恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

1.夏の陽炎

2008年08月22日 | 夏の物語
 君は私の事を覚えているだろうか。  あの夏の日、君はキャップをかぶって、道を歩いていた。  私は夏の光と君の歩いている姿を好きになってしまった。要するに一目惚れと言うわけだ。  今になって思い出してしまう事がおかしいと思う。この暑さのせいで頭が狂ったのだろう。  街を歩いていると、ショーウィンドゥに君が眩しそうに太陽を見ている姿がある。私が横を通りすぎると、君はいつの間にかいなくなっている。   . . . 本文を読む