昔、日本たばこ産業JTは、「専売公社」でした。

 そのイメージが強く、「専売特許」という言葉と発明協会が、一瞬結びつきませんでした。

 しかし、冷静に考えてみれば当然のことながら、特許は「専売を許可する」ための精度ですので、例え一瞬でもあれ、奇異に感じた自分がおかしくなってしまいました。


 知財、すなわち知的財産というのは、発明者等を守るための法制度です。

 一方で、その権益を侵す、ソフトの海賊版が出回ったり、違法ソフトの利用が話題になったりしました。

 近年では、音楽やイラストなどの著作権侵害が深刻な状況のようです。

 特許や著作権などを侵して、不法に利益を上げても、国が見て見ぬ振りをしていたり、国家がそれを行ったりと、コンプライアンスを無視する傾向は、まだまだ続いていますね。

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る


■バックナンバー
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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する029

2023-08-14 12:03:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する029 B221
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■ 傾聴と共に共鳴話法を併用する B221
 

 コミュニケーションの基本は、傾聴です。傾聴につきましては、別項で述べていますように、いくつかのポイントを押さえることにより、傾聴力が次第に身についてきます。

 コミュニケーションは、一方からの流れでは成り立ちません。双方向コミュニケーションが、正しいコミュニケーションのあり方です。

 しかし、コミュニケーションといいますのは多くの場合、話す側の話し方が良くなかったり、聞く側が理解力がなかったりして、満足できるコミュニケーションというのは、なかなか成立していないのが現実です。

 話し手は、自身自分が、何を言いたいのか明確でないことが多いのです。

 自分が話していることを相手が理解できているか、賛同してくれているのか、別の考え方をしているのか、相手の顔の変化を読み取りながら、それに合わせて、話し方や内容を変えていく必要があります。

 双方向コミュニケーションというのは、話し手と聞き手とのキャッチボールによって成り立つのです。

 聞き手は、単に聞くだけではなく、相手の言っていることが理解できれば、理解できていることを、うなずくなどしてシグナルを発信する必要があります。傾聴法の項で記述しましたように、言葉を発することにより、話し手に、修正の信号を発したり、同意の態度と言葉で、さらにその部分について、内容を深めたりと、協同作業を進めるのです。

 この様な双方向コミュニケーションを「共鳴話法」とか「共感話法」と言います。


 相手の話していることを、正確に聞き取り、理解するには、相手の目を見ながら、一つ一つの言葉や意見・考え方に固執しすぎないで耳を傾けることです。常に、全体の中での、現在進行中の会話の位置づけがどこにあるのかを考えますと、相手の言っていることへの理解が深まります。

 すなわち、聞き手は、単に聴いているだけではなく、正しい反応を態度や言葉で話し手に伝えることが必要なのです。

 相手の目を見ながらと言いますのは、少々語弊があります。私は、話し手の眉間より上の額を見るようにしています。仏像の白毫という白い毛のある部分です。

 視線と共に重要なことは、顔の表情でも反応することです。単にうなずくだけではなく、笑顔を作りながらうなずけば、同意や賛同を伝えられます。真剣な眼差しで聴けば、こちらの気持ちも伝わります。

 相手の言っていることに賛同できない場合には、それを顔に出すのではなく、言っていることの意味を確認したり、賛同できない部分を疑問文でぶつけてみたりしながら、会話を続けます。

 相手が話し終わらないうちに、反論をぶつけたり、それを態度に表したりすることをしません。

 意見や考え方が異なることは、けっして珍しいことではないのです。この様な考え方もあり、この人は、この様な考え方をする人なのだ、という理解をすることです。それはまた、自分自身の感情をコントロールすることにもつながり、強い口調で反論するような事態を避けることにも繋がります。


