ハリルホジッチ監督にとっては、背水の陣ともいえるW杯予選豪州戦となりました。
過去の戦歴では圧倒的に不利な豪州戦で、引き分けでも監督解任という瀬戸際の戦いとなった
埼玉スタジアム2002は、選手も監督もかなりの緊張感を持って迎えたはずです。
先発からはかって日本のエースとして活躍をした本田も香川も、そしてプレミアリーグで開幕
から得点を積み上げている(2戦連続2得点)岡崎の姿はなく、出場が期待されていた柴崎岳や
原口の名前も消えるという予想外のメンバーが名を連ねました。
ある意味では「ハリルマジック」ともいえるスタメンでしたが、それが見事に的中して、かって
W杯本戦と予選を通して勝利の無かった豪州を2-0で一蹴するのですから、勝負ごとはやって
みなければ分らないとはよく言ったものです。
この日のヒーローは、ブンデスでは結果が出ていなかった浅野拓磨と国内リーグ(G大阪)で
活躍をしている井手口陽介となりましたが、FWに入った怪我あけの大迫とリーガエスパ
ニョーラでチームを引っ張っている乾貴士の勝ちに向かう姿勢が引き出した勝利だったとも
言えるでしょう。
またキャプテンの長谷部も手術明けということもあり、果たしてボランチが務まるのだろうか
という不安はありましたが、さすがにチームの柱としての活躍を見せて、勝利に大きな貢献を
果たしてくれました。
もちろん素晴らしい先取点を決めた浅野と2点目の井手口のファインシュートは、素晴らしい
ものでしたが、インテルで苦労をしている長友のいまだ錆びついていないセンターリングと、
潰れながらもパスをした原口の頑張りも見逃すことは出来ないでしょう。
〈勝利に喜ぶ日本代表の面々〉
戦前の各マスコミの日本は不利という論調を覆す完勝で終わり、6大会連続でのW杯出場を決
めた日本代表ですが、世界との差は開いていても縮ってはいません。
しかし、かってはいざという場面での得点が出来ない日本代表から、チャンスをものに出来る
チームへの変身が徐々になされているような気もします。
ベテランと若手の融合が今の日本代表の課題であれば、今回の若武者の2得点は意味のあるも
のとなり、これに久保や柴崎などが加わればロシア大会でのベスト16も見えて来るかも知れま
せん。
最終戦はアウエーでのサウジアラビアとの一戦になりますが、手綱を緩めることなく勝利で
ロシア大会に出場をして欲しいものです。
8月30日【Game113/44-69-0】
北海道日本ハムファイターズ 3-1 福岡ソフトバンクホークス
【勝】有原(7勝11敗0S)【負】バンデンハーク(12勝6敗0S)
【本】(日)ドレイク 1号ソロ(4回・バンデンハーク)
(ソ)今宮 11号ソロ(4回・有原)
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この日のヒーローは(旭川スタルヒン球場)来日初の勝ち越しHRを放ったドレイク選手
と9回を99球、ヒット4本〈本塁打1〉失点1で投げ切った有原航平投手でした。
とは言っても他の選手の活躍がなかったわけではなく、先頭打者の西川はきっちりとその
役目を果たし、初回裏には四球で出塁し、2盗から松本剛のライト前でしっかりと先制の
ホームを踏んでいます。(西川遥輝は1打数1安打、2四球、2盗塁)
また定位置の2番にこの日も入った松本剛は、初回に先制打となるライト前タイムリーを
放ちますが、2回裏には2死満塁でのチャンスに打てず(1塁ファールフライ)、4回裏
にはドレイクのHR、西川のタイムリーで3-1となった後、1死2、3塁のチャンスで
この試合を決定づけられなかったのは残念でした。
ここで犠打を打っていたなら、ドレイク、有原に並び松本剛もヒーローになっていた(?)
