◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目(11日)◇軽井沢72ゴルフ北コース (長野県)◇6655yd(パー72)
黄アルム選手の勢いが止まりません。
この日も7バーディ、2ボギーの「67」で回り、2位との3打差だったのを6打差に
広げ通算14アンダーとして独走態勢に入りました。
2位は8アンダーで爆発力のある申ジエ選手ですが、大東建託での9年ぶり優勝は
すっかり自信を与えてしまったようです。
3位には通算7アンダーで若林舞衣子、木戸愛、武尾咲希、権藤可恋の4人が続く展開
で期待をしていた小祝さくら選手は、通算6アンダーとして11人で7位タイに入って
いますが、到底トップに立つには難しい位置なので、せめて今大会はベストを尽くす
戦いをして欲しいですね。
<主な上位成績>
1/-14/黄アルム
2/-8/申ジエ
3T/-7/若林舞衣子、木戸愛、武尾咲希、権藤可恋
7T/-6/大山志保、勝みなみ、小祝さくら、李知姫、松田鈴英、藤本麻子、
原英莉花、永峰咲希 ほか
この日ベストスコアを出したのは「65」を出して7位タイまで浮上をした原英莉花
選手と全米女子OPで健闘をした比嘉真美子選手でした。
ともに8バーディ1ボギーと怒涛のバーディラッシュで急浮上をしましたが、もしも
トップの黄アルム選手の勢いが失せると、初日には黄選手が9アンダーを出している
だけに、思わぬ選手の逆転勝利があるかも知れませんね。
小祝さくら選手はこの日2バーディ1ボギーの71で回り、7位タイと振るいません
でしたが、比嘉真美子選手の2日続けての爆発には期待が出来るかも知れません。
◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 初日(10日)◇軽井沢72ゴルフ北コース (長野県)◇6655yd(パー72)
初日首位に立ったのは、大東建託・いい部屋ネットレディスで9年ぶりに優勝をした、
黄アルム選手(韓国)でした。
大東信託・いい部屋ネットレディスでは、14アンダーで同郷のイミニョン選手との
プレーオフを制しての嬉しい優勝でしたが、好調は持続しているのか、この日は大会
タイ記録となる「63」(ー9)というロースコアを叩きだして、トップに立ちました。
◆コースレコードに並ぶ9アンダー「63」で単独首位発進を決めた黄アルムプロ◆
この大会での「63」というスコアは、1996年に福島晃子選手が記録していますが、
2日目もこのまま突っ走るのでしょうか。
そうだとすると飛んでもないロースコアでの戦いになるでしょうが、現在賞金獲得額
では2位につけている成田美寿々プロが、全英女子オープンの口惜しい思いをぶっつ
けて追走するかも知れませんね。
また大東信託・いい部屋ネットでは黄アルムプロに3打3位タイで敗れた、期待の
小祝さくらプロも成田プロと同スコアの5位タイにつけています。
この日もノーボギーの堅実なゴルフを展開していますから、パットミスがなければ、
優勝争いに絡んで来るかも知れません。
◆ノーボギーの5アンダーと堅実なゴルフで今週も上位を窺う小祝さくらプロ◆
【初日の順位】
1位:黄アルム(-9)
2位T:大山志保(-6)
2位T:木戸愛(-6)
2位T:石川明日香(-6)
5位T:成田美寿々(-5)
5位T:小祝さくら(-5)
5位T:宮田成華(-5)
5位T:小野祐夢(-5)
上位陣を見ると初日が終わった時点では、黄アルムプロ、大山志保プロ、成田美寿々
プロの今季優勝を経験をした選手が優勝には近いかも知れませんが、そろそろ小祝プロ
の初優勝があっても不思議ではないと思います。
契約プロとしてニトリレディス(小樽CC )の前に勝って故郷に錦を飾って欲しいの
ですが.....果たして2日目はどうなるのでしょうね。
◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 4日目(5日)◇
◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6585yd(パー72)
優勝は地元イングランドのジョージア・ホール選手が、圧倒的なギャラリーの応援と
運(ツキ)にも恵まれて2位に入ったP・ファトラム選手(タイ)を逆転して優勝を
飾りました。
2位から出た地元のホール選手(22)は、圧巻のゴルフをで最終日を迎えても崩れる
ことなく、6バーディ・1ボギーの「67」という圧巻のゴルフを展開しました。
16番終了まで首位発進をしたファトラム選手とは、ともに譲らずタイスコアで17番を
迎えましたが、耐えに耐えて来たファトラム選手は、第一打を右バンカーに打ち込み
対するホール選手はフェアウェイを確保。
優勝をするためには、このコースの鬼門となった17番ホールをどう攻めるかが、明暗
を分ける大切なホールでしたが、つねにバンカーを避けるプレイを心掛けてきたホール
選手の作戦勝ちだっと言えるでしょう。
