Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

スペイン広場とスパニッシュ・ステップ。

2012-10-19 08:16:35 | フィレンツェ・ローマ旅行

「ローマの休日」でアン王女はこのスパニッシュ・ステップで
ジェラートを食べていました。
けれど、今はここでジェラートを食べてはいけません!

 はい!この人だかりですから!

何度となく、通りましたがいつでも淒い人!早めの午前中ならこんな感じ。

階段中央にいるのは大仏ではありませんよ間違えないように・・・
この階段を上りきった所がトリニタ・ディ・モンティ広場。
その後ろの教会がトリニタ・ディ・モンティ教会。このオベリスクからは
S・マリア・マッジョーレ大聖堂のオベリスクが望める。
巡礼者の目印。今でもオベリスクは目印としてとても役立っています。

この写真が今回の写真の中で一番のお気に入り
偶然とはいえ、影がいいでしょ?自画自賛

トリニタ広場からはコンドッティ通りが望めます。一大ブランド通りです。

宿泊したホテル側からスペイン広場に続く階段。


正面、やや左に見える建物はキーツ・シェリーメモリアルハウス。
茶色っぽい建物ね。
あのイギリスが生んだ大詩人、ジョン・キーツが25歳で亡くなるまで
住んでいた家です。
知らなかった~、キーツがローマに住んでいたなんて
UKロック好きなら、避けては通れないキーツ←そこかーい!
それほどまでに、いろいろな分野にキーツの詩は影響を与えています。

因みにこの階段の右手にスペイン大使館があったので、スペイン広場。
しかしこのトリニタ・ディ・モンティ教会はフランスのルイ12世によって建てられたので、
下の部分をフランス広場と呼んでもいたらしいけれど、いまはスペイン広場と統一。

アテェンション・プリーズ!アテェンション・プリーズ!

今回、このスパニッシュ・ステップで絵に書いたように、あのミサンガ売りに
引っかかっている日本人カップル発見(;゜Д゜)!
この情報過多の現代で仮にヨーロッパ初体験としても、
なぜに、彼らは「ミサンガ売りに注意!」という文言が目に入らなかったのか
通りすがりながら「エーッ、相手にしちゃってるよ・・」と目に入っただけなので、
その後、どうなったかはわかりませんが・・・

因みにミサンガ売りとは、親しげに「ミサンガをプレゼント」とか
言いながら腕にミサンガを巻きつけ、その後、法外な金銭を要求する
かなーり、有名な商法です


ポポロ広場とピンチョの丘。オススメ、スポットです!

2012-10-18 08:21:40 | フィレンツェ・ローマ旅行

「senso unico」イタリアでよく見る表示です。
「センソ・ユニコ」私が住んでいる土地柄「センソ」=「浅草寺」
なので、なにかお堂のようなイメージを持っていました。
あちら、こちらで目にするセンソ・ユニコ・・・ローマでは特に目にします。
なんなんだセンソ・ユニコ
どんな素敵なアメージングなものなんだユニコアイ・ワナ・センソ・ユニコ

そんな妄想はいとも簡単に打ち砕かれました・・・
姪が歩きながらiPhoneで調べたらなんてこたーない「一方通行」だとさ・・・

さて、ポポロ広場は北からの巡礼者を迎えるフラミニオ門のある現在は
ポポロ門と呼ばれる日本で言えば関所ですね。その内側の広場。

この立派なオベリスクが巡礼者を迎えたのでしょう。
なーんと!このオベリスクは紀元前1200年にエジプトで造られた物です(@_@;)
ヒエログリフもハッキリ見えますね~。
このポポロ広場からベネチア広場まではコルソ通りが通じています。

ここには双子の教会サンタ・マリア・デッル・ポポロ教会があります。
ポポロとはPOPOLOそうです!市民=民衆ですね!
ポポロ教会はローマ市民の献金で建設されました。

ここからピンチョの丘に登りましょう

私の好きなスポットです。ピンチョの丘からスペイン広場近くトリニタ教会まで
ローマを一望しながらのお散歩はとても気持ちの良いものです。

サンタ・マリア・マジョーレ聖堂が見えます!

