ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

菜の花に家出娘が隠れ居り

2021-04-21 22:42:59 | 菜園
今週のNHK俳句季語は菜の花 4月から新しい講師陣を迎え俳句の奥深さにいつまでも入門編でウロウロしてる私は感動しています。菜の花の思い出は中学生時代 夜 家族の誰かと大喧嘩かなんかしたと思うけど家出したことがあります。家出先は一面の菜の花畑。花に埋もれながら見上げた空は朧月 ああ私は歌の世界に居ると春の夜に包まれる幸福感を味わっていました。そうこうしているうちに怒っているのが阿保らしくなり自分で帰宅したのか家族の探す声に応えたのか定かでないけれど数時間という呆気ない家出だったのを覚えています。

昨日今日明日と3日連チャンお休みで菜園のお掃除続行。 カンボジアレストランでのように単純肉体労働世界で働くだけだったらアリさんやミツバチさんもしていること やめて大正解。 やはり人間である喜びは働く以外に色々あります 蟻も蜜蜂も俳句興味ないし 菜園だって蟻さんも蜜蜂さんもしません。毎年一番に花開くのは可憐なチューリップ 去年植えたイングリッシュデイジーがこれも可憐な花をつけました。掃除しながら今年はこうしてああしてと思い巡らす楽しさは年々増します。



東北大震災前から福岡正信さんの影響もあり未来は農業という思いがあり それで芝生一面の裏庭の開墾に入ったのですが 今日も菜園に降り立つ小鳥達と一緒に働きながら これからは長時間労働のきつーい農業のイメージが変化するべきだし実際に変化しつつあると実感してます。先日テレビで新しい農業法人のルポがあり コロナで失職した旅行業界 IT関係等 いろんな分野から集まった方々が新しい農業のあり方を模索し各自の専門分野を農業振興に生かしつつあり 若い世代の逞しさに頼もしさを感じました。一人の旅行店で働く女性は時短で収入激減の中 午前中4時間だけ朝7時から11時までトマトの収穫 午後は本業にと 二足の草鞋は安心感があるとあると話してました。日本の高齢化は劇的で3人に一人が高齢者時代は目前です。老人だってまだまだ働けるんです 一日4時間程度の農業労働だったら健康によし 認知症予防によし 医療費削減に貢献すると思うのですが というのも これもルポルタージュで ある老人施設のご老人の皆さんが90パーセント近くの食費を施設農園で自給自足してるという番組を見たことがあります。また コロナ以前 人材確保に悩んだ製造業者の社長さんが 朝公園でぶらぶらしてる高齢者の方々に目を付け 人材募集60歳以上という広告を出し人材を確保し ゆるいシフトで経営者従業員ともウインウインの効果を挙げているルポを見ました。老人力を活かせる道というのがあるのではないかしら。

さてケベックのワクチン接種率はこれまでほぼ30パーセント 今週から45歳以上までが対象になります。夫は先週55歳以上対象でワクチン受けました。義家族メンバーで49歳の義弟を除き55歳以上10人全員の接種が終わりました。感染率の高いケベック市とモントリオール市では24時間体制で接種を行うという強硬策に出たおかげで感染者は抑えられています。

5月転勤予定の甥が3月31にトロント入りし未だホテルで隔離生活です。入国してすぐにコロナ検査で陰性 2週間後の隔離の後再度の検査があり結果待ちですが時間がかかってるとのこと。オンタリオ州は医療崩壊をおこしておりケベック州に医療従事者派遣の要請がありました。

医療従事者の方々の過酷な現状をテレビで拝見するたび なんと恵まれていることかと思い知らされ仕事でのあれこれなど全くお話にならない瑣末なことに思われます。今日は休日2日目 疲れてないので冷凍食品作ったり縫い物したりとアリさんやミツバチさんができないことします。

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