一方、右脇腹の怪我で登録抹消をされた中島卓也に代わり、鎌ヶ谷から呼ばれた石井(一)
選手は、この日3打数2安打(1四球)とショートの重責を十分に果たしました。
ファームに落ちて強い打球を打つ努力を積み重ねて来たとのことですが、来季は確実に
ショートのレギュラー獲りに参加をするでしょう。
前から言っていたように、石井に自信が復活をしたなら、中島卓も来季はかなり厳しい
レギュラー争いになるでしょうね。
〈4回裏ドレイクの来日初ホームランが決勝点になりました〉
打った後のドレイク選手のコメントは.......................。
「本当に泣きたいくらいうれしい。変化球を完璧に捉えることができたよ。完璧だった。」
この一打で一皮むけたなら、来季は大いに期待が持てるでしょう。
〈有原航平は久々のナイスピッチで7勝目〉
この日の有原投手は...........................。
<9回 99球 打者30 安打4〈本塁打1〉 三振7 四球0 失点・自責1>
ようやく一発病から抜け出したのか、ここに来て従来の投球が出来たようです。
開幕スタートで躓きましたが、残り試合が少なくなったこの時期でも、来季に向けて
自信を取り戻せたなら、当然に先発ローテの中心になって貰わなくてはいけない投手
です。
メンディが退団をしてローテは有原、上沢、加藤、高梨、上原にあと二人が必要です。
ここに堀、田中(豊)、吉田とヤクルトから移籍をしてきた坂本が加われば、何とか
闘うことは可能でしょうが、ドラフトとでは即戦力の投手が絶対に必要になります。
メンディが抜けた穴を埋める、外人投手も調査中でしょうが、せめて7~8勝が出来
る投手が獲得できなければ、来季も大いに苦戦をするような気がします。
さて8月31日札幌ドームでの予告先発は大谷翔平投手になっています。
勝敗よりも果たしてどのような投球をするかに注目が集まりますが、メジャー球団の
スカウトも大挙して札幌ドームに集まるでしょうが、ここでの投球自体が来年以降の
運命を左右する登板になることは間違いがないでしょう。
私自身は、日本球界にとっても来季も日ハム残留を願いたいところですが、もし残留
なら来季も栗山監督の続投は100%確実になり、中田翔の阪神移籍も消えるような
気がします。
この日はW杯予選の豪州戦が組まれていますから、日本全国の注目は埼玉スタジアム
に目が行くことになるでしょうが、私も午後7:30にはTVの前で日本代表を応援する
ことになっていると思います。
8月31日の天気は「雨」。
ロシアW杯出場をかけた雨中の決戦になるでしょうが、ピッチでボールが動かないなら
日本代表にはかなり厳しい試合の予感がするのですが。
8月27日【Game112/43-69-0】
東北楽天ゴールデンイーグルス 2-5 北海道日本ハムファイターズ
【勝】上沢 (4勝5敗0S)【S】初村(1勝2敗1S)【負】釜田(4勝3敗0S)
【本】横尾 1号ソロ(4回・釜田)
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今季苦手としていたKoboパーク宮城での3連勝は、来季に向けてのyoungFightersに
自信とパワーを与えたような気がします。
スタメンもNewFightersの新装開店の趣が強く、セカンドには横尾が入り、ショート
ストップは、この所セカンドを守っていた太田が中島の代わりに9番として入りました。
この起用は来季を予想させる配置でしたが、2選手はベンチの期待にそう活躍を見せて
日ハムの4連勝に花を添えました。
9番太田は一点を先行された3回に先頭打者としてピッチャー強襲のヒットで出塁し
大谷の犠打で同点のホームを踏み、この回逆転をするきっかけを与えました。
当然に中田とレアードの連続2塁打が出なければ3-1の逆転はなかったでしょうが、
相手投手釜田への直撃弾(右足)が、少なからずダメージを与えたのは、間違いない
でしょう。
〈3回逆転の2塁打を放つ中田選手〉
また投手というのは現金な面があり、それまで投球がままならなかった上沢も、味方が
逆転をした途端に調子を取り戻し、結果的には6回2/3を投げ切るのですから、いかに
得点が妙薬となるかの良い例でした。
一方、この日セカンドで初スタメンの(多分?)横尾は2回に釜田からレフト前のヒット
を放つと、4回表には先頭打者としてレフトスタンドに今季第一号のホームランを放ち
ます。その豪快なスイングは、さすがに慶應大学でホームランを量産した片鱗を見せる
ものでドラ6とは思えない活躍ぶりでした。
先発投手の上沢は、7回に8番桝田と代打の聖沢に連続2塁打を浴びてトータル2失点で
マウンドを宮西に託しましたが、打たれそうで打たれない独特の投球術は、来季の活躍を
予感させる投球でした。
多分、怪我さえしなければ来季は先発投手陣の柱となるでしょう。
〈この日先発の上沢投手は6回2/3 123球 安打8 失点・自責2で4勝目をあげる〉
8回と9回の2イニングは、救援に立った白村が無事に締めてゲームセットとなりましが、
白村投手はこの日ヒーローインタビューを受けた横尾にとっては、大学の一年先輩という
間柄でした。
〈8回、9回を零封し好リリーフの白村投手〉
〈この日のヒーローインタビューは横尾選手でした〉
