なでしこ、ドイツと2―2ドロー W杯メンバー発表前最後の試合
〈果たして何名がなでしこジャパンの代表としてのこれるのか?〉
フランスとの試合は1-3、昨日のドイツ戦は2-2だったが、現状では世界ランク8位とはいえベスト10にも入れないのが今のなでしこの実力ではないでしょうか。
アメリカ遠征でもアメリカとは2-2の引き分けでしたが、イングランドには手も足も出ないという試合をしていましたが、今の欧州勢は女子サッカーに力を入れて来たので、W杯に出場しても今回与えられた課題をクリアしなければ、決勝ラウンドで勝ち抜くのは非常に難しいでしょうね。
昨日のドイツ戦もいわば相手キーパーの凡ミスから得た2点ですから、冷静に試合内容を判断しても実力の差は歴然と言えるでしょう。
ゴールキーパー平尾のファインセーブが無かったなら、大差をつけられての負け試合だったと思いますが、ことごとく中盤でプレッシャーをかけられ、ボールを奪われる展開はフランス戦と同様でした。
ボランチの選手はボールを保持した時点の技術が足りず、まだまだ世界上位チームとの差は縮まっていないです。
しかし、後半83分に交代で入った猶本光選手が入ると、ファーストタッチでボールを動かせるようになり、一筋の光が見えたようにおもいました。
浦和からドイツチームのフライブルクに移籍し、“猶本らしさ”を武器になでしこジャパンでのW杯を狙っていますが、彼女は外すことは出来ない選手だと思います。
〈2019/04/06 欧州からは猶本光選手と熊谷紗希選手選手が合流しトレーニングに参加〉
目立った選手では、後半足を痛めて交代をしたDF清水梨紗、トップ下で良い動きを見せ1得点をあげたMF長谷川唯選手、後半に出場したFW小林里歌子選手、チャンス
には思い切ったシュートがある中島依美選手はW杯は当確でしょう。
あとことごとく体を張って相手のチャンスの芽を摘むプレーが目立った、DF熊谷紗希選手は勿論外せませんが。
〈代表当確を思わせるプレーが目立った清水梨紗選手〉
今回の遠征で判ったことは、左サイドの弱さでした。
ほとんどの攻撃は左サイドの裏を狙われての攻撃でしたから、このポジションの修正が必要でしょう。
長友佑都までとは言わないまでも、足が速く試合の流れが読めるDFが欲しいですね。
6月のW杯開幕までは残り二カ月を切りましたが、果たして今回の大会でベストエイトはともかくベスト4に残るのは可能なのでしょうか。