このホールでダブルボギーとしたファトラム選手は、アリア・ジュタヌガーン選手に
次ぐタイ人プレーヤーとしての優勝を逃がすことになりましたが、初優勝がメジャー
という大金星を逃がしたのは、必死のプレーをしていただけに残念だったでしょう。
初優勝を果たしたホール選手も初優勝が初メジャーという快挙でしたが、初優勝が全
英優勝の選手は、モー・マーティン選手のように、2勝目がなかなか出来ない苦労が
あるようですから、メジャー優勝者として2勝目が遠退かないことを祈りたいですね。
4位タイからスタートをした比嘉真美子選手は、粘りに粘って自己最高の4位タイで
ホールアウトをしました。
首位とは8打差の4位でしたが、首位を走る二人がマッチプレーのごとくスコアを伸
ばすなか、3日目・最終日と同じ組でまわったM・リー選手に元気がなかったのも、
多少影響を与えたのかも知れません。
ゴルフは同伴プレーヤーの良し悪しが多少なりとも影響をする競技ですから、周りや
すい相手ではあっても歯車が狂うことは良くあることです。
それにしても世界に名だたる有名プレーヤーを相手に、1オーバーながらトータル9
アンダーでの4位タイは良く健闘をしたと拍手を送りたいですね。
彼女の今回のプレーには、刻々と日本人女子プレーヤーのメジャー勝利が近づいてい
る予感がします。
比嘉選手は結婚という大きなイベントが控えていますから、当分は米国本土でのLPGA
米国大会に参加をしないでしょうが、参加資格があれば今後も「メジャー大会」に参戦
をして、畑岡奈紗選手とそれに続く若手選手と共に樋口久子さん以来のメジャー優勝
のニュースを報じて欲しいものです。
◇北海道meijiカップ 最終日(5日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6493yd(パー72)
通算13アンダーの2位に申ジエ(韓国)。通算12アンダーの3位に青木瀬令奈。
通算9アンダーの4位に藤本麻子と、7バーディ「65」で25位から浮上した
金田久美子が続いた。
通算8アンダーの6位にユン・チェヨン(韓国)。通算7アンダーの7位に穴井詩。
通算6アンダーの8位にイ・ミニョンとペ・ヒギョン(ともに韓国)がつけた。
9位からスタートした前年覇者の森田遥は「73」とし、通算3アンダーの16位。
同順位から出た地元・北海道出身の小祝さくらも「75」と落とし、通算1アンダー
の27位で終えた。〈ゴルフダイジェスト〉
<上位成績>
1/-15/福田真未
2/-13/申ジエ
3/-12/青木瀬令奈
4T/-9/金田久美子、藤本麻子
6/-8/ユン・チェヨン
7/-7/穴井詩
9位タイまで順位をあげていた小祝さくら選手でしたが、珍しく最終日に崩れる
という展開になってしまいました。
常に上位争いをしていたなら、一打のミスが調子を崩す要因となることもあるのは
仕方のないことです。
道内出身選手では菊地絵理香選手が22位タイに入りましたが、どうも道産子選手
にとって北海道で開催をされる大会は鬼門のようですね。
かって大場美智恵選手がこの大会前身の東洋水産レディスで優勝をした際に、札幌
廣済堂カントリークラブにギャラリーとして行った覚えがありますが、あの時以降
道内出身選手は勝利をものにしていません。
コースを知っていても島松の風とグリーンを攻略するのは、かなり難しいのですが
今大会は風も吹かず上位がスコアをどんどんと伸ばす展開(15アンダーは大会新)に
なりましたから、曲がらないショットを武器に福田選手が逃げ切ったのは「好天」に
恵まれた所為ではなかったでしょうか。
地元大会でスコアを落とした小祝選手には、再び難コースの小樽CCでニトリレディス
が待っています。
風が吹きラフが伸びた小樽CCは、距離があるだけに道内屈指の難コースですから、
ぜひ道産子選手にはこのコースを克服して好成績をあげて欲しいですね。
復活を期す藤田光里選手もプロとしての意地を発揮して、予選を通過をして上位を
目指して欲しいです。
◇北海道meijiカップ 2日目(4日)◇札幌国際CC島松コース◇6493yd(パー72)
予選通過を目指し2オーバーからスタートした小祝選手は、この日66の6アンダーで
9位タイに急浮上をしました。
トップには申ジエに代わって福田真未選手が、8アンダーの64という爆発を見せて
2位の申ジエ選手と青木瀬令奈選手に3打差リードで最終日に突入をします。
<2日目「64」で単独首位に浮上した福田真未選手>
天気予報は曇りで風もさほどなく、気温も24℃程度とのことですから、よほどのこと
がない限り、上位3人と7アンダーで4位につけている、藤本麻子選手までの優勝
争いになりそうです。
〈あるかも知れない青木選手の逆転勝ち〉
小祝選手は首位とは7打差で最終日を迎えますが、上が落ちない限りは優勝は難しく
ベスト10入りを目指して欲しいですね。
小祝さくら選手の大逆転勝ちがあるとしたら、上が伸びず9アンダーは出さなくては。
まさかの奇蹟はあるのでしょうか?