初のヒーローインタビューとなった横尾選手はプロ2年目での初アーチ。
試合の行方を決定づける一打となり、はにかみながら「最高です!」の言葉。
「記念のHRボールは札幌から両親に送る」とのことでした。
8月26日【Game111/42-69-0】
東北楽天ゴールデンイーグルス 4-5 北海道日本ハムファイターズ
【勝】加藤(5勝5敗0S)【S】増井(4勝1敗19S)【負】則本(11勝5敗0S)
【本】オコエ 2号ソロ(9回・増井)
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圧倒的に対戦成績が悪かった楽天に敵地Koboパーク宮城で連勝をして、対戦成績を
5勝12敗とした日ハムですが、何と言ってもこの日の殊勲者は先発投手の加藤では
なかったかと思います。
初回には味方打線が幸先の良い連打で、現在三振王の則本から3得点の援護を受け
たのですが、得点自体が相手守備のミスを誘っての3得点は、ラッキーともいえる
滑り出しでしたね。
〈初回エラーと安打で出塁をした西川、松本を塁上において先制打を放った大谷〉
楽天にとっては立ちあがりに、先頭打者の西川を銀次のエラーで出塁を許し、落ち
着く暇もなく松本、大谷に連打を浴びて、中田のショートゴロを茂木がトンネルを
するという展開では、いかに好投手則本といえども動揺をするのは当然です。
何が何だか分からないうちの初回の得点でマウンドに立った加藤ですが、まさかの
3失点をしてしまい、波乱の幕開けとなってしまいました。
3失点目はレアードのエラーからの失点ですから、加藤にとっては則本投手よりも
気が楽だったとはいえ、8番西田をショートライナーに打ち取ったのは幸運でした。
その後の加藤は落ち着きを取り戻し、ストレートのキレも良く楽天打線を5回まで
追加点を許さない好投を見せます。
そのような好投を見せる加藤に対し、味方打線が応えてくれます。
5回表、先頭打者の西川がライトへの3塁打を放つと、続く松本もレフトへの2塁
打でなんなく則本投手から点を奪うと、大谷が倒れた後の中田のショートゴロを
茂木がまたしても1塁悪送球でこの回2点目を奪います。
この展開は、今季の日ハムが負け続けた「エラー絡みの失点」と同様でした。
守備には定評のあったショート茂木の、1試合2失策は信じられない出来事でした
が、2失策が中田の打席で起きたことは、茂木選手にとっても楽天ベンチにしても
悪夢の瞬間だったかも知れません。
きっと茂木選手の怪我は完治をしていないのかも知れないですね。
〈5回先頭打者の遥輝がライト線に3塁打を放ちます〉
〈松本剛選手は得点にからむ2安打の活躍でした〉
先発加藤投手は投球数こそ5回を投げて120球に達しましたが、8安打3失点は
上出来でした。
中継ぎには6回宮西、7回鍵谷、8回マーチンが無難に抑え、9回には増井が登板
をしますが、オコエにHRを打たれたのはいただけませんが、何とか1失点で切り
抜け今季苦手とする楽天に2連勝をしました。
最下位ロッテは、この日も首位SBに連勝をして5位日ハムとの差は縮まっていま
せんが、何とも不気味な存在になっています。
ここに来て下位に沈んでいる3チームが上位チームをいじめていますが、SBも息
切れ状態で楽天は怪我人が多く大失速ですから、西武が頑張れば2位浮上があるの
かもしれませんね。
明日は上沢と釜田との投げ合いですが、3連勝でホームのSB戦を迎えて欲しいです。
8月25日【Game110/41-69-0】
東北楽天ゴールデンイーグルス 3-5 北海道日本ハムファイターズ
【勝】増井 (4勝1敗18S)【負】久保 (2勝1敗0S)
選手もファンも疲れた一日だったと思います。
振り返れば日ハムは、敵地Koboパーク宮城では今季初勝利だったのですね。
長いトンネルを抜けたと言えますが、この所首位を転げ落ちて勝利に恵まれない楽天は
一時の勢いはなく、果たしてCSは大丈夫なのかと気になります。
日ハム先発の村田投手は、5回に味方打線が1-2から大谷のタイムリーで逆転をして
責任回数の5回を2失点で切り抜け、6回には宮西がバトンを受け取り、今季2勝目に手が
届いたかと思われたのですが、残念ながら鍵谷が7回にオコエにセンターオーバーの2塁
打を打たれる不運もあり、2勝目は持ち越しとなってしまいました。
中継ぎが宮西から鍵谷という変則的な繋ぎには、疑問を感じる所もありましたが、村田
投手にとっては「ツキ」がなかったと言えるでしょうし、5回を投げて4安打「97球」は
多過ぎですね。
せめて100球前後の投球数なら6回は投げ切り、後は後続投手に任せたなら、勝利投手は
転がり込んでいたと思います。
3-3と同点となった8回には通常の投手リレーでマーチンが登板し、先頭打者の銀次に
四球を与えますが続く3人を打ち取り、後を増井に託します。
増井は9回を3連続三振で味方打線の奮起を促しますが、延長に入った10回に大きな好機
が訪れます。
この回先頭打者の西川、松本は倒れますが、続く大谷、中田が連続四球で1,2塁とすると
5番レアードがタイムリー2塁打を放ち勝ち越しをします。
いつもであれば日ハムの攻撃はこれで終わるのですが、2死2,3塁で6番大田泰示は四球
を選ぶ粘りを見せ、続く代打の賢介が押し出しの四球で5-3としました。