 相手が感情的になって、強い言葉を聞き手にぶつけてくることもあります。

 当然のことながら、聞き手が、それにつられて感情的になってはダメであることは言うまでもありません。

 相手が、自分の価値観とどこが異なるのかを考えながら、なぜ、立腹しているのかを推測します。この時も、相手の考え方を尊重する気持ちを忘れないことです。

 ここで重要なことは、「人は、それぞれ異なる考え方を持っている」という前提で話をすることです。相手の人間性を尊重する気持ちがホンモノでありませんと、逆効果に繋がりかねません。

 そして、感情的になっていることに対して、共鳴できるような話し方や言葉をやんわりと返しますと、その共鳴的な反応を相手も見て、冷静さを取り戻してくれることが多いです。

 相手が、自慢話をして、鼻持ちならないときでも、相手の成功を素直に受け入れ、基本的には友好的な態度で話をします。

 相手があまりにも、その話ばかりを続けている時でも、まずは相手の成功を素直に評価することです。その姿勢を持った上で、それに関連したことで、こちらが知りたいことを、少々長めの言葉で尋ねるようにします。それにより、相手のペースを崩しながら、次第に別の会話に話を導いていくのです。

 要は、コミュニケーションは双方向であるべきですので、どちらの立場であっても、相手に対する思いやりが不可欠なのですね。

  (ドアノブ)

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月12日 抜擢人事の本命推薦資料作り

2023-08-13 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月12日 抜擢人事の本命推薦資料作り

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

 

■【小説風 傘寿の日記】

 若いうちは、特別に健康に配慮しなくても、健康を維持し続けられてきたように思えます。しかし、近年、若くても成人病に悩んでいる人の比率が高くなってきているともお聞きしています。
  齢を重ね、体力も落ち、運動量も減ってくると寝たきり老人に一歩近づいてしまいます。
 一方で、経営コンサルタントを目指す若い人や、企業経営者・管理職からは、いろいろな問合せや相談が後を絶ちません。経営コンサルタント歴半世紀の、私の経験を求める人がいらっしゃるのです。必要とされていることはありがたいことで、床に伏しているわけにはいきません。

■ 健康ウォーキング

 私は、21世紀に入って間もなく、早朝ウォーキングを始めました。外に出てみますと、ジョギングをする人、私のようにウォーキングする人、自転車に乗る人、ワンちゃんを散歩に連れ出している人など、健康に留意している人が結構います。
 次第に顔見知りが多くなり、挨拶だけではなく、言葉を交わすようにもなります。ワンちゃん同士のコミュニティもできたりしているようです。
 人との交わりは、ボケ防止にもなりますので、健康ウォーキングの副次的なメリットですし、それは想定以上の大きなメリットと感じています。

 早朝ウォーキングは、健康維持だけではなく、季節を感ずることもできます。

 

 クラブパナソニックのサイトに、ウォーキングの効用が紹介されていましたので、それを転載いたします。

  ◇ ウォーキングで肥満解消・体脂肪を燃やす

  ◇ 中性脂肪をとり肝機能低下をストップ

  ◇ 新陳代謝を促進、素肌美人への第1歩

  ◇ ウォーキングは骨の老化を防ぐ

  ◇ 肺機能パワーアップを実感

  ◇ 心臓をサポートするふたつの効果

  ◇ ウォーキングで血圧安定

  ◇ 生体リズムを整え寝付きがいい、寝起きもいい 

  ◇ 心にも青空!ストレス解消

  ◇ 血液中の善玉コレステロールが増加する

  ◇ ウォーキングで頭スッキリ

 

◆ 竹根好助(よしすけ)が業務報告にやってきて、このような話をしてくれました

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に会社を任せて数年になります。

 老いぼれコンサルタントが日々起こったことや感じたことなどを徒然に記述してゆきます。
 また、毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもするかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。

 毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもあるかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。

 

【これまでのあらすじ】

 竹根は、本日の報告を終わると、竹根の商社マンとしてのサラリーマン時代の話の続きを始めました。まだ社歴の浅い竹根がアメリカ駐在員の候補になっていることに不満の声も出てきていました。
 竹根は、サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守っていました。
 不満の声が出ている中で、人選がどの様に進んだかを遡って、竹根が話し出しました。