地元優勝、はたまたかつての女王の復活Vも…? フレッシュルーキー達の偉業にも期待!
◇北海道meijiカップ 初日(3日)◇札幌国際CC島松コース◇6493yd(パー72)
道産子選手が7名も出場をする北海道meijiカップが開幕しました。
今季はシード権を失いましたが、再起をかけて頑張っている藤田光里選手や今季は
未勝利ながら惜しいところで優勝を逃がしている菊地絵理香選手と実姉の明砂美選手、
ここ数試合優勝を逃がし続けている黄金世代の小祝さくら選手、ジャンボ尾崎門下で
ここ数試合頭角をあらわして来た田村亜矢選手、アマチュア時代藤田選手とチャンピ
オン争いをしていた山戸未夢選手に加えて、2018年プロ合格を果たした新人の吉本
ここね選手と華やかな道産子選手が出場をしています。
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ファーストラウンドが終わって、ベテランの申ジエ選手が飛び出す展開となりました
が、この日は好天に恵まれましたが強風ではないのにスタートホールで躓く選手が続
出したようです。
林に囲まれた島松コースは風の読み方が難しいとはいえ、意外だったのはコースを良
く知っている道産子選手が、スコアを伸ばすことが出来なかったことです。
そんななかツアー16勝で元世界ランク1位の申ジエ選手が飛び出しました。
正確なショットとパットのうまさでは定評のある申ジエ選手は、2014年に12アン
ダーで優勝を飾った経験があるので、強敵が首位に立ったといえます。
〈初日トップに立った申ジエ選手〉
〈大会初日〉
1位 申ジエ -6
2位T 酒井美紀 -3
一ノ瀬優希 ー3
竹内美雪 -3
ユンチェヨン-3
藤田さいき -3
藤本麻子 -3
佐伯三貴 -3
福田真未 -3
永峰咲希 -3
青木瀬令奈 -3
このように2位タイには10人が並ぶ大混戦になっていますが、2アンダーの12位タ
イには今季未勝利で復活を期すキムハヌル選手や、昨年度初優勝を島松で飾った森田
遙選手も付けていますから、2日目以降も「大混戦」となりそうです。
トーナメントとしては面白いのですが、期待の小祝さくら選手や菊地絵理香選手などの道内出身選手は、故郷に帰っての一戦という力みが出たのか、スタートダッシュが
出来なかったようですね。
〈道内出身選手〉
47位T 菊地絵理香 +1
60位T 菊地明砂美 +2
小祝さくら +2
75位T 吉本ここね +3
88位T 山戸未夢 +4
98位T 田村亜矢 +6
藤田光里 +6
47位タイに付けている菊地絵理香選手と60位タイの小祝さくら選手は、予選通過は
可能な位置に付けていますが、その他の選手はかなり厳しい戦いになるでしょうね。
なかでも98位タイとなっている藤田光里選手は、復調の気配は見えますが、最終
ホールでのバーディ逃しのシーンで、片手でのタップイン失敗はいただけません。
過去には男子プロツアーで同じようなシーンを見た覚えがありますが、いかに熱く
なったとはいえ、プロにはあるまじき行為ではなかったでしょうか。
ファンとして当ブログでも応援をして来ただけに、復活への期待があった今大会では
見たくないシーンでした。
本人は大いに後悔をし反省をしているとは思いますが、多くのファンのためにも敢え
て猛省を促したいと思います。
◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 初日(2日)◇
◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6585yd(パー72)
比嘉真美子が1打差2位発進 畑岡奈紗は出遅れ102位
日本期待の畑岡奈紗選手は午前の早いスタートでしたが、降雨の後のスタートという
不運とショットが定まらず、スタートホールからの3連続ボギーが響いて3オバーの
102位でホールアウトという後悔の残る初日となってしまいました。