今までは此の粘りがなかったからこそ、惜しいところでの負け試合が多かったのです。
10回の2得点は相手投手陣の乱調に助けられたとはいえ、4四球1安打で効率の良い得点
方法は、昨年までの日ハムの専売特許でした。
CSへの希望も立たれた状況下で日ハムのすべき仕事は、上位球団のいじめ役に徹して
優勝争いを面白くすることです。
梨田楽天の元気の無さは気にかかりますが、当面は宿敵SBを倒すことを目標にしてリーグ
を面白くしてほしいと思った試合でした。
なお、突如のメンドーサ投手の退団には驚きましたが、今年の投球ではやむを得ないと...。
来季はある程度実績のある勝てる外国人投手を入れて欲しいですね。
またレアードには是非ともHRkingを今年も獲って、来季も日ハムで頑張って欲しいです。
8月23日【Game109/40-69-0】
オリックス・バファローズ 2-3 北海道日本ハムファイターズ
【勝】高梨(4勝7敗0S)【S】増井(3勝1敗18S)【負】小林(2勝1敗0S)
【本】西川 7号ソロ(5回・金子千尋)
〈遥輝 カウント2-1からバックスクリーンへホームラン! オ2-1日〉
〈7回遥輝の同点打の後大谷が決勝打を放つ〉
〈高梨 6回 99球 打者25 安打7 三振4 四死球0 失点・自責2〉
高梨投手は久々の勝利で4勝目
粘り強く投球を続けた高梨に、この日はこの所当たりが止まっていた西川が大きな
プレゼントをしました。
0-2で迎えた5回には追撃の狼煙となる7号HRを苦手とする金子千尋に浴びせると
7回にはヒットで出塁をしていた大野を2塁に置きライト前のタイムリーを放ち
同点とします。
この回からは、このところ不調の金子に変えて小林が連夜の中継ぎで登板をして
いましたが、さすがに新人投手には荷が重かったのかも知れません。
気落ちをした小林に対して、2番松本剛は内角フォークを打って1,3塁とすると
頼りの大谷がセンターへタイムリーを放ち勝ち越しに成功をしました。
久々の僅差での勝利をした日ハムですが、この日は最下位ロッテも楽天に勝利をして
いただけに、苦手とする金子千尋投手を引きずり降ろしての一勝は、大きな勝ち星と
なりました。
また何よりも不調に喘いでいた高梨投手の復活勝利は、今後に向けても大きな意味と
なる予感がします。
何とか「2年目のジンクス」の呪いを振り払い、残り試合での登板と来季での活躍を
期待したいと思います。
高梨が降板後の宮西 、鍵谷 、マーティン 、増井の連携も素晴らしい試合でした。
福岡ソフトバンホークス 6-15(0)
東北楽天イーグルス 3-12(0)
埼玉西武ライオンズ 4-15(0)
オリックスバッファローズ5-12(0)
千葉ロッテマリーンズ 13-5(0)
以上が北海道日本ハムファイターズの今季対戦成績(8月22日ーパリーグのみ)です。
唯一勝ち越しているのはロッテのみですから、首位からは34ゲーム差、4位オリックス
からは10.5ゲーム差とBクラス陥落は絶体絶命と言って良いでしょう。
このようにロッテ以外のチームには大差を付けられているのですから、選手自体の奮起
を促してもやる気はあっても勝つ気が起きないのは当然です。
昨日の試合を振り返っても中田翔のツーラン本塁打で先制をしながら、オリックスの
勢いに有原が飲み込まれて、勝てる試合を逃しましました。
8月22日【Game108/39-69-0】
オリックス・バファローズ 5-2 北海道日本ハムファイターズ
【勝】金田(1勝0敗0S)【S】平野(2勝6敗22S)【負】有原(6勝11敗0S)
【本】(日) 中田 16号2ラン(1回・西)
(オ)ロメロ 22号ソロ(2回・有原)、中島 9号2ラン(2回・有原)
先発の有原は今季はもう駄目でしょうね。
コントロールがままならないのか、技術が伴わないのか、精神面の弱さが出るのかは
分かりませんが、おし込む球があっても変化球がど真ん中に入れば打たれるのは当然です。
オフには外角低めの変化球を身に付けて、インコースで攻める投球を覚えないと、先は
見えて来ないでしょう。
スタミナはあるのですから、頭脳的なピッチングを覚えるべきでしょうね。
打者では唯一松本剛が3安打の猛打賞と十分な働きを見せましたが、高校の先輩杉谷には
大きく差を付けつつあります。
杉谷もスタートで怪我をして躓きましたが、すでに結果が見られなければクビとなる厳しい
世界ですから、背水の陣を敷く覚悟で再度活躍を見せて欲しいですね。
来季も残留はするとは思うので、今オフには一から出直すつもりで頑張るべきでしょう。
鎌ヶ谷では、怪我で離脱をした近藤健介と谷口雄也がグランドで調整に入っているとの
明るい話題も届いています。
今季の復活は無理でしょうが、今季の口惜しさを来季に爆発させるよう頑張ってください。
この二人の活躍がなければ、来季もBクラスに終わるでしょう。
いずれにしても今季のパリーグ優勝と最下位は決まったようですが、ズルズルと負けると
日ハムの最下位もないわけではありません。
まだ今季の総括をする時期ではありませんが、今季最下位争いをする要因となったのは、何を
とっても投手力の整備がなされなかったことでしょう。
他チームは、新人投手の活躍が見られる反面、日ハムに目を移すと新人投手の活躍は皆無と
言って良いでしょう。(かろうじて玉井は中継ぎで役目を果たしていますが....)