 角菊事業部長は、三名を候補として福田社長に提案しているようです。角菊は、英語力もあり、東南アジア向けの輸出で実績のある佐藤を推薦しています。福田は角菊事業部長を自分が抜擢しただけに、彼の成長を願う一方、彼の人事案には大いに不満なのです。

 竹根の課長は、人を見る目がないことで知られているために、竹根に対する評価もあまり高くありません。そのために、竹根がアメリカ駐在員として候補に挙がることは、ほぼないと考えています。

 竹根は、あたかも推理小説を読むかのごとく、この人事選考を推理し続けるのでした。

8月12日 推薦本命の資料作り

 自分の机に戻ると秘書代わりに使っている相本にさきほど社長から言われたデータ整理の指示をした。角菊は指示を出したとたん、先ほどの社長の不可解な行動についてはもう忘れてしまって、佐藤をどのように推薦するかに思いを巡らせた。
 事務処理の速さで角菊が買っている相本が、いつの間にか自分の目の前に資料を出しながら、「これでよろしいでしょうか?」と言っている声を遠くに聞いて、我に返った。
 書類をろくに見ないで、相本を辞去させ、佐藤がいる当たりに視線を投げかけた。佐藤は、タイプライターに向かってコレポンを打っている。海外営業部の主業務は、顧客に手紙を書くことで、コレスポンデンスを短縮してコレポンという。原稿を手書きしたりしないで、直接手紙を書くために海外営業担当者には、一人一台タイプライターが与えられている。さしずめ、欧米なら秘書がやる仕事であろうが、日本では欧米のように口述筆記の能力を持つ秘書がいないことまあって、この方法を伝統的に採っている。
 

<続く>

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 君が代の作詞・作曲者をご存知ですか? 812

 君が代は、日本国の国歌であることは、日本国民としては、考え方が異なる人もいるようですが、当然知っているはずです。
 この歌の主旨は、「天皇の治世を奉祝する」歌です。

  君が代は
  千代に八千代に
  さざれ石の
  いわおとなりて
  こけのむすまで

 その意味は、よくわからないと思っている人も多いと思います。
 日本語がわからないときには、英語を通じて理解すると良いです。

【Wikipedia】に、バジル・ホール・チェンバレンの英訳が出ていましたので、紹介します。

  A thousand years of happy life be thine!
  Live on, my Lord, till what are pebbles now,
  By age united, to great rocks shall grow,
  Whose venerable sides the moss doth line.

  汝(なんじ)の治世が幸せな数千年であるように
  われらが主よ、治めつづけたまえ、今は小石であるものが
  時代を経て、あつまりて大いなる岩となり
  神さびたその側面に苔が生(は)える日まで

 英訳を和訳した日本語から、生の賛歌であり、平穏な世の中が永く続くことを願っている歌であると解しています。

 因みに「さざれ石」は、日本全国処々に見られます。
 小石が集まって、岩となったものです。
 自宅からは、日枝神社が最も近いところにあります。

 歌詞は10世紀初めに編纂された『古今和歌集』の短歌の一つで、詠み人知らずです。
 しかし、実際には作曲者が誰であるのか、研究者の間では特定できているようです。
 詠み人知らずとした方が、なんとなく日本人受けするような気もします。
 作曲は、林廣守、奥好義で、1880年(明治13年)に曲が付けられました。

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月11日 社長と事業部長の思惑の違い

2023-08-12 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月11日 社長と事業部長の思惑の違い

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

 

■【小説風 傘寿の日記】

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に会社を任せて数年になります。

 老いぼれコンサルタントが日々起こったことや感じたことなどを徒然に記述してゆきます。
 また、毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもするかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。

 

 早朝ウォーキングは、健康維持だけではなく、季節を感ずることもできます。

 木槿が峠を腰掛けています。

 反対に、サルスベリが、今を盛んに、満開の花を見せてくれています。

 