先週のスコットランドオープンもスコアをまとめきれずに、不本意な成績に終わった
だけに、初挑戦のリンクスコースに苦手意識を持ったようですが、何とか2日目は
盛り返して予選通過と上位進出を果たして欲しいですね。
また畑岡選手同様に午前スタート組だった、横峯さくら選手と上原彩子選手も苦戦を
強いられ横峯選手は5オバー、上原選手は4オーバーとスコアが伸びず予選通過に黄
色信号が点灯しています。
総じてスコアが伸び悩んだ午前のスタート組と比較をすると、スコアを伸ばしたのは
午後のスタート組がほとんどでしたが、そのなかで主戦場を日本において活躍をして
いる比嘉真美子選手、成田美寿々選手、岡山絵里選手の3選手はそれなりの活躍を見せ
ていました。
なかでも比嘉選手は、15番のロングはものにすることは出来なかったものの、首位に
たったM・リー選手とは一打差の6アンダーであがり、単独2位という好スタートを
きりました。
一時の長いスランプのトンネルを抜けて、これまでのトレーニングの効果もあり、抜群
の飛距離を武器として戦う彼女には、『勢』を感じます。
婚約をした喜びに加えて、もしも優勝でもしたならこれは大変な「事件」になります。
首位に立つM・リー選手も応援をしますが、比嘉選手には是非頑張って欲しいですね。
今夜の2日目が楽しみになって来ました。
LPGA 小祝さくら選手がプロ合格をしました初日の大出遅れにも堂々 プロテスト一発合格に導いた小祝さくらの不動心勝みなみ、新垣比菜などの黄金世代に混じって、藤田光里選手の高校後輩小祝さくらが大逆転でプロ合格をしました。道......
黄金世代と言われる選手が目白押しの中、賞金ランク8位となっている
小祝選手の成長ぶりには目を見張るものがあります。
専属コーチは上田桃子プロ、比嘉真美子プロを指導している、辻村明志
コーチです。
上田プロも比嘉プロもともにどん底を経験して、這い上がって来た選手
ですが、小祝選手の躍進は辻村コーチの指導に負うところが多いので
しょうね。
今年シード権を失い予選通過もままならない、藤田光里プロも自分に
合った専属コーチの指導を仰げば、復活の道が見えて来るかも知れません。
小祝さくら 2日間ボギーなしで最終日最終組へ
(写真はGDO様提供画像)
◇国内女子◇サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 2日目(14日)◇
期待の黄金世代の一人で新人の小祝さくら選手は、初日に続きパットが好調で2日間ボギーなしの
トータル9アンダーで首位タイに浮上をして来ました。
この日、途中まで11アンダーと首位を走っていた沖せいら選手が、後半に入り16、17番で連続の
ボギーを叩き首位から陥落し、2打差の7位から出た小祝さくらが5バーディ、ボギーなしの「67」
で通算9アンダーとし、申ジエ、ペ・ヒギョン(ともに韓国)、沖せいらと首位に並んで最終日を
迎えます。
小祝選手は、5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」以来今季2度目の最終組でのスタート
となりますが、前回はスコアを伸ばしながら2位タイに終わり、口惜しい思いをしているだけに
道産子選手としての粘りを発揮して、新垣比菜選手に続くツアールーキーとしての初優勝を狙って
欲しいですね。
ただ首位タイには経験豊かな申ジエ選手やペ・ヒギョン選手を含め、2打差以内には8人がいる
という大混戦となっていますから、誰が優勝をしても不思議ではありません。
スタートホールの1番から3番のロングで、いかにバーディを取るかで優勝の行方は決まると思わ
れるので、これらのホールでつまづかないことが肝心だと思います。
LPGA米国女子のマラソンクラシックは、日本人選手として唯一決勝ラウンドに駒を進めた野村
敏京選手はスコアをー3と伸ばし44位タイから39位タイとしましたが、いま一つ絶好調にはほど
遠いプレーで波に乗り切れていません。
