12.お母さん 2020年04月27日 | 家族 都会から、久しぶりに故郷に帰って来たのはいいが、母の様子がおかしかった。 家の鍵を閉めたかどうかを何度も聞くし、鍵の場所も何度も探している。 父は、物心ついた時にはいなかった。私が小さいころ愛人と逃げたようだった。母には父親の事を色々聞きたかったが、知らぬふりをしていた。 母一人で、私を育ててくれたのはよかったが、子供の頃から迷惑ばかりかける娘だった。 暴走族の総長と仲良くなり、バイクに . . . 本文を読む