「有」を「無」にする発想

 

 世界で初めて無線通信を行ったのは、イタリア人のマルコーニで「国際マルコーニデー 」という記念日もあります。

 グリエルモ・マルコーニ(Guglielmo Marconi)は、イタリアの無線研究家、発明家で、ノーベル物理学賞を受賞しています。

 彼の研究は「無線電信」を電波を使って行うことで、自宅で無線装置を作り、実験を開始し、実用化した後にマルコーニ無線電信会社を創立しました。

 彼のすばらしさは、グラハム・ベルが発明した電話の欠点である有線工事をしなくても通信できるようにしたいと考えたところにあります。


「不便を解消する」という基本的な発想が発明を生み出します。

「今存在するものをなくす」という発想が彼のすばらしさです。

 

 ビジネスも「お客様は何に困っているのだろうか」というところから新しい商品・サービス構想が生まれてくるのです。

 

◆ 竹根好助(よしすけ)が業務報告にやってきて、このような話をしてくれました

 毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもあるかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。
 

【これまでのあらすじ】

 竹根は、本日の報告を終わると、竹根の商社マンとしてのサラリーマン時代の話の続きを始めました。まだ社歴の浅い竹根がアメリカ駐在員の候補になっていることに不満の声も出てきていました。
 竹根は、サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守っていました。
 不満の声が出ている中で、人選がどの様に進んだかを遡って、竹根が話し出しました。

 角菊事業部長は、三名を候補として福田社長に提案しているようです。竹根の課長は、人を見る目がないことで知られているために、竹根に対する評価もあまり高くありません。福田は角菊事業部長を自分が抜擢しただけに、彼の成長を願う一方、彼の人事案には大いに不満なのです。

 竹根は、あたかも推理小説を読むかのごとく、この人事選考を推理し続けるのでした。

8月11日 社長と事業部長の思惑の違い

 「佐藤君を推薦する理由は、前回も聞いたが、も一度説明してくれるかね」
 「佐藤君は、わが事業部の若手の中では稼ぎ頭であり、彼の英語力は抜群です。人間も如才なく、お客からの受けは結構よいのです。先日も、タイから来た・・・」
 「確か、彼の担当は東南アジア向けの輸出業務だよね。東南アジア向けは、うちは伝統的に強いし、すでに彼の先輩たちが築いてきた土台の上での彼の実績だよね」
 「彼の実力を見込んで、重要な東南アジアの輸出業務の任に当てています」
 「東南アジア市場全体のわが社の売上高の伸び率はどうかね?」
 「伸び率は把握していませんが、わが社の海外売上高の四十六%を占めています。その中の約半分は彼の売上ですから、わが社の輸出の約四分の一を彼一人で稼いでいることになります」
 「彼は、この一年で、何社くらいの新規顧客を開拓したかね?」
 「東南アジア市場は、代理店網がきちんとできているので、新規開拓は特にしていません」
 「そうか、わかった。ただ、今日は急な用件が入っているのでこの辺で終わりにしよう。次回は、明日の九時四十五分からにしたいが、予定はどうかね。それまでに、今回推薦している三人の年率の売上高伸長率と新規顧客開拓数を調べておいてくれたまえ」
 「スケジュールの件と、データの件は了解しました。明日の午前十時十五分まえですね。では、失礼します」
 ――今日は、結論を出したいので充分時間を取ってあると確か社長は言っていたのに、なんで急に仕事を入れてしまったのだろうか?――
 角菊には、社長の考えが不可解に思えた。
 

<続く>

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 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 「頑張れ、前畑!!」ママさんスポーツ教室の創始者 811

 東京オリンピック2020は、一年遅れで実現しました。競技場建設や道路などのインフラ整備が進みましたが、施設跡の利用には、いろいろと問題があるようです。運営者の問題も発覚し、あまりにもダーティな現実に国民は壁栄としています。