日本人選手では横峯さくら、上原彩子、宮里美香選手もこの大会に出場をしていましたが、共に
1オーバーでカットラインには一打及ばず予選落ちとなっているだけに、野村敏京選手の最終日
での爆発を期待したいですね。
首位にはこのところ好調なB・ヘンダーソンがトータル11アンダーとして最終日を迎えますが、
1打差の2位には今季初戦を制したB・リンシコムとA・スタンフォードのベテラン勢が追って
いて3打差5位タイまでには14人が目白押しの大混戦ですから、誰が勝っても不思議ではあり
ません。
今大会には日本のエース畑岡奈紗選手は出場をしていないで、日本のゴルフファンにとっては
物足りない試合といえますね。
畑岡奈紗はPO敗退 日本勢41年ぶりメジャー制覇ならず
あぁ~残念。
41年ぶりの日本人によるメジャー獲得の夢が潰えました。
3日目3アンダーからスタートをしてスコアを一つ落とし73で回り23位タイに
後退をしてしまった畑岡奈紗選手でしたから、誰もが最終日に8アンダーの64で
上がるとは夢にも思わなかった快挙でした。
この日はまさに前日とは違いショットもパターも絶好調でしたから、上が落ちて
来たなら「まさかの優勝も」と誰もが思ったでしょう。
書いている私も畑岡選手が最終18番を上がった時点で「2週連続優勝も」と思った
のですが、やはりメジャー優勝となると、そう簡単にはさせて貰えないものですね。
タラレバになりますが、3日目をパープレーで上がっていたなら。
この日の10番ホールでのバンカーショットの1mを入れていたなら。
等々あと一打を縮めていたなら、大逆転での優勝もあっただけに、惜しかったという
よりも「残念!」の言葉しか出ません。
しかし、畑岡選手のLPGA参戦の時の夢は、「2年でツアー初優勝を飾り5年でメジャー
獲得を」と語っていましたから、このまま経験を積めば今年もしくは来年にはメジャー
を獲れるのではないでしょうか。
昨年までは野村敏京選手が、日本人女子としては最もメジャーに近い選手と言われて
来ましたが、今年の畑岡選手の活躍を見ると、彼女が最もメジャーに近い選手と言える
でしょう。
今年のLPGA女子のメジャー大会は、残り2大会(全英リコー女子オープン&エビアン
選手権)がありますが、ここでも経験を積んで来季にはメジャー獲得を目指して欲しい
ですね。
ちなみにメジャー最終戦のエビアン選手権は、チャンスが巡って来るかも知れません。
しかしPOまで残ったのに残念でした。
◇KPMG女子PGA選手権 2日目◇
初日の無風状態とは違って風速5mの中で2日目を迎えた、ケンパーレイクスGCでの
全米女子プロ選手権でしたが、どの選手も風が吹けば人工湖が多く距離も6,741ヤード
と長いコースだけに、コース攻略に手を焼き苦労をしていました。
なかでも優勝候補の一角にあげられていたL・トンプソンはスコアを伸ばせず35位Tに
沈み優勝はかなり厳しい状態に追い込まれました。
今では日本のエース格となった畑岡奈紗選手は、さすがに難コースの洗礼を受けて4
バーディ4ボギーのスタート時と同じ3アンダーでホールアウトをしましたが、本来の
ティーショットが出来ずにかなり苦労をしていたようです。
しかし、トップのスコアは6アンダーと変わっていませんから、まだまだ優勝の希望を
捨てるには至っていません。
風が吹くかどうかで優勝スコアも変わって来るでしょうが、落とし穴があちこちにある
コースですから、3日目は辛抱強く首位についていけば上位に入ることは出来るでしょう。
初日から首位に立っているパク・ソンヒョンはこの日スコアを伸ばすことが出来ません
でしたが、同じく首位に並んだユ・ソヨンとB・ヘンダーソンの3人とここに来て調子を
取り戻して来たL・コ選手が2日目を終わった時点での優勝候補でしょうか。
畑岡選手はこの日は運が味方をしてくれませんでしたが、得意のアイアンショットが復活
したなら、パットは好調なので一気に優勝争いに絡んでくるでしょう。
上原彩子選手は、この日はパットが全く入らず大苦戦を強いられましたが、何とか予選は
