6.故郷 2009年01月07日 | 家族 周りは田園風景が広がり、正月の賑わいもなくなりはじめていた。 親父と口喧嘩して、家を出てから丁度10年になる。 あの時は、何であんなに啖呵をきっていたのだろうか。 就職も決まらず家でフラフラとしているから怒られて当たり前の事なのだが、私は若かったし、親の言う事に逆らいたい年頃だった。 今考えたら、親父の優しさだったとつくづく思う。 親というものは、いくつになっても子供の心配をしているも . . . 本文を読む