 1936(昭和11)年8月11日、ベルリンオリンピックが開催されました。
 NHKのアナウンサーである河西三省氏の「前畑がんばれ」という連呼を思い出します。
 女子200m平泳ぎで前畑秀子氏が優勝したのです。
 何かで読んだのですが、「練習中、泳いでいながらプールの中で汗が流れるのがわかった」とおっしゃっていたとのことです。
 過酷な練習だったのでしょうね。

 引退後は、椙山女学園で後進育成に努めました。
 ママさん水泳教室を開き、その精神は、各種スポーツに引き継がれてきました。
 死してもその精神が生きているというのは素晴らしいことですね。

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月10日 事業部長の推薦と社長

2023-08-11 17:05:24 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 8月10日 事業部長の推薦と社長

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

 

■【小説風 傘寿の日記】

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に会社を任せて数年になります。

 老いぼれコンサルタントが日々起こったことや感じたことなどを徒然に記述してゆきます。
 また、毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもするかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。

 

 早朝ウォーキングは、蝉時雨の中をスタート
 「蝉時雨」という言葉を知らない人も多いと聞きます。
 都会では、アスファルトやタイル、コンクリートと人工物で、せみが誕生できる環境とはいえません。
 そのために、蝉時雨を体感する機会も少ないので、やむを得ないのでしょう。
 

 昨日、寿命が近いモバイルPCの後継機が届きました。

 1時間もあれば、初期セットアップくらいはできると踏んでいましたが、やりだしたら結構時間がかかりました。

 何も考えず、初期セットアップをすれば1時間でできるのでしょう。

 ところが、これまでのPCからの引越を考慮に入れたり、この際なのでPC利用環境を整え直したりしようと、あれこれを考えて、余計な作業を並行してやってしまいました。

 そのために、隙間時間に片手間にやろうと思ったのが判断ミス。

 切りの良いところで、いったん中断。

 

 連日、暑い日だけではなく、熱帯夜も続いています。気温は高くても、意外と風を涼しく感じる朝もあれば、生ぬるい空気を感ずるときもあります。

 

 先日、講師依頼のあった○○経営コンサルタント協会では、初めての仕事であり、訪れたこともないことから、事前に会場を見せていただけないかとメールを入れました。会場を見ると共に、道順を確認しておきますと、当日、道に迷ったりする懸念がなくなります。

 メールを入れると30分を置かず、返事が来ました。当方から訪問希望日時の候補を数件入れておいたので、先方は、その一つを選んできました。

 どの様な組織なのかも、感じ取ってこようと思っています。

 

 竹根の部下から、先々週、本日、ある企業の訪問に帯同して欲しいという要望が出ていたので、行くことにしました。

 

■ 「地域と共に」を合言葉に地域の発展に尽くす中小企業応援士 1b11

 中堅・中小企業が大手に勝つための戦略の一つが地域密着といわれるなか、「地域と共に」を合言葉にしているのがNエンジニアリングだ。同社は工場を持たないファブレス型の企業で、資本金や従業員数など企業規模の拡大は目指さない。かわりに、キラリと光る技術を活かしてニッチな分野でトップを目指すとともに、地域の発展に尽力しようという「マイクロビジネス型の地域企業」を経営目標に掲げている。

 同社の創業者で代表取締役の岡村邦康氏はもともと、茶どころで知られる静岡県島田市内の製茶機メーカーに勤務。創業後は、そこで培った技術や経験をもとに焙煎機と乾燥器の設計・開発を手掛けてきている。とくに焙煎については、創業以来、業界大手・伊藤園の麦茶の焙煎機の製造を行っており、収益の柱となってきた。一方、乾燥分野では、気流導入型のマイクロ波減圧乾燥機を世界で初めて実用化。ドライフルーツや船舶用食材・非常食など主としてニッチな業界向けの専用機として存在感を示している。