大好きなヴィットリアーノの勝利の女神&お馬も見えます!

右の外れにはサン・ピエトロも見えるじゃありませんか!

姪が「ねえ、ねえ、シスターがサボってるわよ」・・・と・・・

油を売っているのではないと思うのですが・・・

ローマで見る柿の木が新鮮です・・・

イタリアでもカキはカキと言います。


彼女は買い物の帰り道。

2012-10-17 15:59:07 | 音楽

突然、暇になっちゃった午後。
雨も降り出しそうだし、おウチでグダグダ・・・

旅行から帰ってすぐに「宮本浩次、活動休止」とネットのニュースで知った。
なんでも難聴になってしまう病気とか
バンドの大音量とか声を張るとかかなり耳に負担がかかるんだろうね~。

宮本浩次・・・エレカシ・・・エレファントカシマシ。
久しぶりに「翳りゆく部屋」でも聴こうとYouTubeを漁っていたら、
面白いものを発見

全く真逆と思われるさだまさしと宮本浩次が共演しているじゃない
それも「主人公」歌ってるよ「主人公」
いつもミュージックフェア見ないからな~。

こっそり隠しておきたい私のフェイバリットソング・・それは「主人公だ」
それを宮本浩次が歌うなんてね~。

宮本浩次ってある種ダイヤモンド愉快に近い人種ではあるな。

あー、この曲知らなかった

「彼女は買い物の帰り道」さっそくお気に入り
エレカシの最近の曲の中では、なかなかイイ2年前の曲らしいね。

このプロモーションビデオもイイ感じ(n‘∀‘)η

宮本さんは凄いよん・・・
「なぜだか俺は祷っていた」

言葉がない・・・

 


トレビの泉やらローマのメトロやら・・・なんやら・・・

2012-10-17 08:23:24 | フィレンツェ・ローマ旅行

ローマと聞いて、真っ先に思い浮かべる事といったら、トレビの泉、
スペイン広場&ステップ、真実の口・・・まあこれ、ローマが題材に
なっている映画の中に登場する有名どころですね。

トレビの泉。

右側は修復中です もうね、ごった返していますから・・・かろうじて流れる
水が見えていますけれど、コインなんが投げようものなら、
必ず、誰かに当たっちゃいます ですから、投げません。
この豪華なデザインはやはりベルニーニによるものだそうですよ。

こちらはあまり人はいませんよ、バルベリーニ広場の「トリトーネの泉」

これもベルニーニのデザインですよ・・・イルカの上に乗った半魚人
トリトーネがほら貝から水を吹き出しています。

ローマの街を歩いていると妹がスットンキョウな事を言いました。
「ローマってずいぶん、Macの広告が多いのね~」
「あの~、あれは~メトロのマークですけど~」
ローマは赤に白抜きの「M」がメトロの目印。とてもMacと紛らわしい。
で、こんなのもあります。

さすがMac!!!その紛らわしさを果敢に利用しこのような看板。
このアキンド魂には尊敬すら覚えます

因みにマクドナルドそのものはこのパターンが多い。

 シックでしょ???
日本でも渋谷の新店舗はこのようにシックですね。

でもメトロまがいのあの看板の近くのマックは日本と同じで赤、黄パターンでした。

 イタリアらしい・・・

ローマ・フィレンツェを旅すれば、このブログにも何度も名前が出ている
「ベルニーニ」の名前を目にしない訳にはいかない。

「ベルニーニはローマの為に生まれ、ローマはベルニーニの為に
造られた」とまで言わしめたジャン・ロレンツォ・ベルニーニ。
父親も著名な彫刻家。
サンピエトロやローマの主要な噴水はほとんどが彼の手で造られ、
主要建築などの設計も多数手がけ、街中にベルニーニが溢れている
このバロックの巨匠はルネサンスの巨匠ミケランジェロほど日本においては
知名度がないのは有名な絵画がないからか???