今年のFAでもフロント・ベンチは打者を獲りに行くのでしょうが、せめて2位、3位の指名では
先発が可能な投手獲りに行くべきです。
また、投手コーチ陣と打撃コーチ陣の入れ替えもしなければいけないでしょうが、現解説者の
新谷博氏の復帰と新たに立浪和義氏の招聘を是非とも実現をして欲しいものです。
8月20日【Game107/39-68-0】
北海道日本ハムファイターズ 9-3 埼玉西武ライオンズ
【勝】上原(1勝4敗0S)【負】ファイフ(1勝1敗0S)
【本】(日)レアード29号2ラン(8回・田村)
(西)栗山 8号2ラン(8回・白村)
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〈ようやく一昨年のドラ1投手が、プロ初勝利のスタートをきりました〉
ファンにとって待ちに待った上原健太投手のプロ初勝利の日が訪れました。
同期入団の高梨投手や昨日登板をした井口投手は、すでに昨年新人ながら活躍を
していましたから、遅咲きの初勝利とも言えるでしょう。
この日の上原は見た目では、決して好調ではなかったような気がします。
本来、コントロールに難があり、昨年はファームでもかなり苦労をしていました。
それを修正しつつ今季ようやく一軍にあがっても、自信の無さが投球にあらわれ
肝心なところで失点を重ねていましたが、ようやくここまでたどり着いたのは、
女房役の黒羽根捕手の好リードと「絶対に勝つ!」という本人の強い意思が野球
の神様を後押ししたのかも知れません。
5回には3-0とリードしながらもマメを潰す(?)アクシデントがありながら
続投をして、勝利投手の権利を得て降板をしましたが、5回までの日ハムには拙
攻が目立ちましたね。
チャンスでの外野フライまたはゲッツーがなければ、あと2~3点は取れていた
はずでした。
それでも相手投手のファイフが降板をしてからは、中継ぎの投手陣を打ち崩し、
終わってみれば先発全員安打となる今季初の15安打とは.....。
やる気になれば打てるではないですか。
オマケにはレアードの29号HRも飛び出し、守っては捕手の黒羽根が味方投手陣
を最後まで好リードをして、本人もタイムリーを含む2安打という大活躍をするの
ですから、野球はまさに筋書きのないドラマといえます。
特筆すべきは「この日の大谷翔平」でしょう。
警戒をされながらも3打数3安打(1四球)と全打席が得点に絡む猛打賞で、観衆
の期待に十分に応える活躍は、メジャー各球団のスカウトがわざわざ札幌ドームに
訪れるのは当然でしょうね。
何度もこのブログで書いていますが、果たして来季の大谷はどこのユニフォームを
着ているのでしょう。
連覇を目指しながらも出だしで躓いただけに、いかに打とうと彼自身は今季の成績
には満足をしていないでしょう。
メジャーに移るにしても、せめて15勝20HRの実績を上げてからと、心中に決めて
いたなら来季も日ハムに残留をしてくれるような気がします。
球団からの栗山監督継続依頼発表には、そんな筋書きがあったのかも知れませんね。
仮に大谷残留であれば、監督コーチ陣は現状を貫き打線も優勝を狙えるチーム構成
になるでしょう。
1番 西川遥輝(中)
2番 谷口雄也(左)
3番 近藤健介(一)
4番 大田泰示(右)
5番 大谷翔平(指)
6番 レアード(三)
7番 太田賢吾(二)&松本剛
8番 市川友也(捕)&清水優心
9番 中島卓也(遊)&石井一成
なお中田翔が残留ならやはり4番または5番でしょうか.....。
この布陣であれば、来季は再度優勝を狙えるチームのような気がしますが.........。
問題はやはり投手陣の整備ですね。
8月19日【Game106/38-68-0】
北海道日本ハムファイターズ 0-3 埼玉西武ライオンズ
【勝】多和田(5勝2敗0S)【負】上沢(3勝5敗0S)
【本】山川 10号2ラン(4回・上沢)
6回を被安打4(本塁打1)三振11 四球3 失点・自責点2と好投しながらも
味方の援護が得られず敗戦投手となった上沢くんが哀れでした。
前回登板のSB戦でも7回を1失点の好投をしながらも0-1で敗戦投手に。
また8月5日のオリックス戦も6回3失点の4-3とリードをしながらも、7回に
救援に立った宮西が打たれて苦労は報われていません。
