日本ハムが7連勝 先発の斎藤佑は勝ち負けつかず
6月29日【Game72/41-31-1】
北海道日本ハムファイターズ 5-3 埼玉西武ライオンズ
【勝】宮西(3-0-0)【S】マーティン(1-0-7)【負】十亀(1-3-0)
北海道は夏が近づき、ようやく”爆ぜる”のキャッチフレーズが目の当たりに見えだ
したのかも知れません。
今季初先発の斎藤(佑)投手にとっては、初回は三者凡退のスタートを切り上々か
と思いましたが、2回裏に岡大海選手があげた2点を守り切れず4回2/3を5安
打2失点で今季初勝利を逃してしまいました。
〈先制点をあげた岡大海選手は絶好調です(*´ڡ`●)〉
多分、佑ちゃんにしてみたなら、今できる最高のパフォーマンスを見せたのでしょ
うが、ストレートのキレはあったものの、高めに浮いた球は打者にとっては、まさ
に打ちごろでしたから、フォークボールには一層の磨きが必要だと思いました。
捕手で初スタメンだったソフトボーイの大嶋匠選手は、よくやった方だと思いまし
たが、安全策の外角一辺倒のリードでは、今のプロ野球では勝つことは出来ないで
しょう。
「勇気を持って内角を攻めろ!」とテレビを見ながら呟く私でしたが、一軍に上
がっての初バッテリーを組んだ早稲田バッテリーですから、これまた仕方がないの
かも知れません。
タラレバになりますが、もしも捕手が市川友也であったなら、違った試合展開に
なったのかも知れませんね。
今季初登板の祐ちゃんでしたが、5回2/3でマウンドを去りました。
日ハムファンの多くは1・2塁上に走者を抱えての降板は、7連勝が掛かった試合
だっただけに「残念だけど仕方がない」と栗山采配に納得をしたでしょう。
わたしもここは換え時と思いました。
次回の登板はどのような形で巡って来るかは分かりませんが、今季初勝利の期待を
もって今後もウォッチャーをしていきたいと思います。
7回裏までは2-2の同点で進んだ日ハムでしたが、あいも変わらず初物に弱い
のがチームの特徴です。
相手投手のバンヘッケンを打ちあぐね、6回から代わった十亀からようやく賢介の
走者一掃の3塁打でリードを奪いました。
流石、狙い定めた一振りは、ご立派としか言いようがありません。
〈満塁走者一掃の賢介の3塁打~こちらも絶好調です〉
ところで中田翔がいない中での価値ある連勝は、どのように捉えるべきなのか。
中田翔の復帰を望まぬわけではありませんが、果たして「腰の違和感」があっても
先発出場をしていたなら、連勝が消えていたかもしれません。
前、日ハムの投手コーチだった新谷さんがこう言っていました。
誰もが不調の時はある。だからこそグランドの上でふてくされたり、守備へ向かう
全力疾走のない選手は、原点に立ち返るべきだ!
きつーい一言でしたが、それが選手全員に伝染をしたなら、稲葉篤紀さんが言う
日ハムのポリシーに反する行為となります。
中田翔は日ハムの主力選手であり、いまの日ハムにはなくてはならない不動の4番
だからこそ、休養を取らせたというのが首脳陣の配慮であり思惑でしょう。
7月1日からは、ヤオフクDでのSBとの3連戦が始まります。
多分、ローテは高梨、有原、大谷で行くのでしょうが、もしもここで投打がかみ合い
3連勝などとなったなら、北海道は大いに盛り上がりを見せるでしょう。