シムソンズ

マサト様は女子高生と交際してるんだあ。

うらやまし～。

でも、僕らぐらいの年代の男がそれをしたら即刻犯罪者？！

いったい、女子高生とお付き合いできる上限の年齢は何歳？


番茶も出花！

17,8歳は女の子が一番輝いている頃。

その時期を受験勉強や家業の手伝いばかりに明け暮れてしまうのは、

可哀そう。


やりたいことが何も見つからず、高校卒業後、郵便局か信用金庫に就職し、

札幌や東京にも行かず、幼馴染と結婚し、子供ばかりたくさん生み育てる。

そんな未来しか描けませんでした、加藤ローサちゃんは、

カーリングに出会うまで。


舞台は北海道、常呂町、冬は流氷がオホーツク海を覆う小さな町。

でも、なんとカーリングのメッカ。

小学校の体育の授業でもカーリングがあるくらい。


だからといって、町民みんながカーリングのプロというわけではない。

ローサちゃんも、真唯ちゃんも、七瀬ちゃんもドシロートだった。

唯一、藤井美菜ちゃんだけが小さい頃から天才として

新聞記事にもなったりしていた。

ネタバレしちゃうと美菜ちゃんこそが常呂町の英雄、

マサト様の彼女。

なんだ、僕と好みがかぶってるじゃん。


ごめん、ローサ。ふって悪かった。

そんなに泣くな。

お前もいつか、いい人が必ず見つかるから、、、。


SIMSONSというチーム名がお馬鹿でいい。

（あらすじ書くのは面倒なのでやめた。）

ほんとはSIMPSONSのつもりだったとは、

（C.C.レモンのコマーシャルをやっていた米国アニメ）

映画を観るまで気付きもしなかった。

「"P"が抜けてるぞ。」と大泉洋に指摘されても、

あくまで、初心を貫き通すところが、このチームの強さの秘密。


あと、エンディングが良かった。

平凡な映画で終わらせたくないという製作者の意地がかいま見えた。


☆☆☆☆


P.S.

松重豊さん、『東京フレンズ』に引き続き、

新人発掘役を演じてました。（地方テレビ局の記者）