運がないといえばそれまでですが、試合を作りながら骨折り損のくたびれ儲け
という登板が続いています。
思い起こせばかっての左のエースで活躍をした、武田勝投手も好投をしながら
勝に恵まれないということがありました。
最少失点でも味方の援護弾がなければ、勝利投手の喜びが得られないのが野球
ですが、今年の上沢投手は手術明けながら、今季の好投で何かを掴んだような
ので、来季はエースとして好成績をあげる予感がします。
この日は西武の多和田投手に手玉に取られ、散発5安打と手も足も出ない日ハム
打線でしたが、相変わらず2安打と気を吐いたのが大谷翔平選手でした。
9番中島も2安打をしましたが、大谷選手の右中間へのフェンス直撃弾は、あわよく
スタンドインという豪快な一打は、今週で最後の夏休みとなるちびっこファンには
良い贈り物だったでしょう。
来季はメジャー移籍が確実視(?)されている大谷選手は、もしかすると見納めと
なるかも知れないので、その凄さをちびっこファンは残り試合でもしっかりと目に
焼き付けておいて欲しいですね。
今日の試合は今まで勝利のない上原健太投手とスティーブン・ファイフ(1勝0敗)
ですが、相手投手のファイフは今季途中入団の選手なので果たしてどのような試合
展開になるのか予想が付きません。
なんとか上原投手には、初勝利の喜びを本拠地で得て欲しいですね。
先日日ハム球団から「新球場構想」が公表されました。
何となく予想外ともいえる球場構想ですが、まず最初に思ったのはドーム球場では
無いのですね。
冬の訪れが早く春が遅い北海道という場所柄からいうと、屋根付き球場でないのは
多少驚きでした。
また一部外野席は開放型でシートがなければ無料というのは、意外性を持ちます。
ちびっこ連れのファミリーファンは喜ぶでしょう。
ただスタンドでの飲食(弁当)は禁止で物を食べるにはレストランで食事をすると
いうのも発想は面白いですが、真夏の内外野で熱い中ビールを飲みながらの観戦中
果たしてレストランに足を運ぶでしょうか。
試合開始が土日祝日なら試合開始は午後1~2時からですから、その前に食事となるのでしょうが、平日は如何でしょう???
一方、ショッピングモールやホテルを併設との構想もあるようですが、そうなると
球場は利便性の高い場所になるでしょう。
現在は北大、月寒、北広島市が有力候補地となっているようですが、利便性からいう
と北広島はどうしてもJR北海道の協力無くして成り立たないでしょう。
赤字経営でJR北海道の存続が厳しいなか、新駅を作り日ハムだけのために路線を組む
ことが可能かどうかは、かなり無理があるように思います。
ファンの一人としてどこに球場が出来るのかに関してはあまり関心がありませんが、
新球場構想もファンが球場に来なければ絵に描いた餅となるでしょう。
プロ野球ファンは魅力ある常勝チームなら応援に駆け付けるでしょうが、常に最下位
争いをするチームであれば観客は減少するので、常に上位争いをする強豪チームでな
ければならないでしょう。
そう考えると来季以降のチームの戦い方が非常に重要になります。
もしも中田翔が抜けて大谷翔平がメジャーに行き、大野奨太や宮西、増井がFA宣言
をするようなことになれば、いかに育成で若手を育てるとは言っても限界があるで
しょう。
果たして生粋の西川、近藤、谷口がいても先行きは不透明ですし、ここ数年のドラフ
トでの籤運の無さは、日ハムの将来を語っているようにも思えます。
人気選手を指名するのは良いでしょう。
しかし、外れ外れで昨年のように高校生投手を取る羽目になれば......。
その結果が今年の低迷に繋がっていることは間違いないと思いますが。
8月18日【Game105/38-67-0】
北海道日本ハムファイターズ 4-0 埼玉西武ライオンズ
【勝】メンドーサ(3勝7敗0S) 【負】野上(7勝8敗0S)
【本】中田 15号2ラン(6回・野上)
一回裏 西川の2塁打を生かして大谷がセンター前のヒットで先制
6回裏大谷のライトへの2塁打のあとに中田が久々の15号HRをレフトスタンドに
好調西武を本拠地札幌ドームに迎えての17回戦は、先発投手のメンディが8回1/3
を零封と好投し、打つ方では大谷、中田がタイムリーを放つという久々の完勝で
ようやくと西武から3勝目をあげることになりました。
