<全米女子オープン 初日◇31日◇ショール・クリーク(6,689ヤード・パー72)>
A.ジュタヌガン、イ・ジョンウン6ら首位 日本勢最高は畑岡選手と葭葉選手の56位
海外女子メジャー第2戦の全米女子オープンが開幕しました。
日本からは9人が出場していますが、ここ3試合で連続ベストテンに入り好調を維持している畑岡奈紗選手は、アウトでは2バーディを奪い好調だったものの、12番以降3ホールでボギー、ボギー、ダブルボギーを叩いてしまいます。
この日は前日までの大雨と悪天候で十分な調整ができず、ぶっつけ本番の選手が多かったのに加え、その雨の影響でコースはぬかるんだホールが多く、悪条件に苦しむ選手が続出していました。
畑岡選手もその1人で429ヤードと距離が長い12番(パー4)ではフェアウェイにボールが埋まった状態でした。
結局このホールはドロップは認められたもののボギーとして、さらに続く13番もボギー、14番グリーンではバンカーショットがバンカーに転がり込む不運もありダブルボギーとしてしまいます。
通常、これだけコースがぬかるんでいれば“リフトアンドクリーン”が適用されるのですが、メジャー大会の規約にのっとり今回は許されていなかったことから、泥が付いたまま打ってショットに失敗するケースもけっこう見られました。
しかし畑岡選手の18ホールでのボギーは3ホールのみですから、ショットは好調と言って良いでしょう。
ホールアウト後のインタビューも明るく、火曜日にはクラブが届かなかったというアクシデントの影響もなさそうなので、二日目は彼女が言うようにガンガン攻めて上位進出を目指してくれるでしょう。
<2オーバーは56位タイで初日を終えた畑岡奈紗選手>
<畑岡選手と同スコア2オーバーでホールアウトをした葭葉ルミ選手>
日本選手ではNO.1の飛ばし屋と言われる葭葉選手ですが、17番ロングでの1m弱のバーデイパットを外したのは勿体なかったですね。
ショートパットミスは致命傷になるので、2日目はアプローチとパットに神経を配り予選通過を目指して欲しいですね。
<上原彩子選手は3オーバー74位Tでも予選通過は可能な位置に>
彼女のゴルフなら明日は大丈夫でしょう。
ただし午後のスタートになるので、好天ならグーリーンが難しくなるでしょうね。
攻めのパットが裏目に出ないことを祈りたいです。
その他の日本人選手は、4オーバー・96位タイに鈴木愛、野村敏京、香妻琴乃、蛭田みな美の4人、8オーバー・143位タイに高山佳小里、川岸史果という結果になっていますが、鈴木愛選手の内容は悪くはないので予選通過は可能かも知れません。
イーブンから4オーバーには有力選手が目白押しですから、予選通過スコアはイーブンあたりでしょう。
日本選手には結構厳しい予選通過となるでしょうが、せめて3名は予選通過をして欲しいですね。