通過をしましたので後はパターが良くなれば、上位に入る可能性はあります。
距離が長くても正確なハイブリットで攻めたなら、アンダーには持って行けるでしょう。
4パットのWボギーは痛かったですが、ボール一個差のラインが読めたならこの日も71で
は上がれていたはずです。
この日は午後にまわった各選手は軒並みスコアを落としてしまいましたが、1オーバー
からスタートをした横峯さくら選手は、最終9番で意地のチップインバーディを取り
予選カットラインの3オーバーを無事にクリアしたのは朗報と言えるでしょう。
上原選手も横峯選手も予選は通過をしたのですから、あとは攻めのゴルフをするだけ。
予選落ちをした野村選手以外の日本人トリオは、決して調子は悪くないので、3日目
以降の決勝ラウンドが楽しみですね。
※また早朝からゴルフとW杯をTVで観なくてはならないので、寝不足状態が続きそうです。
◇KPMG女子PGA選手権 初日(28日)◇
先週コースレコードで「ウォルマート NW アーカンソー選手権」PGA米国女子大会で
日本人選手として昨年の野村敏京以来の優勝を飾った畑岡奈紗選手ですが、メジャー
3戦目となる今大会も好調は持続しているようです。
今大会には日本ツアーからは、鈴木愛選手が参加の予定でしたが、体調面から今大会
は出場を回避し日本人選手としては、野村敏京、横峯さくら、上原彩子、畑岡奈紗の
4人が出場をしていますが、午前組としてスタートをした横峯さくら選手は1オーバー
71位、野村敏京選手は3オーバー108位でホールアウトをしました。
横峯選手は早朝の1番目のスタートでしたが、ラウンド後半の16、17番でトラブルと
なり連続ボーギーを叩きますが、最終18番では見事にバーディを取り2日目のプレー
に期待がもてる上がり方をしています。
後半ドライバーショットが左右にブレる不安が出たようですが、アプローチとパット
はしっかりとしているので、予選通過の期待は高まります。
野村選手は、腰痛は治ったようですが左手首の怪我は完治をしていないのか、復帰後
のここ数試合は彼女本来のショットにキレが見られないのが気がかりですね。
予選通過を確実にするには、イーブンか1アンダーまでスコアを伸ばさないと難しい
かも知れません。
上原選手はスタートの1番ホールでバーディスタートを切り、上位でのホールアウト
を予感させたのですが、積み上げて来た貯金を最終の3ホールで吐き出したのは残念
でした。
メジャー大会のコースですから、距離も長く簡単なコース設計ではないので、油断を
すると簡単にWボーギを叩くホールが待ち受けています。
なかでも16番ホールは、ティーショットでは左サイドにバンカーがあり、グリーン右
にはウォーターハザードが待ち受けているため、多くの選手が左に打ち込みスコアを
崩す難関ホールです。横峯選手もこのーホールでボギーを叩いていました。
飛距離が出ない選手にとっては厄介な上がり3ホールですが、多分2日目のピンポジ
も油断が出来ない場所に持ってくると思われるので、パットが上位進出のカギになる
でしょう。
畑岡奈紗選手は、3アンダーで首位と3打差の10位タイという好スタートを切りました。
スタートホールの10番、11番と連続バーディの発進で好スコアを期待していましたが、
スコアは伸びず6バーディ、3ボギーの「69」で初日を終えたものの、難しい最終18番
でバーディを取ってのホールアウトは2日目の爆発が期待できるでしょう。
WOWOW解説者として現地に飛んでいる服部道子さんも、畑岡選手のプレーを絶賛し
ていたので、2週連続優勝の期待は持てるのではないでしょうか。
勢いに乗って樋口久子さん以来のメジャー優勝も夢ではないかも知れませんね。
トップに立ったパク・ソンヒョンは、距離が出るだけに6アンダーの好スコアを出して
いますが、今シーズンは不調なだけに風が吹くと池とバンカーの多いホールが続くだけ
に果たして持ちこたえることが出来るでしょうか?
