恋愛ブログ

世にも不思議な物語。
出会いの数だけドラマがある。
一日一話愛の短編物語。
〜ショートストーリー〜

6.祭りのあと

2018年08月02日 | 夏の物語
 花火の賑やかさも落ち着き、屋台の人たちも暖簾を下ろしたり、後片付けをしている。  生暖かい風が吹いて、祭りのあとって、いつも切なくなってしまう。  ヨウコを探していると、サトルを見失ってしまった。  それにしても人が多すぎである。  駅の方に歩いていると、浴衣を着ている女の子二人いた。一人は、祭と書いてある団扇を帯にさしている。  後姿がヨウコに似ている。走って前に見に行く。  「おー。ヨウコじ . . . 本文を読む

5.祭り会場

2018年08月02日 | 夏の物語
 祭り会場に着いたのはいいが、人が多くて、ヨシオと途中ではぐれてしまった。  先にヨウコを探しているのかもしれない。  【ここから先祭り会場入り口】という看板を通り、中に入ると、当たりくじや焼きそばなど屋台がずらっと並んでいて、プーンとたこ焼きのソースの焦げた匂いがしてきた。  ドーンドーンと海に近い奥の方で、花火が上がっている。  真下で見る花火は、迫力があり、綺麗だった。  ボーと夜空に咲く花 . . . 本文を読む