【門間】
先週の土曜日(7月16日)は30度をはるかに超え、じっとしていても汗が出てくるぐらい暑い日でした。
そこで”涼”をもとめて、栗駒山の北方、中央火口丘である剣岳の北麓に位置する標高1,129メートルの「須川高原温泉」へ出掛けてきました。
自宅を11時に出発、泉インターから高速道路で一関まで(高速道路は、り災証明書をもらってあるので無料にしていただきました。実に快適)
一関インターで降り、厳美渓入口の道の駅で昼食、その後山道を約1時間で目的地に到着。
何となくひんやり
さっそく大露天風呂へ。
ほんとうに大自然を満喫できるお風呂でした。
須川温泉は徳川時代から湯治場として親しまれ、300年もの間、みつのくの秘湯として多くの人々の心をいつくしみ、人々の身体を癒やしてきました。
日本でも非常に希な強酸性温泉で、効能は胃腸痛・婦人病・呼吸器病にすぐれた効果があるとのことです。
須川温泉から手軽に深勝できる4つのコースを紹介します。
○須川温泉から約1時間30分で標高1,627メートルの栗駒山山頂に行けます。
須川温泉を出発して、昭和湖~山頂~栗駒草原~十七坂~お花畑~サイノ河原~須川温泉戻り
約3時間30分 8kmのコース おすすめです。
○ゆげ山めぐり
須川温泉~硫黄精錬所跡~剣岳中央火口~ふかし風呂~須川温泉
約1時間30分 3.7km
○天馬尾根コース
須川温泉~昭和湖~分岐点~展望厳頭~しろがね草原~秣岳~仁郷沢~須川湖~須川温泉
約4時間30分 8.7km があります。
自分に、家族に合ったコースが選べ楽しめます。
栗駒山は那須火山帯に属し、奥羽山脈の中央にあり、宮城・岩手・秋田県にまたがる休火山です。
山頂からの眺めは雄大で、鳥海山・月山・蔵王連峰、そして太平洋が望めます。
一帯には150種を超える高山植物、ブナの原生林に棲息する鳥獣たちと出会えます。
火山地獄、原始林、峡谷、湖沼、高原湿地帯などその景観の魅力は尽きることはありません。
ここで「温泉入浴」の虎の巻を3つ紹介しましょう。
※温泉へ行きたいけどどう選んだらいいの?
温泉を利用する目的には、休養・保養・療養の三養があります。
「休養」はストレスや疲れをとって気分転換することが目的なので1~2泊程度
「保養」は体力の増進をはかり病気を予防するために3日~1週間
「療養」は慢性痛を治したり、治療効果を期待するので3~4週間滞在が必要
こうした効果を考慮、あとは予算・交通・好みで温泉を選ぶと良いでしょう。
※健康のために効果的な温度や入浴回数は?
温泉は一般に、40℃前後の温度でゆったり入るのが一番です。
温泉成分の体内への取り込みが増加し、鎮静的に作用することで、よく眠れるようになります。
「回数」は1日1~2回多くても3回が限度です。
体温に近い温度での長時間入浴はそれなど危険はありませんが、42℃以上の温度では短時間の入浴を心がけましょう。
入浴前の”かけ湯”は、ぜひ実行して下さい。
※温泉から上がったあと、水で洗い流しちゃいけないの?
入浴後、身体についた温泉の有効成分は、入浴後も皮膚から吸収され、少しずつ体の中に浸透していくので、水などで洗い流さないのが有効です。
湯上がりは、柔らかいタオルで水分を軽くふきとる程度が最も有効です。
以上が”涼をもとめて”行った須川高原温泉での行動と得た知識です。