先週に続いて、今週も東京からはるばるやって来ました。
板橋区の自宅から、能登半島の先っぽの蛸島まで片道約580km。
遠いです。・・・ほんと、めちゃくちゃ遠いです。
今回は高速道路を多用したので、先週よりも走行距離が長いです。
でも、時間と金と労力をかけてでも、デカいマコガレイが欲しい場合は、
蛸島はそれだけの価値のある釣り場なんです。
先週の能登島の鴫島のポイントも大変魅力なのですが、能登島では、
イシガレイが中心になるので、また次回に立ち寄りたいと思います。
そのまえに、先週の釣行以前から、私の腹の具合いが思わしくなく、
何か食べ物を口にすると胃腸が刺激されて、すぐにトイレへ駆け込む状態
が続いていたため、果たして長時間の運転に耐え得るかどうか?
とても心配でしたので、カッコ悪いことですが、大人用オムツを装着
しての出撃となりました。
今回の出撃は自宅から高速道路を多用して飛ばしてきたので、
20日(土) AM4:00には現地に到着しておりました。
毎回のことながら、遠洋巻き網船が戻って来て、漁協が作業していないか
どうか?を確認してからの釣り座の確保となります。
先週に来た時よりも網干し場に拡げられた網が無くなっていて、
岸壁がかなり広く感じられました。
昨夜の月食天体ショーを終えたばかりのまんまるお月様が、早朝の西の空に
残っていました。
この日の天気は下り坂の曇り予報で、北西からの風が強く吹くとのこと。
ここ蛸島は北西からの強風には、背後の能登の山々が遮ってくれるので、
安定した気候に恵まれました。
先週の南からの強風による悪コンディションとはえらい違いでした。
一週間経過するとこんなに違うのか?と思うほど、海面は穏やかで、
海水は透みきっていました。
この日のエサはアオイソメ3,000円分。
その他にユムシ弾10発、冷凍バナメイエビ、紫外線発光イカ短などです。
投げ込んですぐ、常連のフグ、それとピンギスがエサを齧り取ってゆきます。
気温7℃、無風ですがやたらと寒かったです。
クルマの中から暖を取りながら竿先を見つめていますと・・・
先週と同じく、あの飛べないカモメさんが近づいてきました。
このカモメさん、両羽を広げると右側の羽が半分しかなく、事故に逢ったか、
野良猫に襲われたのか? 飛べないので、エサを求めてヨタヨタと漁港内を
彷徨っています。
夜は何処で寝ているんだろうか?
これから寒い冬がやってくるのに大丈夫なのか? とても心配になります。
このカモメはカモメなりに知恵がついて、人に懐いて、釣り人が居ると、
自分からすすんで近づいていって、エサをねだる仕草をします。
今回は冷凍バナメイエビを3尾食べました。
早朝から30分おきにエサの交換をしながら、4本の竿を注視しておりましたが
昼まではボウズでした。
アオイソメやエビは奇麗に取られて戻ってきますが、ユムシは齧られず。
あくまでも目指すは40㎝マコガレイ。
カレイよ来い、カレイよ私に掛かれ、念じながら打ち込みます。
初志貫徹で淡々とエサを打ち込み続けました。
昼過ぎに正面に遠投した置き竿が三脚の上で飛び跳ねました。
カレイではなさそうでしたが、何か大きそうです。
竿を持って、空アワセを入れて、リールを巻き始めましたが
それほど重たくもなく、寄せてきました。
24cmの大きなキスでした。
潮が変わったか?
チャンスタイムかと思われましたが、ただこの1匹だけで、後が続かず。
代わりに、ケムシが掛かってくるようになりました。
ケムシが掛かろうとも、カレイが来ると信じて、午後からもアオイソメを
打ち込み続けました。
PM16:30
薄暗くなってきて、ちょうど残っているエサも無くなってきたので、
最後のエサ交換をして、完全に暗くなるまで放っておきました。
過去からの経験で、夕刻の薄暮の時間帯にカレイが食ってくることが
ありましたので、期待して放置しておきました。
PM17:00
片付けるために、期待を込めて竿を1本ずつ巻き取ってゆきましたが、
どの竿も空アワセを入れたときに、ズドーンとくる重さは感じられません
でした。
無念です。
でも、何か付いている。
18cmの可愛いチャリコ ↓ ↓
26cmのデカいキス ↓ ↓
フグに始まり、フグに終わる ↓ ↓
ここにはカレイはおりません。
おめおめと能登半島の先端から撤収してきました。
この日の獲物は・・・
たいへん寂しい結果になりましたが、
コイツらは日曜日の晩酌のアテになりました。
11月も後半に入り、気温も下がっているし、それに伴って海水温度も
下がっているので、近いうちに漁港内にマコガレイが入ってくると思います。
昨年末に、ここで釣り上げた抱卵した46cmのマコガレイの重たい感触が、
まだこの手に残っています。
今回に懲りずに、時間と金が許す限り、頑張ってトライし続けてゆこうと
思います。