主役は期待の新人ジェレミー・アービン(アルバート役)とジョーイ役のお馬さん
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S・スピルバーグ監督の「戦火の馬-War Horse」
封切は3月2日だったと思いますが。
先行して見る機会があったので、とりあえず感想を書きます。
この作品は今年のアカデミー賞ノミネート作品ですが、さすがS・スピルバーグさんでした。
TVでスポット広告作品は、観てガッカリ作品が多いなか、満足度は90%でしょうか。
この作品、原作が良いのでしょうね。
調べてみると原作はイギリスの作家マイケル・モーパーゴ(1982年出版)と聞いても?
あまり聞き覚えがない作家だと思いますが、この方の作品は児童文学主体らしいです。
第一次世界大戦前夜のイギリスの農村で、1頭の美しい馬が貧しい農家にひきとられます。
映画冒頭に物語の伏線が描かれていますが、この馬は農耕馬ではなくサラブレッドとの混血。
競り市で主人公となるアルバートの父親が、一目惚れしてしまい無理をして高額で買うのですが、
畑を耕すには向いていない馬です・・・。
もう一人(?)主人公となるジョーイ(馬)が1歳未満の子馬の頃から大人になるまでを
描いていますが、撮影での裏話ではそれぞれのシーンを撮るために、1歳未満の子馬、1歳馬、
ティーンエイジ馬、青春期の馬、そして大人の馬と、様々な馬を手配し撮影をしたそうです。
動物映画の撮影は大変だと聞いたことがありますが、その苦労を頭において映画を見ると
この映画での撮影がとても苦労したことがわかります。
アルバートとジョーイの別れのシーンや死に行く同僚馬との何とももの悲しいシーンは、
画面に引きずり込まれるでしょう。
これまで競走馬が主役になった、「夢駈ける馬ドリーマー」「シービスケット」「セクレタリアト」
など「馬の名画」がありますが、本作は動物好き馬好きな人はぜひ見て損はありません。
またお母さん役で出ている、エミリー・ワトソン(クレイドル・ウィル・ロック 、
アンジェラの灰 (1999)←とても良い映画です)の演技が光っています。
今年のオスカーには手が届かないかも知れませんが、果たしてS・スピルバーグ監督は
3度目の受賞がなるかどうか・・。
とても興味がありますね。