”阿波母與 <アワモヨ>”ですが、「吾。私は」です。その後にある「モヨ」についてですが、これについて、今日も又、少々横道にそれて考えてみたいと思います。なお、これを本居宣長は「助辞」だとしております。この「モヨ」ですが、万葉集の最初にある歌に、「籠モヨ ミ籠モチ」がありますが、この「モヨ」と同じ用法の言葉ではないかと思い、念のために、契沖の「万葉代匠記」を開いてみました。我々が、その昔習ったのは
”籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち この丘に・・・”
ですが そこには驚くべき読み方が記されておりました。それを書いておきますので、ついでながらお読みいただけららと思います。
“・・・・是にては七字、四字、七字と三句によむべしいへども、古風を思ふに二句なるべし。上の句は、「こも」の二字を心に切やうににて、「よみこももち」までを一句によみ下句は「ふくしも」の四句を切るようにて、「よみふぐしもち」の七字をよみつづくべし。「こもよみ」とつづけて「こもち」とよみ、「ふぐしもよみ」とつづけて、「ふぐしもち」とよむべからず。・・・・”
とあります。どうでしょうかね・・・・「アワヨモ」とは何なら関係はありませんが、そんなことを正月早々に思いました。「くだらん」とお思いでしょうが???
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