 こうした企業活動のかたわら、地域密着の活動にも汗を流す。2016年には岡村氏が会長となって「藤枝と宮古島の交流を進める会」を発足させた。同社は、沖縄・宮古島モズクを用いた新商品の開発・販売や、宮古島で仕入れて駿河湾の深層水で養生した海ブドウの商品化・販路開拓など、宮古島との連携事業を推進してきた。こうした地道な取り組みが端緒となり、2011年には同社の所在地・藤枝市と宮古島市との友好都市提携が実現した。これを受けて岡村氏は同会を設立したのだ。コロナ禍前は、宮古島の産業まつりに同会のブースを出展して藤枝の産品を販売したり、藤枝大祭りで宮古島紹介ブースを設けたりと、相互に訪問して活発な交流を行っていた。

 さらに2019年には、「茶の都・藤枝」を目指し、茶農家や茶商、製茶機メーカー、飲料メーカーといった関係者が一堂に会す「藤枝茶を何とかしようプロジェクト」を設立した。藤枝市の農商工連携・6次産業化ネットワーク連携事業として着手したもので、藤枝茶の生産量増加をめざし、藤枝茶由来の食品用セルロースナノファイバー(CNF)を使った新たな茶加工品や飲料の開発を進めるなど、地域の活性化に向けた活動を行っている。中小企業応援士でもある岡村氏は、「『地域と共に』を合言葉に、地元の皆さんと寄り添いながら地域の発展のために尽力していきたい」と、その意気込みを語っている。
 

 
◆ 竹根好助(よしすけ)が業務報告にやってきて、このような話をしてくれました

 毎日のように、私のところに業務報告に来ては、二人で昔話をするのが日課となっています。話し上手な彼は、まるで小説の朗読でもあるかのように思い出話をしてくれます。私自身の記録として、それを文字変換して、そのままここに記述してゆきます。
 

 竹根は、本日の報告を終わると、竹根の商社マンとしてのサラリーマン時代の話の続きを始めました。まだ社歴の浅い竹根がアメリカ駐在員の候補になっていることに不満の声も出てきていました。
 竹根は、サラリーマンとしての心得のひとつとして上司からの命令には逆らうなというビジネス書の教えをかたくなに守っていました。
 不満の声が出ている中で、人選がどの様に進んだかを遡って、竹根が話し出しました。

 角菊事業部長は、三名を候補として福田社長に提案しているようです。竹根の課長は、人を見る目がないことで知られているために、竹根に対する評価もあまり高くありません。竹根は、あたかも推理小説を読むかのごとく、この人事選考を推理し続けるのでした。

8月10日 事業部長の推薦と社長

 竹根の妄想とは関係なく、一方では駐在員人事は進んでいる。


 角菊の人を見る目に疑問を持ち始めた福田社長は、「角菊事業部長の新規の三案についてはよくわかった。それで、あなたとしては誰を第一候補として今回は推薦するのかね」と、少々きつめの言葉を角菊に投げかけた。


 福田社長は、自分が抜擢したばかりの角菊をなんとしても一人前の事業部長にしようと必死である。


 「前回の三人のリストは、ベテラン順に記載しましたが、今回は推薦順位順に記載しました。前回、最若年として候補に挙げた佐藤君ですが、今回も彼を第一候補として推薦します」
 

<続く>

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 僕の前に道はない、僕の後に道はできる 810

 高村光太郎の詩「道程」の冒頭の部分ですので、多くの方がご存知でしょう。
 中学生の時に、上田敏の「山のあなた」とともに、私が好きになった代表的な詩です。

 1964年東京オリンピックを前にして、高速道路を始め、インフラが突貫工事で行われました。
 その時のインフラが老朽化して問題になっています。
 国交省は、「道の日」に因んで、新たな発表をするかと思いきや、残念ながら自分達が決めた「道の日」であるのにもかかわらず、今ひとつ盛り上がりに欠けました。
 老朽化したインフラがクローズアップされないような忖度があったのでしょうか?

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

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