ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

ノー天気でいいのか

2020-04-05 08:03:01 | 暮す
 スーパーオープンは朝の8時。考えることは同じで8時前に既に10人ほど並んでた。入り口前に人と人との距離を取るようX印が示されており誘導係のサインで一人づつの入店、入るとすぐに消毒係が手にシュッと吹きかける。お客様の中にはビニール手袋をしておられる方もいた。

 新聞にビルゲイツが今回のウイルス世界拡散を予想していたとの記事があり、彼の講演をYOU TUBEで見れます。どうしてこのような予見をすることができるんだろうと不思議。これからの戦争は大掛かりな兵器でなく、ドローンとか、ナノテクノロジーによる目に見えぬ人工細菌投下などにシフトして行くじゃないかと思わされます。新聞のタイトルは「見えざる敵」。



 記事でもう一つ、年金が25パーセントカットになるかもしれません。夫は心配していた事が現実になるかもと言いました。その時は車をやめましょう。バスと徒歩で十分用足せる場所に住んでてラッキーと思いましょう。むしろ早期リタイアし、年金のおかげで遊べたことに感謝しましょう。日本人は地震、津波、戦争と災禍を潜り抜けてるから強いなーとお褒めの言葉。食べる物がないというところまでは抵抗力あるけど、明治、大正、昭和初期生まれの人達の暮らしぶりを聞いて育ち覚悟はしてるつもりでも、どこまで前向きに耐えられるかわからない。植物のように光と水のみで生きれる身体に突然変異すればいいけど。

 さて将来に備えて大豆を煎ってきな粉を作りました。ちょいちょい作ってるのですが超簡単。濾して残ったのはスープに入れます。ケベックはリンゴがとっても安いのでシュトウルーデル作りました。アップルパイより簡単、まだまだ改善の余地があり気に入らなかったのですが夫が美味しいとパクパク、舌がC級レベルで楽チンです。



 だいたいの生活リズムが出来上がってきたのですが、何故か午後2時になると睡魔に襲われ昼寝するようになりました。3時ごろ起きて1時間ほどの散歩に出かけるともう夕食の支度時間。二人とも太ったので、ここはダイエット夕食にしてスムージーのみ。ブルーベリー、豆腐、バナナにあれこれ天然ビタミン粉末を入れたもの。夫から、お前はノー天気で毎日楽しそうだなーと言われました。



 肥満に関するケベックジョークは、

コロナ太りした一人の女性が体重計に乗ったらピピーとセンサーが反応しロボットの声がしました。二人並んで乗るのは禁じられてます。一人づつ順番に乗って下さい。

静かな日

2020-04-04 05:34:24 | 暮す
 家のあちらこちらに春の光が降り注いでいる。日中なのに全てが眠りについたかのような静かな日。昨夜、久しぶりにモントリオールのお友達からメールがありお電話しておしゃべり。親思いの娘さん夫婦が一人暮らしの母親のためにわざわざバンクーバーから引越ししてきて、お孫さんにも恵まれ、息子さん夫婦もすぐ側に住んで居られ、お仕事も順風満風、去年はイギリス旅行といつもパワフル、が、お話を聞いてびっくり。2月から先週まで入院しておりつい先日退院され、やっと口が開けるまでに回復されたとのこと。持病が悪化し救急車で運ばれ血圧が200まで上がり、長い間服用のお薬の影響もあって心臓が破裂しそうで死と向き合う覚悟されたそうです。もっと驚いたのはコロナ感染を疑われそちらの病棟に移され検査づくめだったそうです。それが宇宙服みたいに完全防備のスタッフがやってきてねと、、、いろいろ当時の様子を再現してくれたのですが思わず笑ってしまいました。SFの世界ですよ。重症患者のお部屋に移され、お隣のベッドに入院してる若い女の患者さんが毎晩泣くんだそうです。難病で、恋人にも去られ、、、院内はコロナウイルス患者さんが次から次と運び込まれ、あなた戦事状態よとのこと。てっきりハッピーライフかと思ってたと言うと、小さいお孫さんへの感染を危惧して(というより肉親すら家族が集まること禁じられてます)面会ゼロ、食料はドアの前に配達、洗濯物もドアの前に置いてクリーニング屋さんが持って行き、下界と完全シャットアウト。8階に住んで居られ、空ばかり眺めてるそうです。日本でのワークショップ、コンフェランス、トロントでのコンサート、全てキャンセルになりました。何してるのと聞かれてサヴァイバルのために色々考えて、この年でケベックの農場は雇ってくれないと思うけど幸いにもレストランオーナーの畑で働けるから万が一ということがあれば冬用の食糧を確保できると思うというと、早すぎない?と言われました。

