恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

12.哀しい恋愛

2006年03月29日 | せつない恋
 「大好きです。付き合ってください。」私は、ベタな告白をした。何十回と言った言葉だ。ナオコは、好きな人がいるからと何度も断って来た。  三年間想っていたナオコから、ふられて一年くらい落ち込んでいた。そんな時になぐさめてくれたのが、同級生のサユリだった。  いつからか、サユリと付き合うようになった。  ある時、何の運命の巡り会わせなのか。サユリとショッピングに行ってて、たまたま、トイレの前でナオコに . . . 本文を読む
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11.春風

2006年03月28日 | 春の物語
 春一番の強い風が吹いている。この風が吹いたら、春になるのだろうか。  それにしても、温かくなったり、寒くなったりしている。こんな感じだと春という季節は訪れないのかと思う。  私はファミレスで彼女と話しをしていた。浮気がばれて、別れようという話になっていた。  一人暮らしの部屋に女を呼んだのが間違いだった。  彼女がベッドの上やトイレや台所など、くまなく探していて、やっと出たのが化粧水のビンと使い . . . 本文を読む
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10.大人の恋

2006年03月22日 | 大人の恋
 この気持ちは何年ぶりだろうか。  私が恋人になりたいと思う女の人が目の前にいる。私のすぐ隣にいる。彼女の顔を見ると、せつなくて、ただ胸が押し潰されるくらいに苦しくなる。  彼女は私の顔を見ると、すぐ笑う。私の顔がおかしいのか。恥しいのか。ただいつもクスクスと笑っている。  彼女の笑顔が素敵すぎて、私にはもったいない。  笑顔を見ていると、今日一日の嫌な出来事が吹き飛ぶ、永遠に見ていたいが、私が目 . . . 本文を読む
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9.恋する気持ち 3

2006年03月12日 | 物語
 ナナコに告白をして、一週間が過ぎた。毎日顔を合わせているが、中々答えを聞き出せなかった。  ナナコも私と顔を合わせるのが辛そうだった。辛いなら答えてくれたらいいのに恥しいのだろうか。  今日、思いっきって聞くことにした。いつものように仕事が終わってから、玄関の前で待ち合わせをしていた。  「お疲れ様。この前の返事を聞きたいんだけど。」  「あれから色々と考えたんだけど、私達やっぱり友達でいましょ . . . 本文を読む
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8.恋する気持ち 2

2006年03月06日 | 物語
 スズメの鳴き声が聞こえて来て、目が覚めた。周りを見渡すと、自分の家ではなさそうだった。手を伸ばして欠伸をしていると、布団の中からナナコが寝返りをうっていた。ナナコは、上半身下着姿でいた。私の方も上半身裸だという事が今になって分かった。  私は驚いてトイレに向かった。鏡を見るとひどい顔をしていた。昨日の記憶がまったくない。あれから、どうしたんだろう。  トイレの鏡に向かって考えていると、三人で居酒 . . . 本文を読む
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7.恋する気持ち 1

2006年03月04日 | 物語
 何をしても彼女の事で頭が一杯だ。  本を読んでいる時も、映画を見ている時も、友達と遊んでいる時も、ご飯を食べている時も、トイレに行っている時も、彼女の姿を思い出して行動が出来なくなってしまう。  たえ間なくため息が口から出てくる。彼女の笑顔が目の前に現れ、何か囁いてため息と共に消えていく。   彼女の姿を思い出すと、せつなくて、苦しくて、わーと叫びたくなるような気持ちになってしまう。  本当に胸 . . . 本文を読む
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