昨年は春先から台風が日本に来襲し、8月半ばで15号、16号とW台風がやってきました。
台風16号は太平洋上で向きを変えて東に去っていったが、15号は石垣島から沖縄本土に上陸し、石垣島では風速71Mという想像を絶する記録的な風雨をもたらすなど、結果的には25号までの台風が日本近海に迫ってきたのでした。
地球温暖化、異常気象の一言で片づけることが出来ない「何かが」世界中で起こっているようです。
2016年という新たな年の幕開けも、昨年のクリスマスまでは札幌では積雪がなかったものの、ようやく年が明けるとそれなりの積雪がありましたが、1月11日の成人の日の札幌の積雪は26cmと昨年に比べて31cmも少ないのです。
クリスマスに雪が降り、ようやくこれで「さっぽろ雪まつり」も無事に開催が出来ると、観光協会の人たちも喜んだのでしょうが、このまま降雪がないようであれば、来月2月5日開幕の「さっぽろ雪まつり」もピンチとなるかも知れません。
2015大通り会場 スターウォーズ
お正月気分がまだ抜けない中、今年の日本の気候に関する予測は言いたくはないのですが、「申年」の今年は例年になく日本では、豪雨による水害などの異常気象に見舞われれやすく、あちらこちらでは火山の噴火が報じられたり、全国的に地震も多発をするという予言も出ています。
関東では昨年から原因不明の「地鳴り」が起こったり、北海道、東北地方の太平洋と沖縄、奄美などでも地震が多発しています。
一方、世界では中東のシリア問題、ISとの戦闘、北朝鮮の不気味な行動、年明けからの株価暴落と次から次へと難題が山積状態です。
過去の日本であれば、「百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり。(孫子)」という形で上手にイニシアチブをとり、無駄な争いは避けて進むことも可能だったのでしょうが、現状では日本のリダーは明治の元勲のお告げなのか、戦前回帰に一気に突っ走ろうとしているのですから、手に負えません。
この先短い私にとって、後は野となれ焼野原となれとの言葉は簡単ですが、今のままでは日本は間違いなく沈没をするでしょう。
何とも今年は気味な年となっているような気がします。
2015年の日ハムは終わってみれば、シーズンを通しての話題は大谷翔平に集約されるでしょう。
22試合で15勝5敗(勝率.750)防御率は2.24ですから、文句なしに3年目で日ハムのエースになりました。惜しかったのは奪三振では楽天の則本投手に軍配が上がりましたが、2016年はどこまで記録を伸ばすかが見ものです。
唯一の気がかりは、2015シーズンから打者として打席に立ったとき、相手投手の内角攻めが多くなり、死球によるケガが気にかかります。
なお、2015年オフに入ってからは、ダルビッシュのアドバイスで体重増加計画に挑戦とか。
すでに100kg超えをしたとも聞きましたが、体のキレが悪くなるということはないのでしょうか。
二年目のジンクスに挑戦する有原航平投手
投手陣ではドラフト1位の有原航平が8勝6敗という成績で、日ハムとしては2010年の榊原諒以来の新人王を獲得しましたが、期待をされていた上沢直之は5勝どまり(6敗)、再起をかけた武田勝も2014年度と同じ3勝2敗と期待を裏切ってしまいました。
上沢投手に関してはまだ伸びしろがあると思われるので、2016年はオフのトレーニング次第で10勝前後の勝ち星は期待できるものの、2年連続で3勝どまりの武田勝投手は、背水の陣で戦わなくてはいけないでしょう。
大谷に次いでローテを守った吉川光夫投手とルイス・メンドーサ投手は、そこそこ勝ち星を計算ができるでしょうが、ローテを5~6人と定めるなら、大谷、吉川、メンドーサ、有原以外の先発枠を誰が掴み取るかが見ものかも知れません。
今年がラストチャンス?の斎藤佑樹投手
候 補者としては2015年が3勝3敗の浦野博司投手、今年がラストチャンスとなるであろう斎藤佑樹投手、2014年8勝をあげながら2015年は2勝4敗に 終わってしまった中村勝投手、1軍ではまだ黒星の付いていない2015年2勝0敗の屋宜照悟投手、そして若手として今年期待が持てる高梨裕稔投手がローテ 狙いの一角と言えるでしょう。
その他新加入のクリス・マーティン投手(ヤンキース)に、ドラフト1位上原健太投手(明大)も当然に争いに加わるでしょう。
リ リーフ陣(クローザー)は層が厚く、2015年に活躍をした鍵谷陽平投手と白村明弘投手、ベテランの域に達した谷本圭介投手、2015年は投手ながらキャ プテンを務めた宮西尚生投手がいますから十分に計算が出来ますし、その他左投手には石井裕也と道産子期待の瀬川隼郎も控えています。
そして最後は2016年も増井浩俊投手が締めることになるのでしょうが、気になるのは何といっても長年日ハムの守護神として活躍をしてきた武田久投手です。
2009年から2013年までは、誰が何を言おうとも勝ち試合にはマウンドに大きく立ちはだかったあの雄姿は、日ハムファンの目には今でも焼き付いています。
37歳を迎え肉体的にも厳しい年齢ですが、2016年はカムバック大賞を狙い再起をして欲しい。
これは日ハムファン誰もが願っていることでしょう。
前回の「日ハムの一年間を振り返って~(1)」では、書ききれませんでしたが、2016年最も期待をしたいのは、何といっても若手選手の台頭を望みます。
と くに外野手では谷口、浅間、岡の3人と捕手では2015年ドラフト2位の清水優心と石川亮は、そろそろ大野奨太と市川友也を脅かす存在になって来てよいで しょう。ただ2016年は近藤健介が正捕手の座を狙うと宣言していますから、レギュラー獲得もなかなか厳しくなりそうです。
なお岡大海選手に関しては、当てるだけ打法から脱却しシェアーなバッテングが出来るようになれば、常時1軍も夢ではないような気がします。
足があるので問題はバッテングのみなので、春のキャンプが楽しみです。
来季のパリーグは言うまでもなく、多くの解説者やスポーツ新聞はソフトバンクの優勝との予想になるでしょう。
しかし、「勝負は水もの」とも言われるだけに、ソフトバンクに慢心さがあれば、思わぬ結果となるかも知れません。
私が願うのは、今年こそ日ハムの優勝!!
