ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

春燈

2020-04-24 08:17:55 | 俳句
  のら猫の母恋しいと春あかり

週一度の俳句番組は欠かさず見てるけど俳句詠まなくなりました。でも、今回の放送でまたボチボチ句作しようと思いました。はじめての句会入門の説明で、参加したいけどほとんどの人がおそれ多い、敷居が高いと感じるそうで、そんなことはないと言う説明でした。私も、ずっと俳句番組を見ながら、先生方の言葉への厳しさ、感覚の鋭さに凄いなー怖いなーとすくんでました。参加でもしたらめったギリされるんではないかと。ところが句会でそんなことなくて、まづ第一に選ばれた俳句についてのみの批評で、例えば最初から下手で選ばれない句は取り上げられないとか。これっていいですよね。演奏批評でも、すでに選ばれたトップ10にさらに批評をえられることは厳しくても名誉でもありますよね。

今週の季語は春燈(春灯、春あかりとも)でした。自称フーテンの野良猫たる私、何故か老人介護施設に入ってる母に急に会いたくなり泣きたくなりました。去年会いに行って、どんな場所かも見て、スタッフの方々にもお会いして安心しましたが、最後の日、手を振った姿が思い浮かびます。それで一句浮かびました。

コロナヴァカンスもそろそろ終わりに近づき、来月から徐々にお店が開きます。学校も感染のない地域から開校予定ですが未定です。今日、コロナウイルスの性格について、ロックダウン解除に向けお医者様がとても分かりやすく説明しました。

ウイルスは感染したくて人間を探しまわるんだそうです。だからロックダウンで人がいないと感染できなくて消えるんだそうです。鬼が人を食べたくても厳しいロックダウンで入れず飢死するみたいなもんでしょうか。また、子供や若い人はウイルス抗体ができ感染パワーダウン。特にこどもの肺は成長途上にありウイルス感染が少なく回復も早く、それゆえ政府は学校再開を考えてます。問題は子供が持ち込んだウイルスが家族に感染しないかという不安です。

老人介護施設での離職者が後をたたづ、ついにカナダ軍隊医療班が派遣されました。さすが戦地での救助活動を行うスペシャリスト、お医者様が規律正しく実践効果が優れ素晴らしいと話してました。首相は老人介護のための医療班ではないのでいつまでもあてにするなと言うようなこと言いました。(内心、今が戦争状態なんだよとツッコむ)。多数の死者を出した原因はコロナウイルスのみではなく、多くは脱水症状と食事を取れなかったことだと分かりました。つまり、一口一口づつ食べ物を食べさせ、お匙一杯づつお水を飲ませる看護師が圧倒的に足りない。そうこうしている内に口を開ける気力を失い衰弱し亡くなられた方が多いそうです。

コロナ討論で、誰が悪いのかと犯人探しではなく、これまでの老人介護施設政策の失敗だった、これからますます加速する老人社会にどう対応するかが政府の課題と言いました。少子高齢化で税収入は厳しくなるばかりです。



今日のランチは、無水で焼いた野菜とナンプラーとレモンで味付けした鶏肉を乗っけたクスクス。おやつは夫の好物のレーズンと押し麦のクッキー。4、5日持つはずが隠しておかないとあっという間になくなります。以前は捨ててた不味くなった残り物のコーヒーに豆乳を加えコーヒー牛乳味に。先々のこと考えて食品ロス激減です。



散歩はきちんと3回、午後3時は1時間ハーハーしながら歩きましたが爽快。できればレストランオープンして欲しい。少しでも働いてお金貯めて母に会いに行きたい。そう思えば、即働けるよう体力付けようと思います。といってもレストランの50パーセントは廃業かもと言われてます。どうなることやら。

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