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”涼”をもとめて

2011年07月23日 | その他

【門間】

先週の土曜日(7月16日)は30度をはるかに超え、じっとしていても汗が出てくるぐらい暑い日でした。

そこで”涼”をもとめて、栗駒山の北方、中央火口丘である剣岳の北麓に位置する標高1,129メートルの「須川高原温泉」へ出掛けてきました。

自宅を11時に出発、泉インターから高速道路で一関まで(高速道路は、り災証明書をもらってあるので無料にしていただきました。実に快適)

一関インターで降り、厳美渓入口の道の駅で昼食、その後山道を約1時間で目的地に到着。

何となくひんやり

さっそく大露天風呂へ。

ほんとうに大自然を満喫できるお風呂でした。

 

須川温泉は徳川時代から湯治場として親しまれ、300年もの間、みつのくの秘湯として多くの人々の心をいつくしみ、人々の身体を癒やしてきました。

日本でも非常に希な強酸性温泉で、効能は胃腸痛・婦人病・呼吸器病にすぐれた効果があるとのことです。

 

須川温泉から手軽に深勝できる4つのコースを紹介します。

○須川温泉から約1時間30分で標高1,627メートルの栗駒山山頂に行けます。

須川温泉を出発して、昭和湖~山頂~栗駒草原~十七坂~お花畑~サイノ河原~須川温泉戻り

約3時間30分 8kmのコース おすすめです。

 

○ゆげ山めぐり

須川温泉~硫黄精錬所跡~剣岳中央火口~ふかし風呂~須川温泉

約1時間30分 3.7km

 

○天馬尾根コース

須川温泉~昭和湖~分岐点~展望厳頭~しろがね草原~秣岳~仁郷沢~須川湖~須川温泉

約4時間30分 8.7km があります。

自分に、家族に合ったコースが選べ楽しめます。

 

栗駒山は那須火山帯に属し、奥羽山脈の中央にあり、宮城・岩手・秋田県にまたがる休火山です。

山頂からの眺めは雄大で、鳥海山・月山・蔵王連峰、そして太平洋が望めます。

一帯には150種を超える高山植物、ブナの原生林に棲息する鳥獣たちと出会えます。

火山地獄、原始林、峡谷、湖沼、高原湿地帯などその景観の魅力は尽きることはありません。

 

ここで「温泉入浴」の虎の巻を3つ紹介しましょう。

※温泉へ行きたいけどどう選んだらいいの?

温泉を利用する目的には、休養・保養・療養の三養があります。

「休養」はストレスや疲れをとって気分転換することが目的なので1~2泊程度

「保養」は体力の増進をはかり病気を予防するために3日~1週間

「療養」は慢性痛を治したり、治療効果を期待するので3~4週間滞在が必要

こうした効果を考慮、あとは予算・交通・好みで温泉を選ぶと良いでしょう。

 

※健康のために効果的な温度や入浴回数は?

温泉は一般に、40℃前後の温度でゆったり入るのが一番です。

温泉成分の体内への取り込みが増加し、鎮静的に作用することで、よく眠れるようになります。

「回数」は1日1~2回多くても3回が限度です。

体温に近い温度での長時間入浴はそれなど危険はありませんが、42℃以上の温度では短時間の入浴を心がけましょう。

入浴前の”かけ湯”は、ぜひ実行して下さい。

 

※温泉から上がったあと、水で洗い流しちゃいけないの?

入浴後、身体についた温泉の有効成分は、入浴後も皮膚から吸収され、少しずつ体の中に浸透していくので、水などで洗い流さないのが有効です。

湯上がりは、柔らかいタオルで水分を軽くふきとる程度が最も有効です。

 

以上が”涼をもとめて”行った須川高原温泉での行動と得た知識です。

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