ただそれだけです。
日本ハムは8日、前マリナーズのアンソニー・バース投手と契約が合意。背番号は「52」。
実力をいかんなく発揮できれば、投手陣の駒は揃うことになりますね。
北海道で最も参拝客が多いのは札幌市にある北海道神宮です。
この神社はかって札幌神社と言われ、北方(ロシア)からの脅威を
守る神社として作られたそうですが、唯一日本の神社には珍しく、
鳥居や本殿は真北(正確には北北東)に向けて作られています。
一方、北海道で最古の起源をもつと言われる道南・江差町の
姥神大神宮は鳥居・本殿の向きは南南東に向けて作られて
いますが、私の知る限り北海道神宮以外の多くの神社は東
もしくは南向きではないでしょうか。
江差町 姥神大神宮
姥神大神宮斜め向かいには、鰊(にしん)蕎麦で有名な横山家
(道指定有形民俗文化財)があります。
横山家は初代から現在まで200年が経過しています。
初代は1786(天明6)年、現在地において漁業、商売、廻船問屋を
営んでいました。
現在の建物は今から約160年前に建てられた家屋で、母屋と
四番倉にはニシン漁全盛期のころ使用されていた生活用具などが
陳列され、当時の暮らしぶりを今に伝える貴重な建物のひとつです。
有名な鰊蕎麦
以前このブログでも書いたような記憶がありますが、かって私は
横山家が宿泊客を泊めていた時代に、この横山家に泊めて頂い
たことがありました。
たしか、まだ二十代後半の頃だったので約40年前のことです。
その時はラッキーなことに他の宿泊客もなく、同行のH氏ともども
二人が泊まるには十分のお部屋に案内をしていただきました。
お部屋に通されて、当時はお元気であった女将さんとの面識が
あった、H氏が初対面であった私のことを紹介をして下さいました。
H氏は当時は道内の玩具問屋の営業部長であり、将来は父親んの
後を引き継ぎ経営陣の一角をなすと言われた存在でした。
その様なH氏が「彼は今駆け出しのインテリアデザイナーとして、
私の仕事を手伝ってもらっているのです」
「今回はたまたまこちらの〇〇デパートさんの改装の件でお伺い
したのです」と紹介をして頂いたところ、当時はお元気だった
女将は 「あら、それであれば今夜はお二人で大広間にお泊り下さい」
「古い建物ですから見る価値はあると思いますよ」と部屋替えを
勧めて頂き、言われるまま現在は客席として利用中の「大広間」に
泊まることになりました。
大変な幸運だったといえます。
ただ二人で泊まる大広間は、梁にせよ大黒柱にせよ、欄間の細工に
しても驚くほど立派であり、さすがに文化財として保存をされる建物
でしたが、二人で泊まるには余りにも広すぎました。
何といっても寝る時には20帖以上もあるお部屋の真ん中に、布団が
二つ並んでいるだけですから。
宿泊施設で身の置き場の無い経験は、後のも先にもあの時だけです。
たまたま〇〇デパート様の接待で食事は外で済まし、唯一江差町で
ただ一軒という「クラブ」で痛飲しなければ、きっとあの広さと静けさでは
なかなか眠りに就くことは出来なかったでしょう。
多分、今の私であれば、朝まで起きていたのではないかと思います。
古い建物には様々な方たちが住み着いていますから。
翌朝には朝食後、当時の若女将さんに一番蔵と二番蔵を案内して頂き
古い文献や骨董品を見せて貰い目の保養をさせていただいた記憶が
あります。
いま考えればこれだけの素晴らしい接待はもう受けられないでしょう。