2018/05/23(水)第11回戦 (ZOZOマリン)観客数:11,704人
千葉ロッテ 0-2x 北海道日本ハム
《勝利》上沢(5勝1敗0S)《敗戦》有吉(0勝1敗0S)
《本塁打》(日)レアード 8号ソロ(4回・有吉)
(ロ)なし
降りしきる雨中の対決を制したのは、ここまでパ・防御率1位の上沢直之投手の右腕
で逃げ切った日ハムでした。
降り続く小雨のなか18時15分に始まった千葉ロッテとの11回戦でしたが、降雨に
よるゲーム途中でのコールドも予測される中、初回電光石火の攻撃でリードをしたのは
我らが日ハムでした。
昨夜はマルティネス投手の好投を生かせずに、相手投手石川の完封シャットアウトに
泣いた日ハムでしたが、そのお返しとばかりに初回西川遥輝のヒットに近藤健介が続き
不動の4番中田翔が久々のタイムリー2塁打が飛び出し、1点リードで試合は始まり
ました。
残念だったのは1死1,2塁で中田が左中間を破るヒットを放ちながら、近藤健介が3塁
をオーバーランで憤死をしてしまったことです。
近藤の走塁ミスなのか、3塁コーチングボックスにいた緒方コーチの制止ミスだった
のかは分かりませんが、非常に勿体ない「2死目」でした。
ここで1死2,3塁でレアードを迎えたなら、初先発の有吉投手も動揺をして大量点の
チャンスを迎えたかも知れず、その後好投をする上沢投手も、もっと楽な投球が出来
たかも知れなかっただけに、残念なプレーだったと思います。
〈一回表久々のタイムリーを放つ中田翔〉
雨中の対戦で8回を投げ切り、ロッテ打線を5安打完封をした上沢投手の好投が光り
ました。これで上沢投手は4安打完封した16日の西武戦(東京D)に続くプロ初の
2試合連続完封です。
これでチームの勝ち頭となる5勝目をあげて、真のエースに名乗りをあげましたが、
防御率も1.18として肘の手術から2年目の今年は、彼の活躍なくして優勝戦線にとど
まることはないでしょう。
4回にはレアードの8号ソロが飛び出し、スコアボードも2-0としますが、ようやく
本来のレアードらしいホームランは、5月も終盤ながら「5月男」の本領発揮を期待
したいところです。
5~6月にはホームラン量産があるかも知れません。
レアードの一発でリードを広げた日ハムですが、4回裏上沢投手に思わぬピンチが
訪れました。
先頭打者荻野はショートフライに打ち取りますが、続く2番藤岡と中村にセンターへ
連打を浴びて、2死1、2塁のピンチでを迎えます。
昨日のヒーローの角中はサードゴロに打ち取りますが、5番清田には左中間へ抜ける
かというライナーでのヒット性の当たりを、西川が横っ跳びでキャッチする超ファイ
ンプレーが飛び出します。まさに西川遥輝ならではの守備でしたが、この一打が抜けて
いたなら2-2の同点になっていたでしょう。
〈遥輝のプレーを褒めたたえる清宮と石井と卓〉
4回裏のピンチを遥輝の守備力で切り抜けた上沢投手でしたが、雨が一段と強く降り
しきる悪コンデションのなか、8回裏には再度この日一番のピンチを迎えます。
先頭打者の鈴木に左中間突破の3塁打を浴びていきなりピンチに立たされますが、
1失点は覚悟の守備陣形を日ハムは敷き、代打ドミンゲスをバッターボックスに迎え
ますが、外角低めのカーブで空振り三振に。雨が一段と激しさを増すなか、次打者と
なった代打平沢に対して四球を与えて、1死1,3塁とされます。
その後盗塁と三振で2死2,3塁のピンチのなか、2番藤岡裕を左翼フライに打ち取り
最後のピンチを切り抜けました。
ここでさらに雨が激しくなり、中断。結局、そのまま試合が終了となりました。
昨夜は0-2の完封負け、今日は2-0の完封勝と見事にリベンジを果たしましたが、
対ロッテ戦はここまで6勝5敗0分と接戦を演じています。
この日西武がSBを下し西武との差は3ゲームと変わりませんが、何とか敵地で勝ち
越して交流戦前最後の首位攻防戦に臨みたいですね。
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