これで対西武との対戦成績は3勝14敗となったわけですが、これまで5連勝と波に
乗って来ていた西武には、楽天を追撃していただけに、痛い黒星となったかも知れ
ません。
首位戦線はSB、楽天も満身創痍の感があり、西武にも優勝の芽が出て来ていただけに
ここに来て「おかわり君」がいないのは、辻監督も頭が痛いハプニングでしょう。
現在はSBが優勝候補の一番手となってはいるものの、SBと楽天が星のつぶし合い
をしている間に上位2チームに迫る目算が辻監督にはあったはずです。
そうはさせずと日ハムは、予告先発にいま最も安定をしている上沢投手をもって行き
ましたが、ここにきて4連勝と昨年並みの勢いを取り戻しつつある日ハム打線は、容
易には勝てないでしょう。
FA宣言云々で話題となっている中田が「意地の覚醒」をしたなら、明日の試合も面白く
なりそうです。
8月17日【Game104/37-67-0】
北海道日本ハムファイターズ 8x-7 千葉ロッテマリーンズ
【勝】宮西(3勝4敗0S)【負】松永(1勝2敗0S)
【本】(日)西川 6号満塁(2回・唐川)、レアード 28号ソロ(5回・唐川)
大谷 5号ソロ(7回・南)
(ロ)三木 2号ソロ(5回・加藤)、田村 2号3ラン(6回・田中豊)
ペーニャ 4号ソロ(7回・堀)、中村 5号ソロ(7回・堀)
8月16日【Game103/36-67-0】
北海道日本ハムファイターズ 4-2 千葉ロッテマリーンズ
【勝】有原(6勝10敗0S)【負】スタンリッジ(3勝6敗0S)【S】増井(3勝1敗17S)
【本】(日)レアード 27号ソロ (ロ)ペーニャ 3号ソロ
※大谷翔平は3-3で猛打賞 中田翔は3-0で不発に!(6回裏には犠飛で追加点)
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この所書く気が失せかけている「プーさん日記」ですが、この2試合は都合上
見ることは出来ませんでした。
観客としてドームに駆け付けていた、FB友達からの試合情報は見ていましたが
昨日の試合は思いがけない展開でのサヨナラ勝ちとなったようですね。
試合内容はともかく「勝てばいいんだ!」とのコメント通り、ドームまで足を
運んだファンは気持ちも軽やかに帰路についたことでしょう。
この日の大谷翔平は7回表に新人堀投手の失投で逆転をされるも、敗戦投手を
免れる同点ホームランを放つ活躍を見せましたが、FA宣言をするかどうかで騒
がれている中田翔は5-0とまったく4番打者として不完全燃焼でした。
打率も.211と一割台突入の危機に瀕していますが、なぜ今年はこうも打てない
のかはまったく謎としか言えませんね。
このような状態の中、今日のNewsでは中田に関して「阪神が調査」との報道が
出ていましたが、当の中田はオフを迎えるとどのような決断を下すのでしょう。
ヤフコメでの阪神ファンの多くは、中田はいらないとの意見が大勢を占めていて
日ハムファンは、FA宣言をするならどーぞとの書き込みが...........。
残念ですね!
今年の成績は目に余るものがありますが、中田残留となれば大幅減棒は避けられ
ないでしょう(半減でも一億4000万)。
ただし、大谷、中田の2本の柱が抜けたなら、来季の日ハムは今季以上の成績は
難しいでしょうし、観客動員数も大幅減になることは間違いありません。
栗山監督も大谷翔平がメジャー移籍をしたなら、今季限りで監督辞任をする可能
性も高いだけに、フロントは難しい局面を迎えそうです。
8月14日【Game102/35-67-0】
福岡ソフトバンクホークス 1-7 北海道日本ハムファイターズ
【勝】 白村(1勝2敗0S) 【負】松本裕 (2勝4敗0S)
【本】 大谷 4号ソロ(9回・中田)、中田 14号ソロ(9回・中田)
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大谷は久々にHRを放ちましたが.........4の1では喜べませんね。
いつ以来の勝ち星なのかは忘れましたが、レアードに代わって出場の太田賢吾選手
がこのところ活躍をしていますね。
この日も同点からの決勝打はお見事でした。
打線も11安打7得点と久々に宿敵SBに打ち勝ち、日頃の留飲を下げましたが、相手
投手が良ければ果たしてどうだったのか?
