雲のむこう、約束の場所 新海監督オリジナル予告編(120秒)
先日、BSで「雲のむこう、約束の場所 」(アニメ映画)をやっていました。
別にアニメファンというわけではないが、アニメは一度見た作品でも二度、三度と見ても新たな
発見があるので結構見ます。
特にジブリ映画は数多く見ることが多く、違和感なくスムーズに入っていけますよね
いい年をしてと言われそうですが、これってやはり漫画・コミックで育った影響でしょう。
「雲のむこう、約束の場所」も以前に一度見た作品ですが作品の設定がユニークで、終戦後、
北海道と青森が津軽半島で分断されユニオン共和国占領下の「蝦夷」にそびえ立つ白い巨大な
塔に、青森に住む二人の少年が・・。
作品が発表されたのは2004年で、主人公の藤沢浩紀(声:吉岡秀隆)と白川拓也(声:萩原聖人)、
ヒロインの沢渡佐由理 (声:南里侑香)。
この年にはスタジオジブリ制作(宮崎駿監督)の「ハウルの動く城」が公開されていますが、驚いた
ことにこの作品ジブリ作品を抑えて、第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞しました。
映画から現実に立ち戻り、もし大戦時に日本の降伏が遅れていたなら、ソ連の侵攻は樺太や
北方領土のみならず北海道も占領されていたでしょう。
もしもそうなら、戦後生まれの私は生まれていなかったか、共産党支配のもと、まったく違う生き方を
していたかも知れません。
米軍占領下(s27年4月まで)の戦後の混乱期は、幼いこともあり全く記憶はないものの、いま私が
思うのは「ソ連占領下」の日本に生まれていたと考えれば、「ゾーッ」とします。
終わってみれば得るものがなく、失うものは甚大なのが戦争です。
同じ過ちを決して侵してはいけません。