上位には有望選手があ目白押しですから、誰が来ても来ても不思議ではない大会となり
そうです。
〈尊敬する宮里藍さんのポスターの前で〉
【大躍動の3日間】畑岡奈紗 最終日ハイライト/ウォルマートNWアーカンソー選手権【WOWOW】
ショットが良くパターも絶好調であれば、他の選手を寄せ付けないのは当然です。
最終組でまわったM・リーもL・トンプソンも、4~5Mのバーディパットをポンポンと入れられては、すでにアウトで戦意喪失をしても不思議ではありません。とくにL・トンプソンは1M以内のパットを3度も外すようでは、スコアを落とさないことに懸命で次々とスコアを伸ばし逃げていく畑岡奈紗選手には成す術もなかったと言っても良いでしょう。
O・アーネストはロングパットを次々と決めて15アンダーであがりましたが、彼女が同組だったなら展開も違ったものになったかも知れませんが、トップスタートの畑岡選手がスコアを次々と伸ばすのですから、追う選手は誰もいなかったという圧勝でした。
なかでも圧巻だったのは8番ホールの第二打は、カップ直撃のややもするとイーグルかという素晴らしいショットを見せますが、このホールはバックスピンがかかりすぎてバーディとはならなかったものの、このホールで「この日の畑岡選手の優勝」を確信しました。
13番ミドルでは昨日のブログで書いたように、神様が与えた唯一の試練のホールでしたが、ウォーターハザードに捕まりながらも第三打を寄せてパーとしたあたりから、彼女自身も優勝を確信したのではないかと思います。
15番ショートホールでは上りの4Mを沈めてー19として、昨年のユソヨンの大会記録-18を超えてしまいます。
続く16番はパーながらも、17番では約3Mをねじ込みー20として、最終ホール18番ロングは、第三打をピンそば30センチにつけるスーパーショットで締めくくるバーディとして、大会記録のー21でホールアウトをしましたが、19歳5ヵ月での優勝は日本人プレーヤとして14人目の優勝を飾りました。
ピンチ乗り越え畑岡奈紗が悲願V 「母のサポートがなかったら…」
さて6月28日からは、LPGAメジャーの全米女子プロ選手権(KPMG女子PGA選手権)が始まりますが、今大会の好調を維持して乗り込めば、若さという特権で畑岡選手の2週連続優勝という期待も高まります。
また横峯さくら選手も好調ですし、上原彩子選手も畑岡選手の優勝を見て虎視眈々と初優勝をメージャー大会でと狙っているでしょう。
いっぽう野村敏京選手は、怪我も癒えて徐々に上昇気味ですから、予選通過は大丈夫だと思いますね。
今大会に続き日本人選手の活躍を期待します。
◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G最終日(24日)◇
畑岡奈紗が米ツアー初優勝 19歳で日本勢最年少
ついにやりましたね
畑岡奈紗ちゃんが悲願の初優勝を飾りました。
13アンダートップタイでスタートをした畑岡選手でしたが、ミスといえば13番ミドルで
右に打ち出してボールはウォーターハザードへ。
ワンペナで打った第三は見事に2~3Mにつけて、このホールをパーであがります。
この時点ではすでに2位とは4打差がありましたが、この日の畑岡奈紗選手は全く危なげ
ないプレーでトータル21アンダーのトーナメントレコードで優勝を果たしましました。
それにしても凄いプレーでした。
とりあえずは「日本人選手としての最年少優勝」おめでとう!!
◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G 2日目(23日)◇
1打差の7アンダー2位タイから出た畑岡奈紗は6バーディ、ボギーなしの「65」で
2日目のプレーを終えて、通算13アンダーの首位タイでミンジー・リーと並んで最
終日を迎えます。
最終日、最終組でのスタートは初めてですが、すでに今年はキングスミル選手権で
A・ジュタヌガーンにプレーオフでまけたものの、優勝争いは経験していますから、
もしかしたら2012年の宮里藍以来の本大会優勝があるかも知れません。
この日は、10番スタートからの前半こそパーを並べたが、ひとたび波に乗ると今週
は勢いがあります。
16番でこの日初バーディを奪うと、折り返し後の1番まで4連続のバーディラッ
シュを続けました。
3番、5番もバーディとして、米ツアー初優勝に向け、リーダーボードのてっぺんを
とらえました。
「ショットが安定してたくさんチャンスにつけられました。アイアンの距離が合って
いました。明日もたくさんバーディが取れるようにしたいです」と、WOWOWのイ
ンタビューに答えた畑岡奈紗選手でしたが、このところ上原彩子選手、横峯さくら選
手とともに、優勝に届きそうでいて今一歩のところで栄冠を逃がしているだけに、今
季初の日本人選手としての初優勝を飾って欲しいですね。