打線復活は眉唾物ですね。
問題は明日からの最下位決戦(笑)
ロッテは最下位脱出を狙って勝ちに来るでしょうが、果たしてどのような展開になる
のかに興味は津々です。
退任を決意した伊東監督と栗山監督の会話も気になりますね(笑)
全米プロ3日目終了時では首位と一打差の2位で終わった時点では、松山選手の
メジャー初優勝を誰もが疑ってはいなかったと思います。
彼の最終日の爆発力は定評があり、かってはアマチュア時代のオーガスタでの
追い上げや今年の全米オープンで2位に食い込む追撃、そして前週のブリジストン
招待での61という成績からしても、彼のメジャー初勝利のシーンに期待をして
誰もが早朝からテレビの前に釘付けとなり、応援をしたのではないでしょうか。
でも結果はアウトで一時8アンダーで首位に立つも、インに入って予想外の崩れ
を見せて松山選手のメジャー初勝利は夢と崩れてしまいました。
かっての帝王ジャック・ニクラウスが語っているように、「メジャーとはアウト
は技術で切り抜けられるが、インに入っていかに運を味方にすることが出来るか
で決まる!」の言葉通り、優勝者のジャスティン・トーマスにはゴルフの神様が
微笑み、松山には背を向けてしまったのが結果となって表れたのでしょう。
とくにアウトの10番では、ジャスティン・トーマスが第一打を大きく左に曲げて
誰も大トラブルを予感したものの、ボールは木に当たりフェアウェイに戻るという
ラッキーが最初の奇跡。
もしも、左に跳ねていたならロングホールとはいえ、パーであがるのは至難の業
だったでしょう。
そしてこのホールでは二度目の奇跡が待っていました。
第4打のバーディーパットは、カップ左ギリギリに止まるものの、約12秒を経過
して風もないのにボールはコロリとカップインをしたのです。
日本人のファンアからしてみたなら、まさに意地悪なゴルフ神様が見えない力で
ボールを押したとしか思えないシーンでした。
テレビを見ていた僕は、この時点で「松山選手の優勝は逃げた!」そう確信をした
のですが、まさにその通りになってしまうとは..........。
とてもではないけれど最後までテレビ中継を見る勇気も失せて、16番終了時点で
テレビのスイッチを切った僕でしたが、松山選手はこの口惜しさを胸に受け止めて
来季からのメジャー挑戦を続けてくれると信じています。
松山英樹はいまだ若干25歳の若者です。
近年こそ今回優勝をしたJ・トーマスや全英で優勝をしたJ・スピースは松山選手より
も一歳若い24歳ですが、多くのメジャー獲得選手は三十代を過ぎてから勝っている
わけですから、焦ることは決してないでしょう。
反対に若くして大活躍をしたT・ウッズのように、女性問題で醜聞を世界に晒し、
怪我と腰痛でゴルフ界の第一線からリタイヤした選手も居るのですから、それを参考
としてガムシャラに頑張ることは避けて欲しいと思います。
そして松山選手にはご結婚と第一子誕生を心から祝福したいと思います。
8月13日【Game101/34-67-0】
福岡ソフトバンクホークス 3-2 北海道日本ハムファイターズ
8月12日【Game100/34-66-0】
福岡ソフトバンクホークス 1-0 北海道日本ハムファイターズ
8月10日【Game99/34-65-0】
東北楽天ゴールデンイーグルス 4x-3 北海道日本ハムファイターズ
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世の中はお盆休暇の大型連休中ですが、日ハムナインは休みなしで闘っています。
ご苦労な事です。
そんななか日ハムはプーさん日記を書いていない間に負け続けています。
誰が投げても打ってもやる気がない/勝つ気がない/目標がない/では勝てませんよね。
勝てないから書く気がないわけではないのですが、実は日ハムの野球中継は余りにも
投げる投手が可哀想で見て居られません。
こうやってファンは減っていくのでしょうか?
いまの時点での注目点は「いつ最下位になるのか?」ですが、日ハムがこれだけ負け
続けてもロッテはなかなか追い抜けません。
今年のパリーグの不思議現象のひとつですが、今日ロッテの伊東監督が退任宣言を
しましたから、これからは勝ち続けるかも知れませんね。
「男としてのケジメを付ける」ということで、球団からは来季も継続の依頼があった
にも関わらず潔い身の処し方には男らしさを感じました。
次は日ハムの栗山監督がいつ監督退任宣言をするかですが、ここまでチームがバラバラに
なればその時期は非常に難しいかも知れません。
でも来季のチームを考えるなら、出来るだけ早く発表をすべきだと思いますが.............。
日本一から最下位転落の責任は免れることは不可能です。
初日を首位と3打差の1アンダー15位タイの好位置で終えていた松山選手は、この日7バーディ、ノーボギーの「64」でホールアウトをして、通算8アンダーで
先に上がっていたケビン・キスナーと並ぶ暫定首位に駆け上がりました。
この日の松山はショットが決らず、アウトの前半は苦労をしながらも2つ伸ばすと
後半12番から4連続バーディを奪う猛追を見せます。
TV中継(BSフジ)は15番ロングの第一打を打った時点で、雷雨中断となり放送は
打ち切りとなりましたが、再開後の15番ロングでも3打目を寄せてのバーデイを取
るなど勢いは止まらなかったようです。
インに入ってからの猛追のきっかけは、何と言っても9番でのパーパットであった
様に思います。第2打をグリーン右に外し3打目のロブショットは大きくオーバー
をしますが、前日も10m超のバーディパットを決めていたこのホールで超ロング
のパーパットを決めた一打が、インに入ってからのバーディラッシュにつながった。
そう思ったのは私だけではないでしょう。
15番に続き17番でも首位と並ぶ2mのバーディを決めたようですが、まるで前週
のブリジストン招待最終日を彷彿させるラウンドは、一歩も二歩もメジャー獲得に
繋がる第2日目でした。
J・スピースやR・マキロイなどライバルが下位に沈む今大会での強敵は、2打差
の3位タイにつけたJ・デイと松山と同じ64であがったF・モリナリ、7Tに付ける
宿敵R・ファウラーかと思いますが、優勝候補一番手の松山には及ばないでしょう。
日本人初のメジャー制覇に向けて今の松山には死角がありません。
彼が言うようにベストを尽くしたなら、必ず夢は叶うでしょう。
明日の3日目が今から楽しみです!