 北極圏の氷が解け、いままで住んでいた島が消えるとのことで住民の移動が始まりました。ケベックでも年々、河の水位が上がり、暴風雨が力を増し、水害や、真冬でも停電するニュースが毎年あります。私たちだって例外と言えないと思う気持ちあります。備蓄しておいて損ないもの。夏は昔の人のように冬支度します。

 おこもり生活でドメスチックバイオレンスが増えてるとのこと。こんな時こそ、安い食材でも美味しく食事すればおいしいねと言って心和むかもしれません。毎日、少しお洒落して、お化粧してネックレスやピアスしてダラけないようにしてます。それでなくても皺々婆ちゃんがパジャマでドヨーンとしてたらゾンビですよ。

 今日の昼食は、昨日のラーメンスープに使った鶏肉にニンジン、生姜を加えて炊き込みご飯、煮干しに海苔混ぜて煮て佃煮、冷凍してあったワンタンにたくさんの野菜を入れたスープ、去年作った自家製梅干し。1KG太っても体が重く感じられるので元に戻したいです。

 昨日、アマゾンから届いたBIOのタネを早速育苗。雪がどんどん溶け始め、ああ早く外で庭仕事したい。。



行方がわからない

2020-04-03 07:49:54 | 暮す
 日に日にコロナウイルス対策が厳しくなる。どのスーパーも地球環境のために買い物ビニール袋を廃止しますが謳い文句だったのに、今朝スーパーに行ったら再利用する個人の買い物袋はコロナウイルス付着の危険があるのでスーパーが用意したビニール袋のみ使用可とのこと。レジの前には買い物客との接触を避けるため大きなプラスチックのような厚手の透明板が置かれてます。感染は広がってますが老人介護施設でのクラスターが原因。ケベックは他の州に比べてラッキーじゃなかった。というのも春休みはたくさんの方がヨーロッパ旅行します。スペインやイタリア、フランスは同じラテン系故、身近な旅行先。ですから旅行帰国者がウイルスを持ち込んだケースが多いんです。ジャーナリストたちは首相を良くやってると評価。人工呼吸器は既に1万個用意されてます。モントリオールの浮浪者はホテルなどに収容されています。お隣のアメリカ、ヨーロッパに比べて早急に手を打ってもウイルスは拡大してます。

 食料買い出し(と言ってもスーパーは家の真前ですが)と散歩以外は家に篭りっぱなし。編み物が集中を要する作品なのでコロナのこと忘れてしまいます。明日はゴミの日なので断捨離。迷うときは決心がつくまで寝かせておきます。そうしてる内に吹っ切れる日がくるんですね。

 キャベツに飽きたと言うのでラーメンにしました。スープに使った豚肉は焼いてチャーシュー代わりに、昆布は小さく切って大根と合わせなますに、煮干しは明日にでも甘辛く煮て佃煮に、鶏肉は細かく刻んで炊き込みご飯に、と、無駄なく使い切れます。チーズケーキ食べきれないのでお隣さんへお裾分け。ご夫婦ともグルメなので夫が、お口に合わなかったら遠慮なく捨ててくださいと一言申し添えたとのこと。毎週一度はレストランや観劇にコンサートにとお出かけするご夫婦、奥様がデプレッション気味だとのことです。夕食は、夫が1、5KG体重増加でビスコットとムール貝缶詰と野菜のサラダ、デザートはレーズンのみ。私は、こんなこと言うと自粛しなさいと叱られそうですが楽しいです。毎日あれもしたいこれもしたいの半分もできず時間が足りないくらいです。体力落ちてるし、昼寝1時間するようになったしさ。

 こうして書いてるブログ、3ヶ月後半年後に、あの頃どんな暮らしだったかなと懐かしく思い出すんだろうか、それとも事態はこれ以上に悪くなってるんだろうか、行方知らず。









 

 

オカルト

2020-04-02 18:36:17 | 読む
 神秘体験は誰にでも一度や二度はあるもので、私も小さい頃から、また今でも滅多にないけれど不思議な体験があり、夫からは「お前は怖いところがある、魔女じゃないか」と言われる。日本にいた時、そっち系(オカルト)の方々から修行してそっち系の道に進むようお誘いを受けたこともある。が、根が俗人なのでお断り、それでも密かにそっち系の本を読み続けている。今、こんな状況になってざっと思い出すのはミシェルデマルケ、木内鶴彦、木村秋則の三方。昨日、あちこち本を探したが見つからない。そういえば断捨離をした時、当市でこれも密かにスピ系が好きな女性に引き取ってもらったような気がする。