このベルニーニと紛らわしいのがバルベリーニ
バルベリーニはベルニーニのパトロンでした。ベルニーニのパトロンが
できるくらいの大富豪です。

その邸宅は今、美術館となっています。

このドラゴンやら、ライオンやら、なんやらの門柱はベルニーニに掘らせたのかしら???

バルベリーニはもともとフィレンツェの富豪でしたが、そこに目の上のタンコブが
そうです、フィレンツェと言えばメディチ家です。
ソリが合うはずもなくローマに移住したというわけです。
お蔭でローマはベルベリーニ家の蜂の紋章だらけ・・・

 


ローマの教会シリーズ!サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会。

2012-10-16 08:06:14 | フィレンツェ・ローマ旅行

このローマの教会シリーズもいよいよ最終回となりました!
っていうか、行きたい教会もあったのだけれど、日曜でミサと
かちあい、さすがにご遠慮したりと・・・

ホテルからも近いサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会には
ベルニーニ作の「聖テレーザの法悦」があり、これは見たかった
教会に出向くと、うやうやしく物乞いさんがドアを開けてくださったけれど、
ミサの真っ最中で、残念でした~。あと骸骨教会とか

仕方がないので、ワーキングウーマンの宿命、妹が職場のお土産を
買いたいというのでローマ三越まで9月20日通りなんていうカレンダーみたいな
所を歩き共和国広場近辺まで向かいます

その途中になんでオッサンが悩ましいポーズとってんの
と、思わずにはいられない噴水などもあります。

日本人ご用達、ローマ三越の前には共和国広場が広がります。
この近辺でトイレに困ったら、是非、ローマ三越へ
さすがの日本仕様で、衛生的です

この噴水は「ナディアの噴水」といい4人のニンフが水を吹き出しております。

その向こうに見える「BASILICA」が今回の教会サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会です。
バジリカとはローマ時代において公共の施設を意味し、キリスト教の時代には
ローマ教皇から特権を与えられた教会をバジリカと呼ぶらしいです
うんうん・・・ローマにはバリジカとある教会が多い・・・南イタリアに多いとか。
もともとはギリシャ語で「王の列柱廊」の意味であるバシリケからきている。
これは、バリケードの語源でしょうな~

このバジリカは、もともとディオクレティアヌスの大浴場跡を利用し
建設されました。
設計者である、ミケランジェロはルネサンンスの巨匠でありますから、
古代ローマの建築物を非常にリスペクトしており、教会はその浴場の原型を
活かす形で造られました。

中に入ると・・・

外観からは想像もできないような、典型的なカトリック豪華教会です。

ただ、さすがに元銭湯。天井が非常に高く、だだっ広い。
映画テルマエ・ロマエを思い出しました(≧∇≦)/
日本で言えば、銭湯の富士山の絵のところに十字架を飾ったって感じ

しかしながら、なかなか見所は揃っている教会ですな~。

中でも興味を惹いたのは・・・このイエスの絵。

なんとも不思議な消え入るようなタッチの絵。おそらく、おそらくですけど・・・
復活後、あのおバカな弟子達の前に現れ「何を恐れているのだ?」とか
何とか言ってる場面?この絵は最近の作品ですが、とても不思議な感じに
しばし見入ってしまいました。

そして床にはとても面白い昔々の時計が

クレメンス11世が作らせたグレゴリウス暦をもとにした日時計&子午線。
1700年位に作られたそうですよ。
一年は365日、しかし正確には年々、ズレてしまう、それを
このビヨーンの子午線で帳尻合わせをしたそうです。
これがホントに、ビヨーンと続いていて惑星なども見受けられます。

公共浴場跡やローマ博物館へ通じる出口のところはちょっとした
中庭になっているのですが、そこにも現代の彫刻が。

古代の遺跡と現代の彫刻アートなかなか面白い教会でした。