「小間切れだね。」と嘲笑は覚悟しておりますが、今日も、又、その時のえもいわれぬ快感を書き表している文をご紹介しますか、その前に、今までの大変淫乱な文章をまとめて書いておきますので目を通してください。
“摩挲髀子上。一齧一快意。一勒一傷心。鼻裏痠虎。心裏結繚。少時眼華耳熱。、脈脹筋舒。”
<モモノアタリヲ ナデナスリ。 ヒトタビクチスヒ ヒトタビココロ ココロヨキ。 ヒトタヒイタキ ヒトタヒココロイタマシ。 ハナノウチ シュンセイト。ココロノウチ ケツリヤウト。シバラクアリテ メカガヤキ ミミアツク。 チノミチノヒ スチユルフ>
「ルビ」を書いておきますので、もう一度通してお読みいただけると、大変意味深な文だとお分かり頂けると思います。
さて、此の続きですが、
”始知難逢難見可貴可重<ハシメテシンス アヒカタク ミカタク タツトムヘク オモンスヘシ>”
と。要するに、このような文政の体験は、生まれて初めて知ったことで、もう二度と逢うことができないようなの大変有難い重々しく貴い体験だったと言っているのです。
たった十文字の中に込められた、これ以上のない最高な男の欣喜雀躍の心が十分にお読みとり頂ける文章だと思います。
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