 上3人も地球終末がさほど遠くないことを語ってる。実は木内鶴彦さんの講演会に帰国時、参加しました。正直言って少しがっかり。本に書いてあることの繰り返し。講演会の後の食事会で今でも記憶に残ってるのは、「昔はりんごを落っことしてもズボンで拭いてそのまま食べたものさ、今は汚いだの不衛生だのと言って無菌をよしとするが逆に人間の免疫力を落してる」とおっしゃったことです。金沢での講演で、観光も兼ねて私は宿を取りましたが、東京から参加した駅に向かうサラリーマンの方と方向が同じなので歩きながら少しおしゃべりしました。この方は木内さんの本に偶然に出会い、長野へ移住し半農半Xを考えており資金準備してると話してました。 

 今、読んでるオカルト本は浅見宗平著不思議な記録シリーズのソロンの預言書とカタリ派の輪廻転生の記録です。信じる信じないは別にして、あなたの知らない世界、古史古伝として読んでます。人類の歴史は5、6千年どころか何万年前、何億年前に遡るんですもの。ロマンですよ。

 昨日はキャベツシリーズでシュークルート作りました。白ワインがないのでワインなし、ニンニクを切らしてたのでニンニクパウダー、じゃが芋の代わりに残っていたサツマイモ。おやつは定番のチーズケーキ焼きました。いつも使うフィラデルフィアは2倍の値段、それで無名のクリームチーズが250円ほどで手に入りました。今んとこ、ケーキ作りは500円以内を厳守してます。さて、今日は何をしようか。キャベツシリーズ番組が昨日もあり、今日もキャベツです。キャベツは重宝します。珍しく4時半起床。気持ちよい。



崩壊学 COLLAPSOLOGIE

2020-04-01 08:53:55 | 雑誌雑読
 哲学者や芸術家は時に未来を予見するという。2020年2月号の雑誌フィロゾフィーは崩壊学で、あなたはこの世の終わりを信じますかと問いかけてます。2月発売なので、まだコロナウイルス出現の前に編集されていた事になります。けれど内容はまさしく現状況を予言したもの。読まなくとも、じゃどうすれば良いかは、最悪に備え生き残るために、自給自足、小屋暮らし、帰農等々、聞き慣れてることなので目新しいことないと言えるけど、以下の部分を読んだ時、それが現実となってることに目を止めざるを得ませんでした。
 
「、、、もし明日、パンデミックが1918年のスペイン風邪のように何千人、何百万人と死に至らしめるような事になれば怖ろしい危機となり、皆が恐れ、家に閉じこもるだろう、、、私は今の社会は病気だとよく耳にするが、かつてないほど現代人は健康だし、長生きしてるし世界で飢餓は後退してる。問題なのは私たちは苦しみを受け入れる準備をしてない事だ。私たちは、真の恐怖を知らずに快適さの中で暮らし、恐怖を見ないようにしている。その結果、小さな問題がやがて壊滅的な事態を招くに至るだろう」

 ケベックで感染者がゆっくりですが増えてます。政府は8000の病床を用意してあります。義弟の職場で二人感染が発見されました。感染テストが進めば進むほど増えるけれど、早期発見が急がれます。看護婦をしている友達とシェア暮らしをしてるスーパー勤めの姪が医療従事者の感染が怖くなって実家に戻りました。

 おこもり暮らしでも生活するになんの不自由もありません、スーパーにはいつもの如く何でもあるし、テレビもネットもあるので芸能娯楽観賞にことかきません。家に居ればのんびりお気楽なリタイア生活です。でも、万が一のことなど考えます。今の生活が良くなるというより悪くなったらと想定し、馬鹿みたいなんだけどあれこれ考えます。

 NHKの料理番組でキャベツ使い切り料理が2日にわたって放送され早速作ってみました。ケベックで昔からキャベツは安い。硬い葉から芯まで全部使い切るお料理で大助かりです。なんてことない簡単なレシピなのに美味しかった。漫然と見てた番組、ケベックでも安く手に入る食材料理を、あれもいけるこれもいけるとメモしてます。半地下に、1ヶ月分の食料と生活必需品を少しづつ準備してます。牛乳が手に入らなくても豆乳をつくれるので大豆は多めにとか、小麦粉やお米、缶詰など。それにしてもロン農園さんの暮らしで羨ましいのは井戸がある事。今、何が一番欲しいですかと問われたら井戸ですよ。